将に戦国時代さながらの弱肉強食の厳しい戦いが日夜
繰り広げているのが中国の自動車産業界です。
国内の販売台数は、今年度は1000万台達成が予測
されていたのですが、金融危機の影響などで落ち込み
今年度の達成は難しそうです。
一方、自動車大国のアメリカでは10月以降、金融危機
による影響で、自動車ローンを組むことが困難になり
ビッグ3を初め、大手メーカーは30%を超える大幅な
販売台数の減少を記録していて、国内販売台数で
中国に迫られそうです。
中国では毎年2ケタ台の新車販売台数の伸びを記録
してきましたが、予測されていた今年中の1000万台
達成は、困難な様相になってきました。
8月の北京オリンピックまでは、前年比プラスの販売
台数を記録していましたが、8月から失速して伸びが
鈍化しています。
ガソリン価格の高騰に加えて、中国では株式市場や
不動産市場での下落がオリンピック以前から顕著に
なっていたためと、オリンピック開催に 備えて導入された
北京市内と周辺地域に対する交通規制が影響しています。
08年度は、販売台数の伸びが、10年ぶりに2桁成長
にはなりませんが、ガソリン価格の高騰や金融危機の
影響で販売台数を急減させている日米欧のマイナス成長
に対して、5%程度の成長は確保されそうです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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