大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

韓国 今度は3月危機説

2008年12月14日 | Weblog


      


最近韓国内のネット上などでは、来年の3月危機説が

流れていて、政府が打ち消しに躍起になっています。

政府当局が、市中の不安の解消に備えて、直々にネット上

で不安が無いことを説明するほどの事態だといいます。

内容は、日本からの借入金のうち9%に当る約11億

ドル(約1000億円)の返済予定が1~3月にあり、

日本の金融機関が融資の回収に当っているために、 

金融市場の流動性が失われて危機に陥るというものです。

確かに、韓国の外貨事情は月を追うごとに悪化しており、

11月末現在でも、2005億ドル(約18兆4000億円)

と前月比で117億ドル、5.5%外貨準備高が減少。

年初より、617億ドルと25%近く減少しています。

今月に入って2日に40億ドル、9日にさらに30億ドル

の通貨スワップ(交換)をFRB(米連邦準備理事会)との

間で行い、外貨市場での外貨不足緩和に備えるために

ドルを調達してしています。        

さらに深刻なのは、1日に発表された11月度の輸出額が

292億ドルと、前年同月比で18.3%も落ち込んで

いることです。

中国の27.8%マイナスが大きく、日米向けとも大幅な

減少で、自動車、半導体や通信機器での不振が際立って

います。                  

大幅なウオン安にも関わらず、通常なら増えるべき輸出が

逆に大きく減少しているところに深刻さがあります。

ウオン安が外貨増に結びついていないことは韓国の

経済と財政にとっては、今後、一層の下振れの要因に

なると懸念されています。          

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