12月26日、野党の民主党の議員多数が合法な手段で
国会の議事場に入り込んだ後、議長席を占拠し、議場
の出入り口を内側から閉鎖して椅子などでバリケードを
築き、入場できなくして立て籠もりました。
争点となっていた自殺者まで出たネット上での誹謗や
噂、でっち上げ記事の投稿などの排除や取締りに関する
ネット上で日常的に行われている投稿や書き込みを
規制する法律を巡っての対立が発端とされています。
日本以上にネット社会化している韓国では、行きすぎた
ネット上での行為で犠牲者まで出しているために、一定の
枠をはめて管理をしようとする目的のようですが、野党の
民主党にとっては政府批判までもが対象とされる言論
の統制につながるとして対立が激化していました。
28日に政府は年内に85件の法律を通すとの方針を
めて発表し、議会の再開に備えて、衛視を使って議場を
占拠している民主党員を排除する方針を発表しました。
タイの国会のように、議場が占拠されれば、別の適当な
場所を選んで議会を開けばよいという訳には行かないのが
韓国のお国の事情です。
憲法で、議長が本会議場の議長席に座って案件を処理
しなければならないと規定されているからです。
2008年は与野党議員の力と力のぶッつかり合いによる
騒動や乱闘で年を越しそうだと、国民は嘆いています。
3月危機までささやかれる韓国の外貨・財政事情の中
新年度に備えた、庶民生活に欠かせない多くの重要な
法案までもが、議場封鎖という強硬手段でたなざらしに
なっていることは不幸なことといわざるを得ません。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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