大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

美しい花には毒が

2008年12月23日 | Weblog



    
 


クリスマスを目前にして、ポインセチアの花が街の中の

いたるところに飾られています。

お正月に備える飾り付けが門松やハボタンなら、クリ

スマスは、今やポインセチア一色です。

日本でこれほど普及してきたのは、今世紀に入って

ピンクや、白、斑入りなどの多彩な園芸種が開発されて

店頭に並ぶようになってからでしょう。       

もともとは、中南米原産で1825年ごろに、アメリカの

初代のメキシコ公使であった、J.R.ポインセットが

メキシコから持ち帰って広めたのがはじまりだそうです。

メキシコでは、赤い葉の色から、キリストの血の連想で

「聖夜」という名前で呼ばれています。

クリスマスに好んで飾られる条件を備え
ているのですね。             

赤や白に色付いている部分は、ハナミズキと同じく苞で

花の部分は中央にあり、花びらはありません。

面白いのは幾つもの小さな花が集まっていて、それぞれが

雌蕊を中心に雄蕊が取り囲み、傍らに腺体と呼ばれる

密が出てくる突起を備えていることです。

この密は舐めると甘いそうですが、決して人間は舐めては

ならない毒のある密です。            
      
ポインセチア全体に、ファルボールとユーフォルビンと

呼ばれる成分を含んでいて、皮膚炎や、下痢、ひどい時は

痙攣を引き起こすといいますから要注意です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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