■お役所は書類が大好きなものですが、国連の書類マニアぶりは異常なようです。絶対に誰も読まない分厚い書類をせっせと作っては、それを各国語に翻訳し続けるのだそうですから、資源の無駄遣いも良いところです。冷暖房完備の小奇麗なオフィスで、こんな中高生でも出来そうな仕事をして偉そうな給料を貰っているのですから、一度やったら止めるもんですか!
報告書は、国連を舞台にした相次ぐスキャンダルを受け、アナン氏自ら組織改革の指針を示すもの。米国は事務局合理化や事務総長の権限強化を以前から主張しており、報告書を支持する立場だ。一方、国連総会の過半数を占める途上国は、予算や人事での主導権を事務総長や先進国に奪われるとして反発している。業務の外部委託についても、リストラの対象となる事務局職員の反対は必至で、提案の実現までには曲折がありそうだ。3月8日 読売新聞
■出身国に碌な仕事が無い!という国から出稼ぎに来てニューヨークに暮らせるようになったお役人は、絶対に祖国になど帰りません。その程度の祖国愛しかない連中が集まって「世界平和」や「貧困撲滅」などの作文を書いているのですから、何も改善されないのは当然ですなあ。碌な仕事が有る国に変える努力を先にしろ!「昔、植民地だったので…」などと泣き言を言っている内は、いくら援助資金を与えても絶対に一人前の国にはなれません。今世紀中に、「独立返上」国家が出現するのではないか?と疑っているのですが、さて、大阪市と何処かの「失敗国家」とどちらが先に破綻するのか、愚劣な競争が始まっているかも知れませんぞ。
アナン国連事務総長が経費削減のため国連の一部業務を外部委託することなどを盛り込んだ事務局改革案を発表したことに対し、国連職員組合は9日、アナン事務総長ら幹部に対する不信任決議案を圧倒的多数で採択した。拘束力はないものの、身内から反旗を翻されたアナン氏は改革案実現に向け、困難な対応を強いられそうだ。
毎日新聞 - 3月10日
■アナンさんは、貧困国仲間からも、国連職員仲間からも、「裏切り者!」と呼ばれて石を投げられて当然です。息子も国連援助資金からピンハネしていたのがバレても、事務総長の「再選」運動をしていたというのですから、余ほど、見入りの良い楽しい仕事のようです。特別な権限も無く、何を言っても誰も話を聞いてくれない職業なのですが、きっと、常任理事国の一つから選出されれば、もう少しマトモな仕事が出来るかも知れません。それこそ、常任理事国の首脳を経験した事の有る者が順番に国連事務総長を務めた方が、各国の裏事情も知っているのですから、話は随分と早く進められるような気がします。どうせ、アジアやアフリカから選出されても、常任理事国の意向を汲んで動くだけなのですからなあ。
■一度完成した国家や国際機関は、お役人によって管理運営され続けるので、その腐敗が進んで暴動や内乱が起こるまでは、お役人が生き延びるために組織自体が利用される事になります。その害悪を最小限に留めて被害を減らすには、やはり、「人員削減」「組織の縮小」しか無いのでしょうなあ。
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報告書は、国連を舞台にした相次ぐスキャンダルを受け、アナン氏自ら組織改革の指針を示すもの。米国は事務局合理化や事務総長の権限強化を以前から主張しており、報告書を支持する立場だ。一方、国連総会の過半数を占める途上国は、予算や人事での主導権を事務総長や先進国に奪われるとして反発している。業務の外部委託についても、リストラの対象となる事務局職員の反対は必至で、提案の実現までには曲折がありそうだ。3月8日 読売新聞
■出身国に碌な仕事が無い!という国から出稼ぎに来てニューヨークに暮らせるようになったお役人は、絶対に祖国になど帰りません。その程度の祖国愛しかない連中が集まって「世界平和」や「貧困撲滅」などの作文を書いているのですから、何も改善されないのは当然ですなあ。碌な仕事が有る国に変える努力を先にしろ!「昔、植民地だったので…」などと泣き言を言っている内は、いくら援助資金を与えても絶対に一人前の国にはなれません。今世紀中に、「独立返上」国家が出現するのではないか?と疑っているのですが、さて、大阪市と何処かの「失敗国家」とどちらが先に破綻するのか、愚劣な競争が始まっているかも知れませんぞ。
アナン国連事務総長が経費削減のため国連の一部業務を外部委託することなどを盛り込んだ事務局改革案を発表したことに対し、国連職員組合は9日、アナン事務総長ら幹部に対する不信任決議案を圧倒的多数で採択した。拘束力はないものの、身内から反旗を翻されたアナン氏は改革案実現に向け、困難な対応を強いられそうだ。
毎日新聞 - 3月10日
■アナンさんは、貧困国仲間からも、国連職員仲間からも、「裏切り者!」と呼ばれて石を投げられて当然です。息子も国連援助資金からピンハネしていたのがバレても、事務総長の「再選」運動をしていたというのですから、余ほど、見入りの良い楽しい仕事のようです。特別な権限も無く、何を言っても誰も話を聞いてくれない職業なのですが、きっと、常任理事国の一つから選出されれば、もう少しマトモな仕事が出来るかも知れません。それこそ、常任理事国の首脳を経験した事の有る者が順番に国連事務総長を務めた方が、各国の裏事情も知っているのですから、話は随分と早く進められるような気がします。どうせ、アジアやアフリカから選出されても、常任理事国の意向を汲んで動くだけなのですからなあ。
■一度完成した国家や国際機関は、お役人によって管理運営され続けるので、その腐敗が進んで暴動や内乱が起こるまでは、お役人が生き延びるために組織自体が利用される事になります。その害悪を最小限に留めて被害を減らすには、やはり、「人員削減」「組織の縮小」しか無いのでしょうなあ。
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