紅白雑記

昨夜の紅白歌合戦。
司会の相葉くんは予想外に堂々としていて、大丈夫か？の懸念を払拭してくれた
上手い下手をとおり越して、この人の頑張る姿が目に見えて本当に一生懸命で心動かされた。
自分が目いっぱいの中、有村さんをフォローする心遣いも見せるところがこの人のこの人らしい
ところなのかな。好青年ですね。
他の嵐メンバーも随所で好フォローしてくれていた。

演出面ではがっかりする場面が今年はやけに多かった。
まず、ゴジラがいらない。素晴らしい歌を放つとゴジラを撃退できるって稚拙な発想にガクンときて
コタツで頭を打ちそうになった。
アーティストが歌っているときの背景の個人の舞踊も余計な演出だった気がしている。
。土屋太鳳ちゃんなんて上手すぎてメインの歌手を食ってしまった。
「恋ダンス」は踊れる出演者みんなで踊っていたら盛り上がったよね（そう期待してた方も多かったのでは）

そして、最後にドカンと落としてくれた。
採点方法に唖然としました。
（ちなみに勝敗はどちらでも良いのです）
視聴者投票、会場投票が白組圧勝だったので「決まりだな」と思い
少し目を離して画面に戻ったら紅組女性陣が歓喜している姿が・・・？
ナニガナニヤラワカラン？？？

採点方法が視聴者投票2点、会場投票2点、審査員10点という持ち点制だという。
この最悪の点数の比重のバランスの悪さ。視聴者投票・会場投票が何一つ反映されていない。
（もしかしたら審査員は相当な点差で大負けしていた紅組へ同情票を入れたのかもしれない）
なんだかね、相葉くんの一生懸命さが気の毒だった。
ま、彼は「やり遂げた」ことに充実感を味わっていただろうけれど。

タモリ・マツコの夫婦コンビは途中から画面に馴染んできて、タモリさんは相変わらず自然体
でマツコがとてもよい雰囲気を醸し出していたと思う

総じて、演出に芯がなくブれていた感がある。視聴率を気にしすぎて余計なものをペタペタうるさく取り付けて、
結果何を伝えたかったのか見えてこない。

追記
響いたアーティスト・曲は
THE YELLOE MONKET「JAM」　歌詞も歌唱も好きだなぁ
RADWIMPS「前前前世｝
福田こうへい「東京五輪音頭」　上手すぎて聴いていて心地良い。
氷川きよし「白雲の城」　この時は特別感情が入っていたような気がする。
宇多田ヒカル「花束を君に」

大トリの
嵐はどうして大野くんのソロ部分をもっともっと目立つようにメインにもってこないのかな。
まずは大野くんの歌唱をドカンと前に出して聴衆の耳を惹き付けておいて、そしてから
嵐５人揃ったときの上手さに気づくという経路があるのではないか。
私みたいにアイドル＝下手という古びた固定観念をもっているヤツには、やはり始めに魅せる歌唱で
耳を向かわせてくれないと気づきにくいのだ。