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激流

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阿部敏郎さんと初めてお会いしたのは、昨年の11月のことでした。

そうかぁ。そうやって改めて振り返ってみると、まだ1年ちょいなんですねぇ…。

昨年お会いしたのは、いまここ塾 in SAPPOROの講演と翌日の対談で2日間。

今年に入ってからは、1月の沖縄コラボ講演に合わせて3日間。

4月の東京講演で2日間。

10月の博多講演会では2日間。

11月の大阪で1日。

先日の東京で2日間。

…。

実際に顔を合わせている時間は、なんと…12日間ぐらいのものでしかないんですね。

それがなんというか…もう何年も何年も一緒にお仕事をさせていただいているかのような、不思議な気持ちです。

阿部さんと出会ってからのこの1年は、本当に不思議な流れでした。

いや。想像を絶するその摩訶不思議な動きは、「流れ」というよりも、「激流」といった感じでしょうか。

目に見えない大きな力で、ぐいぐい背中を押されるような、本当に大きな流れの中にいました。

もう、どうにも抵抗できないほどの、大きな大きな流れ。


そんな、大きな後押しを受け、今年はおかげさまで講演活動までさせていたくことができ、本当にたくさんの方々とお会いすることができました。

講演会へご来場いただきました皆様、改めて、お礼させていだきます。

<(_ _ )> ありがとうございました。


あまりの流れの速さに、僕自身が目を回し、身もだえている今日この頃ではありますが、やはり、この大きな流れは止まることなく、来年はさらに大きな激流となっていきそうです。

まずは、先日ご紹介させていただきました阿部さんの新刊『いまここ塾』が、来年早々、サンマーク出版から世に出ることが決まりました。

先日、自費出版バージョンの印刷が終わったばかりなんですけどね。いやはや、ホントに流れが速い。^^;

それでね…。

『ジ・アルティメット』と『いまここ塾』を世に出すうえで、大きな働きかけをしてくださったエージェントさんが、このブログも高く評価してくれていまして…

もしかしたら、この『あの世に聞いた、この世の仕組み』も書籍化となり書店に並ぶ日が来るかもしれません。(とはいえ、まだ原稿そのものができあがっていませんからね。詳しいことは何も決まっていません)


また、ありがたいことに全国各地からソロ講演のお誘いも頂戴しております。

普通に会社勤めをしているサラリーマン故、なかなか具体的なお返事をできずにご迷惑をおかけしておりますが、できるだけご希望に添えるよう努力いたしますので、その際には、どうぞよろしくお願いいたします。


今年もまだ数日が残っておりますが、この年末年始の休暇は、広島での講演会に向けた資料作りと、書籍原稿のまとめに使っていきたいと思っております。

と、いうことで、今年の更新は、本日にて終了とさせていただきます。

日々、コメントの書き込みやランキングボタンのクリックなどで応援してくれた皆様、更新がない日でも、あしげくアクセスしてくれた皆様にも、深く感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。


( ̄¬ ̄)ノ”( ̄¬ ̄)ノ” 『そそれれでではは皆皆様様、、良良いいおお年年をを!!』



←今年もたくさんの応援、本当にありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願いします( ̄Д ̄)ゞ
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思考の奥にある知性

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結局のところ「目覚め」と呼ばれる体験は、思考を手放すことを通じて、曇りのないリアルな世界に触れる体験です。

それがほんの一瞬であれ、体験として理解してしまえば、それまでの人生で抱え続けてきた苦悩の全てが、全部自分の作り上げた「思考」が原因だったことに気づきます。

あらゆる価値観や抱え続けてきた劣等感が、全て自分がかけていた眼鏡であったこと、「時間」や「死」が存在しないこと、また、自他を分ける境界などなく、全ては一つであったことなど、それまで絶対だと思っていた常識が覆り、新たな世界と出会う(本来の世界に帰る)経験です。

全ての人がそれぞれの人生の中で求めているものは、その世界に帰ることだと言っても過言ではありません。


しかしながら、これまで仏教等で語られてきたとおり、どんな勉強をしても、どんな苦行を行っても、残念ながらそこに至ることはできません。


なぜ勉強や修行で至ることができないのか。

それは、その勉強も苦行も、「思考」を駆使して行われているからです。

「コレを知ればこうなるだろう」、「コレを行えばこうなるだろう」。

勉強も苦行も、結局は思考を元にしたシミュレーション、未だ経験したことのない因果を勝手に想像して行っている行為なんです。


あらゆる苦厄の根源となっている「思考」そのものを使って、その苦厄から抜けだそうととしても無理に決まっています。

原因を使って原因を取り除こうという行為は、例えるなら、汚物を使って掃除をするようなものです。

どんなに頑張っても、そこから汚れがなくなることはありません。


思考を思考で超えることはできません。

思考は、思考を手放すことによって、初めて超えることができます。

なので僕は、その「思考を手放す」という状態を人為的につくりだす「瞑想」という道をオススメしています。


これまで何度もこのようなお話をしてきましたが、その度に書き込まれるコメントがあります。

その書き方には色々な表現がありましたが、結局の所、「思考を放棄したら、人間らしい営みができないじゃないか。ただのアホに成り下がってしまうじゃないか」という様な内容です。

お気持ちはわからなくもないのですが、それは、「思考」を「知性」だと勘違いしているがゆえに生まれる発言です。実際に「思考を手放す」という経験をしたことがない人の「想像」でしかありません。

もし、本当に思考を手放すことができたなら、このような発言になるはずがないんです。

実際に体験として思考を手放す事ができたなら、その時、「思考こそが知性の邪魔をしていた」ということに気づく事ができるから。

絶え間ない思考に覆い隠された知性が、その壁の向こうにあったことを知ることになるから。


「思考」と「知性」は別物です。


「思考」は、いわば「答えを求めてさまよい歩いている・答えがわからない」という状態です。

一方「知性」は、「答えを知っている・答えがわかる」という状態です。


思考と知性は同じものではありません。

だから、「思考がなくなると、知性もなくなってしまう」というわけではないんです。

思考がなくなったからこそ、あらわになる知性があるんです。


「思考がなくなったら、知性もなくなってしまう」という想像は、まさに「思考」の産物です。






(  ̄Д ̄)ノ 『と、こんな事を書いている黒斎が、1月のソロ講演でお話する内容を考えあぐね、只今思考に溺れております。』


( ̄b ̄;) シーーッ!!



←浮き輪を投げ込んであげるつもりで。
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いまここ塾

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先日ね、ようやく阿部さんの新刊が完成しました。

と言っても、以前お話した「ジ・アルティメット」ではないんです。

阿部さんの書籍制作、なんだか物凄い流れになっていましてね、『神との対話』で有名なニール・ドナルド・ウォルシュの著作とか『ザ・シークレット』とか『引き寄せの法則(エスター&ジェリー・ヒックス)』とか『聖なる予言』とか…、そういった数々のベストセラー作品を担当している、とんでもなく凄いエージェントさんが、間に入ってくれることになったんです。

紆余曲折の後、当初自費出版を予定していたこの「ジ・アルティメット」は来年、某大手出版社から発売されることになりました。

当初阿部さんは「5,000部売れれば嬉しいな」って言ってたのが、もう「目標数十万部」っていう桁違いの話に(笑)。

嬉しい誤算です。

でね、発売までに数ヶ月待たなきゃいけない状況になっちゃったんですよ。

そんなこんながありまして、「ジ・アルティメット」の制作が終わってまもなく、阿部さんから一本の電話がありました。

「もう一冊作りたいんだけど、お願いできる?」って。

そこで伝えられたのは、「講演会に来てくれる方や、僕のブログを読んでくれている人向けの、超マニアックな本にしたいんだけど」っていうオーダーでした。

お願いされたのはいいんですけどね、正直戸惑っちゃったんですよ。

なんせ「ジ・アルティメット」のコンセプトが「究極論」でしたから、もうすでに「超マニアックな本」なワケです。

僕としても全身全霊を傾けて編集した原稿を収めた直後でしたから、「いや…そう言われても…、正直ネタ切れです…」って感じだったんですね。

それでも阿部さんとしては、「ジ・アルティメットが出るまで待てない。すぐにでも講演会場などで販売出来るメッセージ性の高い本を作りたいから、僕のブログからいい記事を抜粋してまとめてくれませんか。アルティメットで使っていない記事もまだ沢山あるでしょ」って。

ものすごく情熱的なんですよ。原稿は用意してくれないんだけど(笑)。

それでね、しばらく考えまして。

改めて阿部さんのブログを読み直してみたものの、やっぱりまとめ直しても「ジ・アルティメット」とメッセージが重複しちゃうんですよ、僕の編集だと。

表現の幅があるにせよ、メッセージの核はとてもシンプルなものだから、どうにも同じような本になりそうな気がしちゃって。

「やっぱり難しいよなぁ…」って唸っている時に、ふと思い出したんです。「そう言えば阿部さんって、講演会の時その様子をレコーダーで録音してたよな」って。

でね、こう思ったの。

ジ・アルティメットが『ブログ版いまここ塾』の集大成なら、今度は『講演会版いまここ塾』の集大成を作ったら面白いんじゃないかって。

タイトルもそのものズバリの「いまここ塾」。

そんな本が作れたら、講演会での販売やブログを通じて販売するにしても、ドンピシャじゃないかって、そう思ったんですね。

思い立ったが吉日。すぐに電話しましてね。

「阿部さん、講演会の講話資料って残ってないですか?僕とのコラボ講演でも録音されてましたよね。あんな感じで録音データが残っているなら、そこから原稿を起こしたいんですけど」って聞いてみました。

すると、「うん。残っていますよ。でも…これで本ができるかなぁ…」なんて言いつつも、阿部さんはすぐさまデータを送ってくれました。


そのファイルを開いてね、僕は正直「これはジ・アルティメットより売れるかもしれない…」って思いました。

そのファイルはなんと、2004年の11月、阿部さんが初めて沖縄で「いまここ塾」を開催した、第1回からの記録だったんです。

嬉しくて嬉しくて。まさかその時の講話をこうして目にすることが出来るなんて。

もうね、仕事を後回しにして、夢中で編集しました。

表紙のイラストも、ぼんじょるさんに無茶苦茶わがまま聞いてもらって。

うおぉぉぉぉぉっーーーーーーーーー!って物凄い勢いとエネルギーで作りました。


自分でこう言うのも何ですが、ホントに良い本が出来たと思います。

阿部さんのブログにて、通販受付が始まりましたので、是非お買上げいただきたいっ!!





『いまここ塾』阿部敏郎著


とても深いお話が、とってもわかりやすく、かつユーモアたっぷりに語られています。

今回収めたのは、記念すべき第1回から6回目までの様子。

・第1回 観念
・第2回 いまを生きる
・第3回 幸せになるのは、いつ?
・第4回 男と女
・第5回 絶対的なあなた
・第6回 ユニバーサル・メッセンジャー

税込価格1,800円。

お買上げはコチラからどうぞ!



←新しい流れをつくるお手伝いをお願いいたします<(_ _ )>
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眼鏡のはずし方.9

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さて、大変長らくお待たせいたしました。

そろそろ眼鏡のはずし方の連載に戻りたいと思います。


これまでご説明してきたこの「眼鏡」。

これは結局何のことかと言ったら「思考」なワケです。

人生の中で培ってきた「データベース」や「思い込み」、「個人的な価値観」や「劣等感」。

それらを通して世の中を見ることによって生まれる「歪んだ見え方」のことです。

「あるがまま」のリアリティではなく、そこに主観的な価値や意味を後付けしたがるエゴが作った幻想です。


今日は、この眼鏡を以前お話しした「ゴムボール」の比喩を通して、改めてご説明します。


イメージしてみてください。

自分を覆う、大きなゴムボールの中に、アナタがいます。

このゴムボールは、「思考」「概念」「データベース」「先入観」「劣等感」「警戒心」など、これまで「眼鏡」としてご説明してきたアレコレによって出来上がっています。

「自分(内)」と「自分以外(外)」を分ける壁、境界線が、この「ゴムボール」です。


アナタを覆うこのゴムは、あなたの「在り方」によって、その性質を変化させます。


アナタが愛と優しさに溢れ、心にあたたかな熱を持っている時や、情熱の炎を燃やしている時。

ゴムボールは、その内側にある熱によって大きく大きく膨張します。

ゴムは、大きく膨らむ為に、柔軟性を持たせていきます。(柔軟性が高まるほどに、大きく膨らむことができます)

内部空間は広がり、のびのびと躍動的に動き回れる「余裕」が生まれます。

また、その壁は徐々に薄くなり、透明度を増していきます。(風船を思い浮かべていただければイメージしやすいかもしれません。風船は、膨らませるほどにゴムが薄くなり、透明度を増して向こう側がよく見えるようになりますよね)

透明度をますほどに、世界の本当の姿、ありのままの姿が、歪みなく見えるようになります。


逆に、アナタが外界からのストレスに怯え、防御態勢に入っている時。

アナタはその壁を、厚く、固くすることで、防御壁を頑丈にしようとしてしまいます。

ゴムを厚く、固くするため、ボールは収縮します。

ボールが収縮し、壁が厚くなったことによって、透明度を失っていきます。

だから、見るもの全てが不明瞭となり、「あるがまま」を捉えることができません。

内部空間が圧縮されていることと、壁による光の遮断によって、その中の温度は寒々しさを増していきます。

また、狭くなったことで、身体を小さく小さく丸めなくてはなりません。余裕はなくなり、不自由さを痛感します。


つまり、優しさや愛に溢れ、自分から心を開き、全てを受け入れる姿勢でいると、「あるがまま」を捉えながら、イキイキのびのびと生きることができます。

逆に、世界との分離意識が高まり、警戒心を高めていると、眼鏡の歪み、不鮮明度が強まり「あるがまま」を見ることが出来なくなり、不自由で余裕のない人生となります。





「悟り」や「目覚め」と言われる体験は、このゴムボールの壁(思考・自我)がなくなることで生じます。


その道のりは3つあります。

一つは、極限まで慈愛を高め、ボールを大きくすることで、壁を薄くし薄くし薄くし…そのまま壁を消失させてしまう、という「愛の道」。

一つは、その壁を小さく小さく小さく…していき、極限までガチガチになったところに、最終最後の衝撃を与え、粉々に崩壊させてしまう「絶望の道」。

最後は、その壁自体が自分自身が作り上げた幻想であり、もともと存在しないものであるということを、体験を通じて理解していく「瞑想の道」。

この3つが、僕の知っている「眼鏡のはずし方」の全てです。


一瞬でも、自他を分ける「境界線」がない状態を経験すれば、「すべてはひとつ」であったことを体験として理解できます。

もともと、「自分」も「自分以外」もないことを知ることによって、「幻想に脅えていた愚かさ」に気づきます。

なんだ。「攻撃される自分」も、「攻撃する外界」も、もともとないじゃないか。

敵のないところに防御壁を設けていた馬鹿馬鹿しさに、腹から大笑いすることになります。


アナタがどのような道を経由してそこに辿り着くのかはわかりませんが、それでも、行き着く先が同じであることを、僕は知っています。

そして、限られた一部の人だけではなく、アナタもいつの日か必ずそこに辿り着くことも知っています。(本当は誰もがすでに辿り着いているんですけどね。眼鏡のせいでそれに気づけずにいるだけです)

僕や阿部さんが通ってきた「絶望の道」ではなく、「愛の道」や「瞑想の道」で、辿り着けるといいですね。



僕に出来ることには限りがありますが、出来うる限りの力で、道案内をさせていただければと思っています。



愛と優しさ溢れる夜となりますように。

メリークリスマス。


  ←サンタさん、いい子にするのでおねがいします。
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両国のホテルにて

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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本日は、コラボ講演会へ足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。

あのように、たくさんの皆様と直に顔を合わせ、場を共有できることは、僕にとって本当にうれしいことです。

いつものことではあるのですが、講演会終了後は、嬉しさと楽しさ、ありがたさの感情で満たされ、上手く言葉が紡げない状態になります。

会場では、皆様からの励ましのお言葉いただき、思わず涙があふれそうになり、ぐっと堪えていました。

いま、そのとき堪えた涙を流しながら、キーボードを叩いています。


また、落ち着いてから更新させていただきます。

取り急ぎ、お越しいただきました皆様、また、会場運営のお手伝いに協力してくれた皆様、機会を与えてくれた阿部さんに、改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました。<(_ _ )>



←皆様からのエールは、本当に涙の出る嬉しさです。いつもありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
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