チャンス1979/アメリカ/監督ハル・アシュビー(注意:他に同タイトル(チャンス)の作品があります)
”庭師”として何十年も屋敷に住み込み、その間一度も戸外に出たことがなかった男チャンス(ピーター・セラーズ)日常、いつもTV画面の中に噛り付き。外の人々の生活情報や様々なニュースはTVを通じてしか知らない。 ある日、主人が亡くなりチャンスは突然解雇されることになる。世の中を何も知らないチャンスは50代にして世の中にデビュー。 見ること聞くことが全て珍しい。あまりに世事に疎いのでその物腰が、ある人にとっては胡散臭く映り、またある人にとっては”人格者”に見えてしまう。この辺りの見る側によっての相違が面白い。
路上でのちょっとしたトラブルによりチャンスは死期が迫っている超大物財界人と知り合うことになる。死期が迫っているこの人物にはチャンスの独特の様態が新鮮に映る。体調が整っていたらチャンスの素性はすぐ見抜けていたと思うが、死の瀬戸際に立たされている人にはチャンスの子どものような欲のなさが厳かに映るのだろう。この大物が「素晴らしい!」と評価すると、マスコミも大統領さえもチャンスに一目置くようになる。この辺りの風刺が愉快。チャンスは何一つウソはついてない。人々の勝手な思い込みの中で、とろい?物腰が上品に見え、拙い発言が形而上的な物言いに変換されていく。そして挙句には次期大統領候補にまで・・。痛快です!!大物財界人の妻役にシャーリー・マクレーンが気高くそしてコケテッシュに伸び伸び演技してます。この人って上手すぎて役を持てあましてしまうのかなァ・・
こんなコメディ大好きです




”庭師”として何十年も屋敷に住み込み、その間一度も戸外に出たことがなかった男チャンス(ピーター・セラーズ)日常、いつもTV画面の中に噛り付き。外の人々の生活情報や様々なニュースはTVを通じてしか知らない。 ある日、主人が亡くなりチャンスは突然解雇されることになる。世の中を何も知らないチャンスは50代にして世の中にデビュー。 見ること聞くことが全て珍しい。あまりに世事に疎いのでその物腰が、ある人にとっては胡散臭く映り、またある人にとっては”人格者”に見えてしまう。この辺りの見る側によっての相違が面白い。
路上でのちょっとしたトラブルによりチャンスは死期が迫っている超大物財界人と知り合うことになる。死期が迫っているこの人物にはチャンスの独特の様態が新鮮に映る。体調が整っていたらチャンスの素性はすぐ見抜けていたと思うが、死の瀬戸際に立たされている人にはチャンスの子どものような欲のなさが厳かに映るのだろう。この大物が「素晴らしい!」と評価すると、マスコミも大統領さえもチャンスに一目置くようになる。この辺りの風刺が愉快。チャンスは何一つウソはついてない。人々の勝手な思い込みの中で、とろい?物腰が上品に見え、拙い発言が形而上的な物言いに変換されていく。そして挙句には次期大統領候補にまで・・。痛快です!!大物財界人の妻役にシャーリー・マクレーンが気高くそしてコケテッシュに伸び伸び演技してます。この人って上手すぎて役を持てあましてしまうのかなァ・・
こんなコメディ大好きです




