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日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

あれこれ雑記

2007年09月05日 | 映画
半死状態だった酷暑が過ぎた。
8月後半は翌日の天気予報に齧りつき無残に毎回猛暑日を告げる予報士を恨んでいた。例年なら自制できていたいたクーラーのあたり過ぎと冷たい飲食物を今夏はほとんど無制限に解除した。(キリリと冷やした無糖発砲水nudaを記録的に飲む)結果・・気も身体もドドっと脱力してしまいテンションの上がらない日々が続いた。

そんなだるい日常の中、相変わらず深夜はDVDを観る。
最近観た中で印象に残るのは「善き人のためのソナタ」上質なラストに痺れた。なんと心地よい余韻を残してくれたことか。過剰なものは一切排除して撫でるように人間の尊厳を伝えてくる。内容詳細はこちら善き人のためのソナタ
押し付けがましい感動と涙の作品にはへとへと辟易していた中でこれは

少し涼しくなって活字にもやっと集中できるようになってきた。ウプっ・・と電車の中で笑いを堪えるのに苦労するのが「気になる部分」岸本佐知子著。北村薫さんがこの人の大ファンだそうで、北村作品さんが好きな私はならば面白いかも、と手にとった本だ。思考のベクトルが方向違いでとんでもないところへ持っていかれるところが刺激的。本業は翻訳家だがこの人の言葉の嵌め方のセンス好きだな。

子猫にかまけている昨今、よそ様の猫ってどんなかな?と気になる。
「作家の猫」には著名な作家の猫の日常の生態が書かれている。作家なるものが変わり者が多いので、猫もそれなりに個性的で面白い。武田泰淳の猫はマゾ猫でベルトでペンペン叩かれることを好んだという開高健・田村隆一・椋鳩十・ヘミングウェイ・大佛次郎・・などなど猫好きぶりのエピソードを飄々と記してあるところが好ましい。作家とツーショットの写真も背景を効果的に使い上手い。ちなみに次に控えてある読み物は・・
「猫にかまけて」町田 康・「猫のいる日々」大佛次郎→相当な猫好き・野坂昭如さんの「我輩は猫が好き」も気がかり。 




 
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