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コツ

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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雲さんに、「“考えること”と“感じること”の違いをどうやって説明したらいいだろうね?」って相談したら、

(  ̄Д ̄) 『「コツ」を通して話をすればわかりやすいんじゃない?』

というアドバイスがあったので、今日はそれに則ってお話を進めてみたいと思います。


料理でも絵でも楽器でも仕事でも、それぞれに「コツ」ってあるじゃないですか。

これは「考えること」によって得られる事ではないですよね。

俗に「体で覚える」というヤツで、経験を通じて「感じること」でしか会得できない。

まさに、燃えよドラゴンの「Don't think.FEEL! 」っていうアレです。


「考える」は、頭で行われる「思考」で、体と連動していない状態。

「感じる」は、「考える以前」に、体で「理解」できている状態。


皆さんも、何かしらの「コツ」というものをお持ちだと思います。

例えば、自転車に乗る「コツ」とかね。

誰かに説明しようにも、最後の最後に「だからぁ、理屈じゃなくて、こういうもんなの!」ってなっちゃうアレ。

この自転車の例で考えても、自転車に乗る「コツ」は、

右足を踏み込む時には直立している自転車を左に傾けて右足を踏み込み、反対の左足を踏み込む時は右に傾け、踏み込む足の方に重心を掛ける為、反対側に自転車を傾けて、自分の重心をタイヤの接地の線上に置き、「反力安定」を意識しながらバランスを取り…

という風に「考えること」や「理屈を覚えること」ではなくて、単純に「体で感じている感覚」を元にバランスをとることですよね。


自転車に乗れない人から「どうして乗れるの?」っていう風に、あれこれ「コツ」を質問されるものの、乗れている側からすると、「いや、別に理屈なんてなくてさ…。難しく考えることないと思うよ。単に体で感じている感覚でバランスを取ってるだけなんだよね。」みたいになっちゃう。

この例からも分かるように、

「考える」という作業は、物事のある側面を捉える事しかできないんです。

その全体像を手っ取り早く掴むために必要になるのは、「膨大な知識」ではなく、「感じること」。


偉大な先人達が残してくれた言葉の数々。

その言葉にあるのは、この自転車に乗るアドバイスと同じだと思うんです。

「いや、別に理屈なんてなくてさ…。難しく考えることないと思うよ。単に人生を楽しむんだよ。」っていう、そんな感じで。


自転車に乗る「コツ」を掴むために必要になるのが、「実際に自転車に乗ること」であるように、ギターを上手く奏でる「コツ」を掴む為に必要になるのが、「実際にギターを演奏すること」であるように、人生の「コツ」を掴む為に必要なのは、「実際に人生を謳歌すること」なんだよね。



←どなたか確実にクリックしてもらえるようになる「コツ」を教えてください。

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