国会では、アフリカのソマリア沖で頻発する海賊行為を
封じ込めるために、国際社会と強調して、自衛隊の派兵
に備えた、ソマリア沖自衛隊派兵特措法を巡って
紛糾しています。
昨年からでもすでに25隻余の船が乗っ取られていて
200人以上が人質として拘束されています。
ソマリアはアフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸の東端に
位置して、インド洋から紅海に入る入り口に当ります。
スエズ運河を通って地中海に抜ける大動脈を押さえる
重要な拠点になります。
国が破綻してしまっているソマリアでは、幾つかの勢力が
連合して、暫定政府を形作っていますが、実効支配地域は
首都のモガディシオ周辺だけで、国内の過半は反政府
勢力の支配下になっています。
無政府状態の状況下に置かれている国民の一部が
武装勢力となり、生活手段として海賊行為を働いている
のが実情です。
海上交通の安全確保に備えて、国際会議も度々開かれ
国連安保理でも海賊行為の取り締まりに必要な行動を
ソマリア領海内で取れると決議をしています。
しかし、現実には海賊の拠点となる港湾は複数個所存在し
海域は、平均の巾が50Km以上もあり長さは1500Km
にも及ぶ広さです。
海賊達にとっては今や、海賊行為による身代金は、地域を
支えるために不可欠な地場産業のような存在になって
いるとさえ言われています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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