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思考が現実化するならば

いわゆる、「引き寄せの法則」。

もしも、「思考は現実化する」と言うのが本当ならば、

僕たちの願いがなかなかすぐに叶ってくれないのは、

「叶って欲しい」という願い以上に心に根づいた

「この願いが、そう簡単に実現するはずがない」

「わたしの努力を介さずに、願いが叶っていいはずがない」

などという、強い信念でしょう。


改めてそう考えてみれば、なるほど、思い通りになっている。


*****


さて、本日は毎週金曜恒例の『わかりかけのRADIO』アップロード・デー!

今回は普仁さんと「引き寄せの法則」についてお話をしてみました。

最新回(第10話)の配信は18:00から。

第9話(テーマ/輪廻転生・引き寄せの法則)の無料配信は17:00までとなっております。




*****


【トークライブ・インフォメーション】

以下、両会場ともに本日の開催です!
飛び入り参加も大歓迎!当日受付も承ります。

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪)
3月25日(金)19:00スタート @大阪産業創造館 6階 会議室E[お申し込み・詳細はこちら]

*****

梅田蔦屋書店さんでのインストア トークライブ。
これまでは色々な方の本をご紹介してきましたが、今月は初心に返って、僕の本についてのお話を展開する予定です。

雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』(大阪)
3月25日(金)10:00スタート @梅田蔦谷書店 4thラウンジ [お申し込み・詳細はこちら]


←「押して欲しい」という願い以上に心に根づいた「みんながみんな、押してくれるはずがない」などという、強い信念でしょう。
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感情と物語

苛立ちや悲しみ。

僕たちは、ついついそういった感情を引きずってしまいがちです。

いつまでもイライラ。

いつまでもメソメソ。


日々経験する様々な感情の現れは、「レンズ(観念)」とは無関係です。

それは一種、「条件反射」のようなもの。

たとえ人生をひっくり返してしまうような一瞥があったとしても、感情が現れなくなるわけではありません。

身体という受信機能がある限り、「反射」はどうしても生まれます。


ただ、僕たちはその「反射」の後を選択することができます。

そこに現れた感情を、「味わいきる」のか、「引きずる」のかという選択です。


幼い子供たちは、常に「いま」を生きているから、どんな感情も抵抗することなく、そのまま味わいきります。

感情をむき出しにしている姿が「周りからどう見られるか」なんて関係なし。

ワー!っと怒って、ワー!っと泣いて。

時には、「いくらなんでも、そりゃ大げさ過ぎやしないか?」というぐらいの勢いで、感情を表現します。

そして味わいつくすと、「おいおい、さっきまでの大騒ぎはなんだったんだよ」ってぐらい、ケロッとしてるんですよね。


そんな子供たちに比べて、僕たち大人は、様々な感情を表に出さず、隠そうとしてしまいます。

その場で味わうことなく、心にしまってしまうから発散されず、感情はそのままずるずると引きずられてしまいます。

さらにはその感情に「理由」という物語を付け加えてしまいます。

この怒りは○○のせいだ!

この悲しみは△△のせいだ!

本来「感情」と「物語」は別物なのですが、この「理由付け」によって、感情と物語が結びつき「エピソード記憶」というものに姿を変えて、マインド内に定住するようになります。

すると、その後の人生において、似たような「物語」に出会うと、関連した感情が呼び起こされたり、

逆に似たような「感情」が現れると、関連した物語が呼び起こされたりします。

そして、ずるずる。。。


この「感情」と「物語」を結びつける接着剤の役割を果たすのが「レンズ(観念)」です。

観念に気づけないとしても、「感情」と「物語」は別物だと理解できれば、この二つを切り分けることは可能です。

そして、切り分けた「感情」だけを味わいつくすことが出来れば、抱え続けてきた不快感も、徐々に和らいでいきます。


感情を味わうというのは、そのまま受容すること。

僕たちが感情を受け入れられなくなるのは「物語」が付随しているからこそです。

「物語」が付随していない「感情」には、いいも悪いもありません。

ネガティブでもポジティブでもありません。


怒りや悲しみといった感情が現れたとき、それに理由を付けることなく、「感情そのもの」を感じきってみてください。

そう、子供のころのように。



*****


さて、本日金曜は『わかりかけのRADIO』アップロード・デー!

今回は普仁さんと「意識のステージ」のお話をしてみました。

最新回(第9話)の配信は18:00から。

第8話(テーマ/輪廻転生)の無料配信は17:00までとなっております。




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【トークライブ・インフォメーション】

3月の平日のお話会、各会場ともに開催は来週です!

平日のお話会「月イチ☆」(東京)
3月23日(水)19:30スタート @三鷹産業プラザ[お申し込み・詳細はこちら]

雲黒斎の「静岡で平日のお話会だら〜」
3月24日(木)18:30スタート @山口駅前ビル 6階 会議室6-C[お申し込み・詳細はこちら]

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪)
3月25日(金)19:00スタート @大阪産業創造館 6階 会議室E[お申し込み・詳細はこちら]

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梅田蔦屋書店さんでのインストア トークライブ。
これまでは色々な方の本をご紹介してきましたが、今月は初心に返って、僕の本についてのお話を展開する予定です。

雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』(大阪)
3月25日(金)10:00スタート @梅田蔦谷書店 4thラウンジ [お申し込み・詳細はこちら]


←押し切ってください。
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さて、再び宙さんからコメントをいただきました。

ありがとうございます。


*****

見当違い? (宙)

コメントを拾って頂きありがとうございます。

確かに「不快です」と申告することやその場から離れることで問題は解決するかもしれません。

ですが、それはあくまでテクニックであり、前回の記事に書かれていた

「なのに僕たちは、その問題を作り出している「解釈」に働きかけることなく、ついつい「対象(事象)」の側を変えようと躍起になってしまいます。」

ってことじゃないでしょうか。

全ての問題の起点が解釈であり、オートフォーカスをマニュアル化することで(又はレンズが落ちることで)事象に干渉せずにノーリスク&ノー対価で問題を自己完結できるというのが話の趣旨だと思っていました。

「解釈に働きかけること」とはいったい何なのでしょう?

*****



なるほどですね。

たしかに前回の僕の話し方だと、

ですが、それはあくまでテクニックであり、前回の記事に書かれていた

「なのに僕たちは、その問題を作り出している「解釈」に働きかけることなく、ついつい「対象(事象)」の側を変えようと躍起になってしまいます。」

ってことじゃないでしょうか。


というご指摘の通りかもしれません。

なので、今日はちょっと別の切り口で。


Unknownさんとbeさんが、以下のようなコメントをくださいました。ありがとうございます。


*****

『他人の食事中のクチャクチャ→苛立ち』と、レンズは、全く関係がないのでしょうか?

その人の中にある、「食事中は、音を立てて食べてはいけない」というレンズやら、人が物を食べている事象に対しての「気持ち悪い」というレンズやら、そういったものを通して、生まれている気もするのですが……

そういったレンズを全く持ち合わせていない人がいるなら、その人はクチャクチャに不快感は感じないような気もするんですが……

*****

事象:対象となる人が音を立てて食べている
解釈:音を立てて食べてはいけない(→反応:怒)

Fack it!→音ではなく禁止してる考えに 糞喰らえ!
バイロン→音を立てて食べちゃいけないって 本当?

そう 躾けられる前は 音なんて気にならなかった
なのに いったん マナーが頭に入っちゃうと・・・
マナーや常識や正論で 相手の側に問題あり!として
相手を正したい コントロール欲求が湧いてしまう

音を立てて食べてはいけない って考え方を
自分の頭の中から 削除した方が
相手を変えさせるより はるかにスマートだよな~
って思っても 対応する前に反応しちゃう というね

「キツツキ」並みに 「カンカンカンカン!」
カレー皿をスプーンで叩いて食べる兄貴は
俺の頭の中の常識を カンカンカンカン刺激して
教えてくれる神なのかもしれないんだけどさ~

*****



こちらの方がより適切なご指摘ですよね。失礼いたしました。


で、今一度これまでの話の要点をニコニコ動画的に可視化するとですね、こんな感じなんです。





これに対して、


 FUCK IT!


すると、





すっきり!

で、それ以上「ストーリー(コメント)」に引きずられずにすむんです。




【トークライブ・インフォメーション】


山川紘矢・亜希子ご夫妻のご紹介で、「エイトスター木曜会」にゲストとしてお招きいただきました。
ご参加に際して、ご予約は不要とのことです。

3月10日(木)18:30スタート @東京四谷「スペース天夢」 [詳細はこちら]

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3月の平日のお話会、各会場ともに受付を開始いたしました!

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3月23日(水)19:30スタート @三鷹産業プラザ[お申し込み・詳細はこちら]

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平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪)
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梅田蔦屋書店さんでのインストア トークライブ。
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←「クチャクチャ」は控えても、「ぽちぽち」は控えんといて。
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「反応」と「対応」

前回のエントリに、以下のようなコメントをいただきました。

宙さん、ありがとうございます。


*****

言うは易し、行なうは難し (宙)

例えば、

私はクチャクチャと耳障りな音を立てながら食事をする人が近くにいるとブチ切れそうになります。(喧嘩弱いんで実際には気にしてないフリをしますが(笑))

これも雲黒斎流に言うと「不快な音がしたら怒らなければいけない」というレンズ(解釈、信念)があるから起きる問題ってことですが、

頭では分かっていますが、

その場になるといくら解釈の問題だと思っていても、クチャって音が鳴る度にイライラが募り、地獄の時間が続く

解釈を変えるってのはなかなか容易なことじゃない

何かコツや良い方法はないものか。(*_*)

*****



これ、わかります! ものすごくよくわかります!

僕もクチャクチャ音、苦手です(笑)

なのですが、その僕自身が、このコメントをいただく数日前、食事中に妻から「パパのクチャクチャ音が不快。やめて」と注意されたりもしています_| ̄|○


なんでだろね。

自分のクチャクチャ音は気にならないんだよ。っていうか、気づいてないんだよ(笑)

もちろん、僕にはまったく悪気はないですよ。

でも、そうやって指摘されてみれば、「確かに僕も人のクチャクチャ音は嫌だわ」ってなるしね。

指摘されれば、素直に「それは失礼」と気をつけますよ。

で、そこから先は、妻も「イライラが募り、地獄の時間が続く」ということはないわけです。

以上。すごくシンプルな話です。


なのでですね、このコメントを拝見する限り、ちょっとした誤解があるようです。


これも雲黒斎流に言うと「不快な音がしたら怒らなければいけない」というレンズ(解釈、信念)があるから起きる問題ってことですが、



いえ、「不快な音がしたら怒らなければいけない」は「レンズ(解釈・信念)」ではありません。

これは「不快な音と苛立ちが結びついた」という「反応」です。


この場合の「問題」を作り出したレンズは、どちらかと言えば


(喧嘩弱いんで実際には気にしてないフリをしますが(笑))

 ↑こちらの側です。

もう少し言葉を換えてみると、

「この状況において、私はこの不快音を我慢するべきである(我慢しなければならない・せざるを得ない)」

「わたしが不快に思っていることを相手に表明することは適切ではない(なぜなら喧嘩に発展する可能性があるから)」

などというのが「信念(ビリーフ)」です。

無自覚のうちにその信念を大切にすることによって、ストレスを継続させる道を選んでしまったと、そういうことです。


で、この信念に「FUCK IT!」なのです。


"o(-_-;*) ウゥム…「この状況において、私はこの不快音を我慢せざるを得ない」

\(゜ロ゜ ) 「FUCK IT!(なんでやねん!)」

"o(-_-;*) ウゥム…「なぜなら喧嘩に発展する可能性があるから」

\(゜ロ゜ ) 「FUCK IT!(ほんまかいな!)」


その後は「反応」ではなく「対応」になっていきます。

余計な信念は「反応」を「反応」のままに固定させてしまい、「対応」を停滞させてしまいます。

自分が「不快に感じたこと」と「怒り(感情)」を一度切り分け、怒りをのせずに「不快に感じている」と申し出るだけで、シンプルに解決するかもしれません。

事実、僕と妻の間で、彼女の申告がきっかけになって、それが夫婦げんかに発展したかといえば、そうではないわけです。

そこで、伝え方を「ゴラァ!クチャクチャ音立てんなやぁ!」としてしまえば、角も立つでしょうけど。

もちろん、その申告の仕方や、相手の気質や機嫌などもありますから、必ず期待通りの反応が返ってくるとは限りません。

ですから、やはり申し出たくないと思うのであれば、「単にその場から離れる」ということもできるでしょうし、

意識を「聴覚」から「味覚」へとスライドし、自分の食事を味わうということで、音が気にならなくなる工夫もできるでしょう。

このほかにも対処の仕方は様々なものが考えられると思います。


もう一つの問題は、このシチュエーションでは「加害者」と「被害者」というストーリーを持ち込んでしまいがちなこと。

いやな音を出すアイツは「加害者」で、不当に害を被らなければならない「被害者」のわたし。

「被害者としてのわたし」というその意識が、余計に「不快な音」へとフォーカスを合わせようとしてしまいます。

で、また「アイツのせいでイライラが!」のループに入り、「加害者」「被害者」の演出が、どんどん現実味を帯びていきます。


「加害者」は、「被害を受けた」と捉えた人が作り出します。

先の例で僕がそうであったように、その加害者に「害を与えている」という自覚がない場合も往々にしてあるからです。

「被害者」は、「害を与えた」と捉えた人が作り出します。

上記同様、自分が「相手に害を与えてしまった」と思っていても、相手は「え?なんの話?」と気にもとめていないこともあるからです。


それと、

解釈を変えるってのはなかなか容易なことじゃない

について。

これは『山川さん、黒斎さん、スピリチュアルって何ですか?』の中でも話したことですが、

大切なのは「解釈を変えること」ではなくて「信念に気づくこと」です。


で、そのために

何かコツや良い方法はないものか。(*_*)


いろいろあると思います。

上記で紹介しましたジョン・C・パーキンさんの『FUCK IT!』もシンプルですし、

ジュリア・キャメロンさんが提唱する『モーニング・ページ』によって明らかになっていくこともあるでしょう。

さらにクリアにしていくのであれば、バイロン・ケイティさんが提示してくれる『ザ・ワーク(4つの質問)』(詳細はこちら)などもいいと思います。

人それぞれの相性などもありますから、決して無理強いはできませんが、ご興味がありましたらご参照ください。


ま、実際「クチャクチャ」も、ホントはたいした問題じゃないのになぁ。

本当に、人は深刻に問題を抱えたがってしまいますね。


くコ:彡 ≠( ̄~ ̄ ) クチャクチャ…



そうそう。本日金曜日は、『わかりかけのRADIO』の配信日です。

第7話目となる今回は、普仁さんと「お金」について話してみました。

本日18:00から、1週間無料でお聴きいただけます。

こちらもよろしければ、ご愛顧のほどを。

阿部普仁・雲黒斎『わかりかけのRADIO』



【トークライブ・インフォメーション】


山川紘矢・亜希子ご夫妻のご紹介で、「エイトスター木曜会」にゲストとしてお招きいただきました。
ご参加に際して、ご予約は不要とのことです。

3月10日(木)18:30スタート @東京四谷「スペース天夢」 [詳細はこちら]

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3月の平日のお話会、各会場ともに受付を開始いたしました!

平日のお話会「月イチ☆」(東京)
3月23日(水)19:30スタート @三鷹産業プラザ[お申し込み・詳細はこちら]

雲黒斎の「静岡で平日のお話会だら〜」
3月24日(木)18:30スタート @山口駅前ビル 6階 会議室6-C[お申し込み・詳細はこちら]

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪)
3月25日(金)19:00スタート @大阪産業創造館 6階 会議室E[お申し込み・詳細はこちら]

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梅田蔦屋書店さんでのインストア トークライブ。
これまでは色々な方の本をご紹介してきましたが、今月は初心に返って、僕の本についてのお話を展開する予定です。

雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』(大阪)
3月25日(金)10:00スタート @梅田蔦谷書店 4thラウンジ [お申し込み・詳細はこちら]


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ウロコポーロのタネ

度の合わない眼鏡をかけたことはありますか?

僕もかつて、まだ視力が低下していなかったころ、度のきつい眼鏡をかけた友達からちょっと借りて、「うぉーーー!すっげーキツイ!グラグラだ!」なんて事をしたことがあります。


自分の視力に合わない、度のきつい眼鏡は、かけたそばから平衡感覚がズレ、目の前のものが歪んで見える。

しばらくすると目の奥の方からズーンという重い頭痛が始まり、いずれドクドクと脈打つ鼓動を感じるほどに痛みが頭全体に広がっていき、首や肩がこり出す。

こうして生まれたストレスや不快感は、眼鏡の向こうに見える「対象」が招いたものではありません。

合わない眼鏡を掛けているせいです。


これが、先日お話した、『「問題」が生まれるところ』の要点。



僕たちが日々経験するストレスや不快感は、「マインド(心)」「解釈」という眼鏡をかけていることによって引き起こされます。


問題は、「対象(事象)」にあるのではなく、「解釈」の側にある。

なのに僕たちは、その問題を作り出している「解釈」に働きかけることなく、ついつい「対象(事象)」の側を変えようと躍起になってしまいます。

問題の「基点」ではなく、「投影先」をコントロールしようとしてしまいます。

だから、仮に「投影先」に見える状況が変化し(事実、あらゆる事は常に変化しつづけているのですが)解決したように見えても、「基点」にあるものがそのままであれば、別なシチュエーションにおいて「似たような問題」に繰り返し遭遇してしまいます。

例えば、勤め先の人間関係に違和感を感じ、転職したにも関わらず、次の会社でも相変わらず「嫌なヤツ」が現れる、

恋人が変わっても、前のパートナーと同じような欠点が見える、

いろいろな環境変化にチャレンジしてみても、なかなか自分を好きになれない、気分があがらない、などなど。

結局、抱えている「解釈」が変わらない限り、振り出しに戻ってしまうんです。


こうお話しすると、少なからずこういった投げかけが寄せられます。

「お前は“事象そのもの”に問題があるのではなく、あくまで“個人的な解釈”によって問題が生まれているというが、殺人や戦争といった“事象”すらも、“解釈の問題”だと言うのか! 自分の解釈が変わった(落ちた)ところで、殺人や戦争が消えてなくなるわけじゃないだろう! それすらも見なかったことにしろとでも言うのか!」と。

そういった極論ではなくとも、自分自身がいま身をもって体験している「理不尽で不当な扱い」などを目の前にしているならば、なかなか『すべての問題は解釈から生まれる』と言われても、飲み込めなくなる気持ちはわかります。

僕自身も、それが「大切なもの」であればあるほど、『解釈問題』と一言でまとめられたくないと思いたくなる時もあります。


でも、ちょっと待ってください。

まさにその「殺人や戦争」「理不尽で不当な扱い」などといった問題は、なぜ生まれているのか、その基点はどこにあるのかを考えてみてください。

そうすると見えてきませんか?

やっぱり、個人が抱えている「解釈」によって、それらが起きているのではないでしょうか?

そして彼らもまた、問題の「基点(自身が保有している善悪の基準・信念など)」を解決することではなく、「投影先」を変えようと行動(反応)している、のではないでしょうか?

だとしたら、「わたしが憎むあの人」と「わたし」は、主張は違えど「基点としては同じ事」をしていることにはならないでしょうか?


と、こうお話しするとまた「じゃあ、結局どうすればいいのよ?」と振り出しに戻る人が現れます。

だから、結局は自身の抱える「解釈」と向かい合うしかないんです。問題の基点がそこなのですから。


「はぁ!? どうやって? だって、自分の鱗は自分で見えないって言ってたじゃん!」


そう、直接鱗は見えません。

でも、お話してきたとおり、その鱗に刻まれた情報は、すべて「対象」に間接的に映し出され、白日の下にさらされています。

だから、松任谷由実さんの歌じゃないけれど、『目に映る全てのものがメッセージ』。

これこそが、『ウロコポーロのタネ』なんです。

たとえ全部が落ちずとも、落ちたら落ちた分だけ、人生はクリアになっていきます。



【トークライブ・インフォメーション】

山川紘矢・亜希子ご夫妻のご紹介で、「エイトスター木曜会」にゲストとしてお招きいただきました。
ご参加に際して、ご予約は不要とのことです。

3月10日(木)18:30スタート @東京四谷「スペース天夢」 [詳細はこちら]

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3月の平日のお話会は、23日(水)東京・24日(木)静岡・25日(金)大阪での開催を予定しております。

受付準備が整い次第、改めて告知いたします。



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