大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

青蔵鉄道

2008年12月04日 | Weblog


    


中国青海省の省都、西寧からチベットへ向かう鉄道

敷設工事じゃ1958年に始まり、標高2800m以上の

海西モンゴル族チベット族自治州のゴルムド(格爾木)

まで鉄道が通じたのが1979年でした。

2001年に入って、ゴルムドからチベットのラサまでの

延長工事が始まり、1145Kmの青蔵鉄道が開通した

のが2006年7月でした。         

観光客を呼び込む観光資源としては最高の沿道の

風景と秘境、ラサの情景ではあっても、チベットは厳戒の

地で、自由に訪れることが出来る観光地ではありません。

観光客を受け入れに備えた、サービス業務や施設などの

ほとんどが漢民族に独占されていて、チベット人には

付入る隙がない状況です。

2007年度では、ラサの人口は35万人ほどで、その内

漢民族が20万人を占めるという漢民族化が進んで

しまっているのです。               

1959年に中華人民共和国によって併合されるまで

チベット国として存在した辺境の大地には、もう一つ

不幸なこととして、膨大な量の石油資源や、時代の寵児

レアメタルを含む金属鉱物資源が眠っていたことでした。

青蔵鉄道の敷設は、この金属鉱物資源などを開発する

ことが主目的となってきたのです。

そして、いま更に次なる石油資源を求めて西への延伸

計画が進められています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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