■自分たちは「野党第1党」として、正しい事をしているつもりなのですから、手が付けられません。
しかし与党は永田氏が記者会見でメールについて「偽物」との明言を避けたことに「何を反省し、誰に謝罪すべきか全く分かっていない」(武部氏)と強く反発。問題が尾を引く可能性もある。民主党両院議員総会では執行部への批判が相次ぎ、前原氏の求心力低下も加速しそうだ。共同通信 - 2月28日
■裏では選挙資金を援助して貰ったり、時には選挙区内の協力までしていた自民党と社会党の蜜月時代を清算するには、まったく新しい発想と行動が必要なのですが、「万年野党」の残党と自民党の成れの果てが合体した最悪の体質を持ち合わせている民主党は、本気で自民党と喧嘩をする覚悟も能力も無いのです。小泉さんが、前畑代表ににやにやしながら大合同を言い寄ったのは本音を見透かされたも同然だったでしょう。だからこそ、懐かしの55年体制の茶番劇を再現できると思って、疑惑メールに飛び付いたに違いないのです。
衆院議院運営委員会は1日午前の理事会で、「送金指示メール」問題をめぐり、与党が提出している民主党の永田寿康衆院議員の懲罰動議の取り扱いを協議し、速やかに結論を得る方針を決めた。理事会終了後、佐田玄一郎委員長は記者団に、「一両日中に衆院懲罰委員会への付託を決めたい」と語った。自民・公明両党も1日昼、幹事長・国会対策委員長らによる協議を行い、「永田氏の謝罪は不十分だ」として、2日の議院運営委員会で付託の結論を得て、懲罰委員会で永田氏に厳しい懲罰を科すよう求めることで一致した。永田氏と民主党幹部の記者会見では、メールの信憑(しんぴょう)性などについて、認識の違いが表面化している。…懲罰は重い順に、除名、一定期間の登院停止、陳謝、戒告の4段階がある。
読売新聞 - 3月1日
■既に自民党の方針は、民主党を「活かさぬように、殺さぬように」と決しています。民主党は半殺しの生殺しの状態に耐えねばなりません。前原代表は、あの無表情のまま顔を固めて半年過ごせるかどうか、後ろ盾が思い付きでうろうろする鳩山さんですから、もう俎板の上の鯉です。下手に動いても皿の上か煮え立つ鍋の中に飛び込むだけですから、じっと干物になるのを待つしか有りませんなあ。
民主党は1日、ライブドアの「送金指示」メール問題が永田寿康衆院議員の謝罪会見で「一応のけじめが付いた」(国対幹部)として、国対役員会を開くなど、国会対応をめぐる態勢の立て直しに全力を挙げた。前原誠司代表は辞表を受理した野田佳彦国対委員長の後任を早急に選び、反転攻勢の糸口を見いだしたい考えだ。野田氏は同役員会で「質問に際して事前チェックの甘さと判断ミスがあった。武部勤自民党幹事長と二男に結果的に礼を失した追及になり、深くおわびしなければならない」と重ねて謝罪した。これに先立つ国対役員懇談会では「ここはぜひ踏みとどまって、民主党国対を支えてほしい」と要請。後任人事に関しては国会開会中であることを踏まえ「速やかに決めてもらえると確信している」と述べた。民主党は1日の衆院予算委員会理事会で、メール問題に関する国政調査権の発動要求を取り下げた。共同通信 - 3月1日
■「調べれば埃(ほこり)は出る!」と前原代表も野田議員も確信していたでしょう。何故なら、自民党は金権体質によって生存している政党と信じているからです。その「信仰」と「刷り込み」に従って暴走したのでしょうなあ。与党自民党は金権体質で、野党第1党はそのスキャンダルを嗅ぎ回るのが仕事、それが55年体制の茶番劇でした。それは決して「二大政党制」などとは似ても似つかない代物だったと、誰も教えてはくれないのでしょうなあ。
自民党の武部幹事長は1日午前、TBSテレビの番組で、「送金指示メール」問題に関する民主党の対応について、「昨日の記者会見で、前原代表は公式に私や二男に対して謝罪をしてくれたが、これから国民がどう判断するか。国民の目線にたって、出処進退も含めてしっかりやってもらいたいと思う」と述べた。前原氏の代表辞任が必要になるとの考えを示したものだ。読売新聞 - 3月1日
■選挙の総責任者だった武部さんの動き方は、非常に怪しいものなのですが、如何せん、証拠がまだ出て来ません。ライブドアが動かしていた想像も出来ない巨大な資金の流れが、奇跡的にその全貌が明らかになれば、自民党につながるパイプが見つかるかも知れません。しかし、「国策捜査」である以上は、それを出して良い状況になるかどうか、それが問題でした。民主党のスットコドッコイ・トリオの御蔭でそれがダメになったでしょうなあ。永田議員は、「民主党を愛している」のだそうですが、あの台詞は社民党の辻元清美さんの真似でしょう。永田議員も辻元議員も、所属している政党などどうでも良いほど、自己愛の強い人のように見えますから、某週刊誌では辻元さんが選挙前に「社民党の公認は邪魔や 」と言ったとか言わないとかと書かれるのでしょう。永田議員も、閣僚ポストを餌にされれば何処の政党にでも飛び込んで行きそうですからなあ。
■政党が、結党目的を「政権交代」にしているようでは、日本の政治は良くならないでしょうなあ。自民党を押し潰すだけの政策が無いまま、「政権が欲しい」と叫ぶのは、相手もいないのに「結婚したい。結婚させて下さい!」と吼えているのと同じでしょうに!政権と相手が見つかってから、世間交代や結婚を考えるのが常識ですぞ。
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しかし与党は永田氏が記者会見でメールについて「偽物」との明言を避けたことに「何を反省し、誰に謝罪すべきか全く分かっていない」(武部氏)と強く反発。問題が尾を引く可能性もある。民主党両院議員総会では執行部への批判が相次ぎ、前原氏の求心力低下も加速しそうだ。共同通信 - 2月28日
■裏では選挙資金を援助して貰ったり、時には選挙区内の協力までしていた自民党と社会党の蜜月時代を清算するには、まったく新しい発想と行動が必要なのですが、「万年野党」の残党と自民党の成れの果てが合体した最悪の体質を持ち合わせている民主党は、本気で自民党と喧嘩をする覚悟も能力も無いのです。小泉さんが、前畑代表ににやにやしながら大合同を言い寄ったのは本音を見透かされたも同然だったでしょう。だからこそ、懐かしの55年体制の茶番劇を再現できると思って、疑惑メールに飛び付いたに違いないのです。
衆院議院運営委員会は1日午前の理事会で、「送金指示メール」問題をめぐり、与党が提出している民主党の永田寿康衆院議員の懲罰動議の取り扱いを協議し、速やかに結論を得る方針を決めた。理事会終了後、佐田玄一郎委員長は記者団に、「一両日中に衆院懲罰委員会への付託を決めたい」と語った。自民・公明両党も1日昼、幹事長・国会対策委員長らによる協議を行い、「永田氏の謝罪は不十分だ」として、2日の議院運営委員会で付託の結論を得て、懲罰委員会で永田氏に厳しい懲罰を科すよう求めることで一致した。永田氏と民主党幹部の記者会見では、メールの信憑(しんぴょう)性などについて、認識の違いが表面化している。…懲罰は重い順に、除名、一定期間の登院停止、陳謝、戒告の4段階がある。
読売新聞 - 3月1日
■既に自民党の方針は、民主党を「活かさぬように、殺さぬように」と決しています。民主党は半殺しの生殺しの状態に耐えねばなりません。前原代表は、あの無表情のまま顔を固めて半年過ごせるかどうか、後ろ盾が思い付きでうろうろする鳩山さんですから、もう俎板の上の鯉です。下手に動いても皿の上か煮え立つ鍋の中に飛び込むだけですから、じっと干物になるのを待つしか有りませんなあ。
民主党は1日、ライブドアの「送金指示」メール問題が永田寿康衆院議員の謝罪会見で「一応のけじめが付いた」(国対幹部)として、国対役員会を開くなど、国会対応をめぐる態勢の立て直しに全力を挙げた。前原誠司代表は辞表を受理した野田佳彦国対委員長の後任を早急に選び、反転攻勢の糸口を見いだしたい考えだ。野田氏は同役員会で「質問に際して事前チェックの甘さと判断ミスがあった。武部勤自民党幹事長と二男に結果的に礼を失した追及になり、深くおわびしなければならない」と重ねて謝罪した。これに先立つ国対役員懇談会では「ここはぜひ踏みとどまって、民主党国対を支えてほしい」と要請。後任人事に関しては国会開会中であることを踏まえ「速やかに決めてもらえると確信している」と述べた。民主党は1日の衆院予算委員会理事会で、メール問題に関する国政調査権の発動要求を取り下げた。共同通信 - 3月1日
■「調べれば埃(ほこり)は出る!」と前原代表も野田議員も確信していたでしょう。何故なら、自民党は金権体質によって生存している政党と信じているからです。その「信仰」と「刷り込み」に従って暴走したのでしょうなあ。与党自民党は金権体質で、野党第1党はそのスキャンダルを嗅ぎ回るのが仕事、それが55年体制の茶番劇でした。それは決して「二大政党制」などとは似ても似つかない代物だったと、誰も教えてはくれないのでしょうなあ。
自民党の武部幹事長は1日午前、TBSテレビの番組で、「送金指示メール」問題に関する民主党の対応について、「昨日の記者会見で、前原代表は公式に私や二男に対して謝罪をしてくれたが、これから国民がどう判断するか。国民の目線にたって、出処進退も含めてしっかりやってもらいたいと思う」と述べた。前原氏の代表辞任が必要になるとの考えを示したものだ。読売新聞 - 3月1日
■選挙の総責任者だった武部さんの動き方は、非常に怪しいものなのですが、如何せん、証拠がまだ出て来ません。ライブドアが動かしていた想像も出来ない巨大な資金の流れが、奇跡的にその全貌が明らかになれば、自民党につながるパイプが見つかるかも知れません。しかし、「国策捜査」である以上は、それを出して良い状況になるかどうか、それが問題でした。民主党のスットコドッコイ・トリオの御蔭でそれがダメになったでしょうなあ。永田議員は、「民主党を愛している」のだそうですが、あの台詞は社民党の辻元清美さんの真似でしょう。永田議員も辻元議員も、所属している政党などどうでも良いほど、自己愛の強い人のように見えますから、某週刊誌では辻元さんが選挙前に「社民党の公認は邪魔や 」と言ったとか言わないとかと書かれるのでしょう。永田議員も、閣僚ポストを餌にされれば何処の政党にでも飛び込んで行きそうですからなあ。
■政党が、結党目的を「政権交代」にしているようでは、日本の政治は良くならないでしょうなあ。自民党を押し潰すだけの政策が無いまま、「政権が欲しい」と叫ぶのは、相手もいないのに「結婚したい。結婚させて下さい!」と吼えているのと同じでしょうに!政権と相手が見つかってから、世間交代や結婚を考えるのが常識ですぞ。
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