アメリカのニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)
で取引される原油の先物の取引指標のWTI(アメリカの
西テキサスで産出される、ガソリンが多く抽出される
高品質の原油)の1バレル当りの価格が$50前後
にまで値下がりをしています。
高値の1/3近い価格です。
これは、ガソリンの価格が値下がりを続けて、ついに
1ガロン当り、$1.892と高値の$4台の半分以下に
なっているからです。
クリスマスを一ヵ月後に控え、国民にとっては大きな
プレゼントになりました。
しかし、一方のサブプライム問題の震源地となった
住宅業界は、かってない暗いニュースが報じられました。
19日に商務省が発表した10月度の住宅着工戸数が、
50年余り前に統計を取り始めて以来、年率換算で
79万1000戸となり、前年同月比38%減でした。
ローン社会のアメリカでは、金融危機によって、銀行の
貸し渋りがひどくなっている上に、信用収縮で積極的な
ローンの機能が働かなくなっているからです。
加えて、手元に住宅購入に備えた資金を所持している
人々が少ないところへ、住宅価格も値下がりを続けて
いるため様子見をする人も多くなっています。
特に、大西洋側になる東部地域での落ち込みが甚だ
しく前年同期比では、31%の落ち込みとなっています。
西部地域や南部は堅調なようですが、新築住宅の
需要が回復する前に、中古市場の力強さが先に期待
されます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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