日々、思うことをサラサラと。

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登場人物男だけの作品

2009年02月01日 | 映画
「レッド・オクトーバーを追え」 アメリカ/1990

”大西洋に突然出現したソ連の最新原子力潜水艦レッド・オクトーバーをめぐって繰り広げられる米ソ戦略を描いたトム・クランシーの同名ベストセラーを「ダイ・ハード」のJ・マクティアナンが監督した大作・・・”allcinemaより抜粋


登場人物は全く男だけの作品で、ほとんどのロケが巨大な潜水艦の中だ。
巨大な潜水艦がゆっくりゆっくり水面に現れ威容を誇る姿は得も言われぬカッコ良さだ
研ぎ澄まされた知力を持つ乗務員の無駄のない動き。ラミウス艦長(ショーン・コネリー)の品性と野生を併せ持つ濃味の人物設定。アメリカ側と旧ソ連側との緻密な駆け引き。バート艦長(スコット・グレン)の知性を絵に描いたような表情と太っ腹な決断。他にも上手い役者がそれぞれのポジションで潔い決断で世界的規模の危機を乗り越えていく。このヒリヒリする切迫感は久しぶりだ。
いやー、スコット・グレン素敵だな

この分野の書籍には疎いので当時世界的ベストセラーであったとは知らなかった。本の内容に比べたら大味だということだが、幸いなことに(?)読んでないので映画の内容には大満足です映像の迫力が凄い。

※ この手の作品はほとんど見ないのですが「優雅なハリネズミ」という本の中で印象深くタイトル名が上がっていたのでチェックしていた。
こんな経路で探す目から鱗の映画・書籍・CDが結構ある。
先入観は視野を狭めますね


「アルベルト・ジャコメッリ/本質を見つめる芸術家」 ドキュメンタリー

ジャコメッリの細い枯れ枝のような作品を見ると心惹かれるものがある。
ずず、とズームして近寄ってみるとその凄さが迫ってきて、この作者の襞を知りたいと思うようになる・・・と思っていたらあるんですね、ドキュメント作品が。
制作中のジャコメッリが生々しく動いている。削って削って足元は素材の山。
どうしてギリギリまで削ってしまうのか?が解る。貴重なフィルムだ。
アンリ・カルティエ・ブレッソンが友人だったようで随所でコメントしている。

(ついでながらアンリ・カルティエ・ブレッソンのドキュメンタリーもかなりです)
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