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すでにそうであるもの

先日コメント欄に、こんなご質問をいただきました。

「すでにそうであるもの」を「イエス」といって受け入れると、あなたの深淵にある新たな次元が開かれます。その次元は外的状況にも、思考や感情で絶え間なく揺れ動いている内的状況にも、依存していません。 : エックハルト・トール

エック卿の仰る「すでにそうであるもの」とは何を指すのでしょう?なかなか捕らえにくいのですが・・・。



「すでにそうであるもの」は、文字通り、「すでにそうであるもの」のことです。


目の前に、某かの事象があるとして。

僕たちは、その事象に『解釈(観念・判断・観点・見識・意見・意味・価値・ジャッジ・批判等)』を付け加えて世界を捉えています。

そして、自身が保有している『解釈』こそが、その人における『事実』『認識』『現実』として浮かびあがっているんです。


たとえ話を始める前に、今日はまず、下の動画をご覧ください。




この動画は、昨今話題の「3Dプロジェクション・マッピング」。

白塗りの男性に、様々な映像が投影されていき、本来の姿にはない表情を見せてくれます。


僕たちは日常的に、このプロジェクション・マッピングと同じように、様々な『解釈』を事象に投影して、世界を見ています。

ある人に対しては、「あの人は、こういう人」というマッピングを、ある物に対しては「これは、こういう物」というマッピングを。

木彫りの人形に「ありがたさ」や「神聖さ」をマッピングして「仏像」と捉えるように、はたまた金属片や印刷物に「価値」をマッピングして「貨幣」と捉えるように、僕たちは様々なシチュエーションで『解釈』を活用しています。

言ってみれば、僕たちの人生は『マインド・マッピング』の世界。

神道において、「現世」を「うつしよ」と読むのは、そのためです。


これを踏まえて、先のエックハルト・トールさんの言葉を見てみましょう。

「すでにそうであるもの」を「イエス」といって受け入れると、あなたの深淵にある新たな次元が開かれます。

その次元は外的状況にも、思考や感情で絶え間なく揺れ動いている内的状況にも、依存していません。


これは、

「いま目の前にある男性の姿は、コンピューターで作られたデータが投影されているものだ」という事実を「イエス」といって受け入れると、「白塗りの彼(“素”の姿)」という世界が開かれます。

白塗りの彼の存在そのものは、投影されている映像に、依存していません。


と言い換えることが出来るでしょう。


ハートの奥底には、なんの色も付いていない、純粋な「光」があります。

ハートを閉ざして生きれば、光は遮られ、人生は「お先まっくら」になります。

しかし、少しでもハートを開けば、そこから光は漏れだし、心の中にある様々なマインドが、そのままフィルムやデータの代わりとなって、目の前にある事象に投影されます。

そこに何が映し出されるかは、その人が抱えているマインド次第。

人それぞれ、別なデータを映し出しているので、ひとつの事象に対しても、認識のされ方は、人それぞれです。

何かを「美しい」と捉えたなら、その何かに「美しさ」があるのではなく、その人の中にある「美しさ」が、その何かに投影されたのです。

何かを「醜い」と捉えたなら、その何かに「醜さ」があるのではなく、その人の中にある「醜さ」が、その何かに投影されたのです。

心に「ポジティブ」なマインドがあるなら、世界に「ポジティブ」がマッピングされます。

心に「ネガティブ」なマインドがあるなら、世界に「ネガティブ」がマッピングされます。

心にどんなマインドもなければ、世界は「あるがまま」の姿で光を浴びます。


色即是空。

僕たちが生きる「色(しき)」の世界は、マインドや観念という「色(いろ)」がマッピングされた世界です。

「空(くう)」は、文字通り、マインドや観念が「からっぽ」な、素(す)の世界です。

その世界は、マッピングが消えたときに、はじめて明からになります。

そして、そこにマッピングがあろうがなかろうが、僕たちは「空」という舞台に立っている事実は変わりません。

「空」は、解釈が付け加えられる前の世界ですから、それを捉えることは不可能です。

だって、「わかりました!『空』って、こういうことだったんですね!」となったのなら、そこには「こういうこと」という『解釈』が生まれてしまっているのですから。


*****


さて、今晩はアウルズ・エージェンシーさん主催による『ザ・パワー・オブ・ザ・ハート』の発売記念パーティ。

書籍版の翻訳を担当された山川紘矢・亜希子ご夫妻ほか、いろいろなゲストが登場するそうです。

忘年会にはちょっと早いかもだけど、「ハート」をテーマに語りながらのひととき。

よろしければご参加ください。

ザ・パワー・オブ・ザ・ハート ナイト(ブッフェ & 飲み放題2時間つき)
11月30日(月)19:00スタート @代官山「晴れたら空に豆まいて」
[詳細・お申し込み]


12月11日(金)には、文京区にて同テーマのお話会の予定です。

あの世に聞いた、ハートの仕組み
12月11日(金)19:00スタート @文京区スカイホール(文京シビックセンター26階)
[詳細・お申し込み]


【その他、12月のトークライブは、下記のとおりです】

平日のお話会「月イチ☆」、12月開催分、受付開始いたしました!

毎年恒例となった、気持ちばかりのクリスマスプレゼントをご用意してお待ちしております。

さらに、17日(木)の浜松では、なんと、スペシャルゲストに阿部敏郎さんをお迎えして、『阿雲の呼吸スペシャル』を開催!


平日のお話会「月イチ☆」(東京)
12月21日(月)19:30~21:30(19:00会場)@三鷹産業プラザ 7階 701会議室[詳細・お申し込み]


平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪)
12月18日(金)19:00~21:00(18:30会場)@大阪産業創造館 会議室A・B[詳細・お申し込み]


平日のお話会「でら☆月イチ」阿雲の呼吸スペシャル(浜松)
12月17日(木)19:30~21:30(19:00会場)@アクトシティ浜松 研修交流センター 401会議室[詳細・お申し込み]



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※パソコンや携帯電話からのお申し込みが面倒、わからない、という方には、ファミリーマートさんの情報端末「ファミポート」でのお手続きをオススメしております。
 ご利用方法については【コチラ】をご参照ください。



←あなたには、どんな世界が映っていますか?
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空間からは逃げられない

「この頃、以前にもましてブログの更新がないよね。忙しいとか言ってるけど、ホントにちゃんと執筆してるの?」

という思いをお持ちの皆様。

安心してください、書いてますよっ!


どうも。流行に乗ってみました、とにかく明るい黒斎です。


まずは近況報告から。

ただいまノリノリで執筆しておりまして(あら珍しい)、「うぉー!早く皆さんに読んでいただきたい!」と盛り上がり、11月にしてもはや師走の勢いです。

そのうちの一冊はただいま5分の1程度の上がり具合。とりあえず年内に原稿をまとめられたらいいな〜といったところ。

もう一冊は海外物の翻訳書という、これまでとはまたちょっと違う企画にチャレンジしております。

「え〜、他の人の話はどうでもいいの。私は黒斎さんの本が読みたいのに〜…」と言ってくれる、黒斎くんにぞっこんなアナタもご安心ください!

大人の事情もありますので、まだ詳しい内容は伏せておかなければならないのですが、この本の内容は、僕がお話したいことと見事に一致しておりまして、少々お下品さが漂うクセのある著者のキャラクターも、どこか僕とかぶるという、「あれ?これって僕が書いた本なんじゃないの?」という錯覚に陥ってしまうほどのものだったのです。

出版社さんから企画をいただいて「是非やらせてください!」となった、パンチのある一冊。こちらも着々と進行しておりまして、来年1月にはお披露目できる予定です。


さて、近況報告はこれぐらいにして、先日からのお話の続きと参りましょう。

皆さんがコメント欄に記してくれたとおりで、「無い」と「空(からっぽ)」のニュアンスの違いは、「器(入れ物)」というものを例にとると、とってもわかりやすくなります。

それが有形であれ無形であれ、ありとあらゆる存在は、「空間の中」に存在しています。

空間があるからこそ、僕たちはこうして存在できるのです。

実に当たり前のことなんですけども、これをよくよく考えてみると、とっても不思議な気持ちになるんです。

ちょっと微妙なニュアンスなので、どこまで通じるかわかりませんが、とりあえず言葉にしてみます。


「空間」ってのは、そこに何かがあろうがなかろうが「空間」なんですよ。

例えば、いまアナタの身体がある、その空間。

その空間は、アナタの身体があろうがなかろうが空間なんです。

もしも、「物質」と言われているものが「空間」ではないのだとしたら、そこには「空間がない」ということになります。

でも、「空間がなくなる」ということはありません。

その物質がそこから消えれば、相変わらず空間は現れるんですから。

空間は、どこまでいっても空間のままなので、物質は常に、空間と重なりあっているます。




変な言い方になってしまいますが、物質もまた空間なんです。


で、「命」ってのは、物質ひとつひとつに宿っているわけではなくて、「空間」に満ちているんです。

だから、そこに身体という形があろうがあるまいが、命(空間)がある。

僕たちはみな、この身体という形を持つ以前から、命(空間)なんです。

物は、常にその形を変え、現れては消える性質を持っていますが、「空間」は無くなることがありません。

と、すれば、生まれることも、死ぬこともありません。「誰それの命(空間)」ということも言えません。


命の感覚が逆転するっていうこの感じ、おわかりいただけますか?



【トークライブ・インフォメーション】

年内も様々なイベントが目白押しです!お見逃し無く!

『ザ・シークレット』に次ぐ超話題作、『ザ・パワー・オブ・ザ・ハート』の発売記念イベントに参加する運びとなりました。
DVD・書籍のご紹介とともに、僕の視点からの「ハート」のお話も展開する予定です。

ザ・パワー・オブ・ザ・ハート ナイト(ブッフェ & 飲み放題2時間つき)
11月30日(月)19:00スタート @代官山「晴れたら空に豆まいて」
[詳細・お申し込み]

あの世に聞いた、ハートの仕組み
12月11日(金)19:00スタート @文京区スカイホール(文京シビックセンター26階)
[詳細・お申し込み]

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平日のお話会「月イチ☆」、11月開催分、受付中です!

平日のお話会「月イチ☆」(東京)
11月25日(水)19:30~21:30(19:00会場)@三鷹産業プラザ 7階 701会議室[詳細・お申し込み]


平日のお話会「月イチ☆WEST」(京都)
11月27日(金)19:30~21:30(19:00会場)@ハートピア京都 第5会議室[詳細・お申し込み]


平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋)
11月26日(木)19:30~21:30(19:00会場)@ウインクあいち 11階 1101会議室[詳細・お申し込み]


なお、12月の「月イチ☆」は、17日(木)浜松・18日(金)大阪・21日(月)東京で開催。
毎年恒例となった、気持ちばかりのクリスマスプレゼントをご用意してお待ちしております。
さらに、17日(木)の浜松では、なんと、スペシャルゲストに阿部敏郎さんをお迎えして、『阿雲の呼吸スペシャル』を開催!
受付は今月25日に開始予定です。

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梅田の蔦屋書店さんでのトークイベント、第2弾!

大阪、梅田駅直結にするルクア イーレの9F 、梅田蔦屋書店さんのお誘いを受けて開催した朝のお話会。
ご好評につき第2弾を開催!
リアル書店さんのスペースをお借りしてのイベントですので、「人生を変える本との出会い」をテーマに、僕がオススメする書籍の魅力や、精神世界の勘所などのお話をする予定です。
開催は平日の午前中ですので、参加できる方も限られるかとは思いますが、よろしければ遊びに来てください。

雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』Vol.2
11月27日(金)10:00~11:30(9:30開場)梅田 蔦屋書店 4th ラウンジ [詳細・お申し込み]


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※パソコンや携帯電話からのお申し込みが面倒、わからない、という方には、ファミリーマートさんの情報端末「ファミポート」でのお手続きをオススメしております。
 ご利用方法については【コチラ】をご参照ください。



←「安心してください、押してますよっ!」と言ってくれるアナタが大好きです。
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あるとも言えず、ないとも言えず

アウルズさんに出社するようになってから、なぜだかとても忙しくなってきました。

デスクをお借りしたのは、忙しくなってきたからでも、これから忙しくしようと思ったからでもなく、ただ、ちょっと環境を変えてみようかな、ぐらいのものだったんです。

でも、おもしろいものですね。

なんてことのない、ちょっとした変化があるだけでも、日常の流れはダイナミックに動き出して、思いもしなかった出来事が次から次に展開していく。

たった数週間の間に、あれやこれやがありまして、ただいま二冊の本作りに着手しております。


皆様ご存じの通り、僕の筆の進みというのは、ホントに気まぐれなものでして、書籍どころかブログの更新もままならぬという(笑)

別に、「書きたくない」とか、「出し惜しみしている」というつもりはないんですよ。

日々、「お!これはいい表現方法が見つかったぞ!」とひらめき、その勢いのまま「よし書くぞ」となるのですが、その直後に、書こうとしていた内容がすでに書かれている本を見つけちゃうんです(笑)

もうね、ビックリするぐらい「そのまんま」だったり、「うわ、悔しいけど、こっちの表現の方が適切だし面白いわ」だったり。

そもそもが何千年も前から語られ続けてきたものだから、いまさら僕が思いつくようなものは、たいがい誰かが既に形にしてるんだよね。

そしたらさ、僕が書かなくてもいいわけじゃないですか。その見つけた本なり、その著者をご紹介すりゃいいわけで。

書いたら書いたで、「あ、それ、誰それのパクリっすね」ってなっちゃうしね。

そんなこんなで、結局書かずじまいという事が続いていたんです。


そんな僕がですよ、いよいよ軽快にキーボードを叩きだしました。

いつ書き終わるのかはわかりませんが、心が折れずに完遂できることを祈るばかりです。

ブログ更新のない日は、「きっと、今日もシコシコと原稿と向き合っているのだな」と、生暖かく見守っていただけると幸いです。


さて、それはさておき、先日の続き。

「玄(空)」と「玄のまた玄(無)」についてのお話。


様々な宗教で語られてきた、この「空(くう)」とか「無」のお話は、決して難しいことが話されているわけではないんです。

気づいてしまえば「なんだ、そんなことか」って拍子抜けするぐらいシンプルなことなんです。

じゃ、なんでなかなかわからないのかっていうと、「難しい」んじゃなくて、超絶「ややこしい」の。

で、この「ややこしさ」を解こうと、これまでもたくさんの方が言葉を残してくれているんだけど、そもそもの「ややこしさの原因」が、「言葉」なんです。

ややこしさを作りだしている、そのツールを用いて、こんがらがった観念を解こうとしているワケだから、聞けば聞くほど、余計にこんがらがってくるという。

まずは、この「ややこしさ」がなんなのかから、話を進めていきたいと思います。


「ない」がある

「ある」がない



上記の2つは、ワケがわかりません。

だって、「ない」は無いから「ない」なわけだし、「ある」は有るから「ある」なわけだし。

だったら、「ない」があることも、「ある」がないことも、ないじゃないかと。

これが、「空」と「無」のお話が、よくわからなくなる原因のひとつです。


「無い」が有る

と聞くと、「ん? 何を言っているの?」ってなるけど、僕らは結構日常でもこの文脈は使っていたりするんです。

例えば、「空間がある」という言い回し。


(物理学とか哲学とかを持ち込めば、そもそもの言葉の定義も不明瞭なままですが)日常的な感覚で使われる「空間」っていうのは、「何も無い」ことや「あいている所」を指しているのですから、結局は、「空間がある」ってのは「“ない”がある」と言っているわけです。

ね。結局、「空間」は、あるの? ないの?

あるっちゃあるし、ないっちゃないよね。


で、ここから話を戻して、「空(くう)」っていうのは、特殊な次元の話をしているわけではなくて、単に「からっぽ」と言っているだけなんです。

で、「無」っていうのは、そのまま「無い」と言っているだけなんです。



この後もお話は続きますが、ひとまず、ちょっとだけ考えてみてください。


「からっぽ」と「無い」は、イコールでしょうか?




【トークライブ・インフォメーション】

平日のお話会「月イチ☆」、11月開催分の受付を開始いたしました。

平日のお話会「月イチ☆」(東京)
11月25日(水)19:30~21:30(19:00会場)三鷹産業プラザ 7階 701会議室[詳細・お申し込み]


平日のお話会「月イチ☆WEST」(京都)
11月27日(金)19:30~21:30(19:00会場)ハートピア京都 第5会議室[詳細・お申し込み]


平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋)
11月26日(木)19:30~21:30(19:00会場)ウインクあいち 11階 1101会議室[詳細・お申し込み]


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梅田の蔦屋書店さんでのトークイベント、第2弾!

大阪、梅田駅直結にするルクア イーレの9F 、梅田蔦屋書店さんのお誘いを受けて開催した朝のお話会。
ご好評につき第2弾を開催!
リアル書店さんのスペースをお借りしてのイベントですので、「人生を変える本との出会い」をテーマに、僕がオススメする書籍の魅力や、精神世界の勘所などのお話をする予定です。
開催は平日の午前中ですので、参加できる方も限られるかとは思いますが、よろしければ遊びに来てください。

雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』Vol.2
11月27日(金)10:00~11:30(9:30開場)梅田 蔦屋書店 4th ラウンジ [詳細・お申し込み]


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※パソコンや携帯電話からのお申し込みが面倒、わからない、という方には、ファミリーマートさんの情報端末「ファミポート」でのお手続きをオススメしております。
 ご利用方法については【コチラ】をご参照ください。



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