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耳をすませば

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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さて、阿部さんの事が嫌いな方はごめんなさい。

特に打ち合わせをしたワケではないのですが、今日も僕の独断で阿部さんのブログとリンクした内容でお送りいたします。


今日の「いまここ塾」のお題は「3分間瞑想法」

その中で阿部さんは、『僕がよくやるのは「耳を澄ます」というやり方です。』というお話をされていました。

今日はここから僕の話を広げてみます。


瞑想のノウハウっていうのは、その人によって違い(個性)があると思いますし、言葉で“コツ”をお伝えすると言うこと自体、元々ナンセンスな話なのですが、なにかのヒントになるかもしれないなぁ、という思いもありますので、今日は僕の行っている方法をお伝えしてみることにしました。

(これはあくまで僕が行っている方法ということであって、「これが正解だ!」なんて話ではありません。ですから、「自分には向かないかも」とか「そんなもん、信用できるか!」と思うのであれば、聞き流してくださって結構です。まして僕は、別に「瞑想の達人」なんかじゃありませんので。)


まず、瞑想に入るためには、とにかくリラックスすることが最重要となるので、その一つの方法として、僕は「最初に一度、体中の筋肉を硬直させ、力一杯力む」ということをしています。

カラダを小さく丸めてギューーーッと縮こまる感じです。

特に、首や肩など、アタマに近い部分は念入りに時間をかけて力を込めます。

その後、今度は縮めていたカラダを大きく伸ばし、背筋をピンと立てます。

寝起きの時の「伸び」の要領です。

で、それが終わったら、息を吐き出しながらカラダの力を一気に抜きます。

一度力んでおくことで、「力を抜く」という感覚がわかりやすくなるんです。

ちょっとモニターを見ながらでも試してみてください。

何も意識せずに、そのままの状態から力を抜くのと、一度(甲羅に頭を隠す亀のイメージで)首をギューッとすぼめて、首と肩に思いっきり力を入れ、30秒間ほど力を入れたままの状態で出来るだけゆっくり首を回し、その後一気に力を抜くのとでは、後者の方が格段に「力みを手放した感覚」が明確になると思います。


呼吸については、僕はあまり意識していません。

意識してしまうと、なんだかそのリズムを維持することに意識が向いちゃって、何かとアタマが働き出しちゃうんです。

なので、あまりリズムに捕らわれすぎないよう、なるべく自然に落ち着かせるようにしています。

腹式だとか、胸式だとかも意識していません。心身がリラックスすれば、人は自然と腹式呼吸になります。(誰もが、布団の中では自然と腹式呼吸になっているのと同じです。)


と、ここまでがファーストステップです。

慣れないうちは、こうしてリラックスした状態になるだけでも、なかなか大変な事だと思います。

日々自分の感情に振り回され、イライラ・ピリピリ・ヘトヘト・シクシクになっている方ならなおのこと、「肩の力を抜く」ということもスムーズに行えないと思います。(もしかしたら、これを読んでいる今も、肩に力が入っていませんか?)

また、呼吸を整えることも大変だと思います。いえ、むしろ普通に呼吸することすら困難な状態になっていると思います。

人は、自分の心や感情をコントロール出来ない時、同時に自分の身体もコントロール出来なくなってしまっています。

アナタの身体は思考や感情(マトリックス)に乗っ取られ、首や肩、背中に力が入り、呼吸は浅く不規則になり、深呼吸をするにも一苦労という状態になっているはずです。

僕がどっぷりと暗闇の中にいた時は、本当に「呼吸困難」に近い状態でした。普通に息が出来ないんです。

そういう方は、あえて「呼吸」を意識し、出来るだけゆっくり大きく息をするよう心掛けると、徐々にリラックスできるようになると思います。

とはいえ、これすらも当時の僕にはとても大変なことでした。

深呼吸も投げ出したくなるほど大変で、数分続けるだけで全身が汗だくになってました。

すぐに出来なくても、諦めずに毎日ちょっとづつトレーニングしてみてください。

呼吸をリラックスして行えるようになったと感じられたとき、同時に自分の心も落ち着いていることに気付けることと思います。^^


さて、そうしてリラックス出来るようになったら、次の段階へ。

僕も、ここで阿部さん同様「耳をすます」という方法をとっています。

ただ、僕の場合は「耳をすます」といっても、「遠くの音に意識を向ける」のではなく、「無音」に意識を向けています。

「音」を拾おうとすると、その音が「あ、クラクションだ。」とか、「隣の部屋で物音がする」だとか、その音の発信源や状況をイメージしちゃうんです。

そうすると、思考(エージェント)が「やった!」とばかりに色々な物語を語り出してしまいます。

なので、「音」ではなく「音と音の間にある静寂」を捉える感じで、意識を「無」に向けるんです。

ちょっとおかしいですよね。無いモノを「捉えよう」とするんですから。

でも、「無」は「ある」。

その感覚を捉えている間は、「思考」は身動きが取れなくなります。



←ここでは、指先に力みを。

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いまここ

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さて、昨日に続き、今日も『いまここ塾』との連携でお送りいたします。

阿部さんの本日の記事はこちら、「過去の傷 Ⅱ」

今日は、この記事の中のこのフレーズから、お話させていただきます。


*****

「いま」に徹底すれば、あらゆる苦悩が消え去るというのは本当です。

しかし、「いま」に徹底するとはどういうことなのか、そのことを理解することが先決かもしれません。

*****


苦しみから解放されるためには、「いまここ」を知るしかない。


だからこそ、何よりも、そのことを伝えたい。

なのに、いくらそのことを伝えたくても、肝心の「いまここ」という、この一言の意味がなかなか通じない…

特に、その心の傷が深ければ深いほど、この言葉の意味がますます通じなくなっていく…


不幸という暗闇の中にいる時は、どうしても現実を受け入れたくないものです。

現実から目を背け、耳を塞ぎ、目の前にあるものに拒絶反応を起こしてしまいます。

「今、自分の目の前」にあるものから離れたくて必死になってしまいます。


そんな人に対して、「“いまここ”を理解してください」とお願いしても、聞く耳を持ってくれるとは思えません。

だって、その人は「いまここ」から何とかして逃げ出したい一心なのですから。

僕も長らく暗闇の中にいましたので、そういう状態のアナタの気持ちがよくわかります。


でも、もしコレをご覧のアナタが、今現在苦しみの中でもがいているのなら、どうか「いまここ」という言葉が持つ、本当の意味を深く探ってみてください。


僕や、阿部さんが話している「いまここ」という言葉は、“時間”のことを指しているわけでも、“場所”のことを指しているのでもないのです。

むしろその逆で、本当は、“時間”も“場所”も、実在しないという意味の言葉なんです。


「いま」という言葉が指差す向こうにあるのは、“時間”ではなく“存在”です。

「ここ」という言葉が指差す向こうにあるのは、“場所”ではなく“存在”です。



「いまここ」というこの言葉を、「時空」ではなく「存在」という意味で解釈しなおして目の前にある状況と向き合えば、幻想のカラクリに気付くことができます。

そのカラクリに気付いたとたん、その時アナタは苦しみから解放されています。

アナタを苦しめている「いまここ(時空)」という幻は、「いまここ(存在)」という本質を通して消え去ってしまいます。


「昨日」の出来事が変えられないのなら、せめて「明日」が良くなりますように…と、意識が「未来」ばかりを見ていませんか?

もしくは、「後悔」という過去への執着に縛られ、身動きが取れなくなっていませんか?


よく考えてみてください。いえ、感じてみてください。


ほら、「過去」も「未来」も存在しません。

アナタの目の前に存在するのは、アナタが存在しているのは、いつだって「いまここ」です。






ブログではなかなかお伝えしにくいこういう感じのお話も、ライブなら思う存分話せます。(←「いまここ」を語っている僕自身の気持ちが「未来」に向いてしまっているという、微妙な締めくくり)



←意識は、「いまここ」に。

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過去の傷

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「黒斎さんだったら、このことをどういう風に伝えますか?」

先ほど阿部さんからそんな電話をいただきました。

話のテーマは『いまここ塾』の本日の記事、「過去の傷」について。

お互いのブログで同じテーマをそれぞれの言葉で表現することを通して、来週末に迫った講演会へ向けてのウォーミングアップをしようという試みです。

(  ̄д ̄)|ョ  「なるほど、面白いですね。じゃ、早速帰宅してから同じテーマについて書いてみます!」

な~んて、軽快にお返事をしまして、今こうして自宅PCのモニターと向かい合っているワケですが…


(-公-;) むずかしいなぁ、おい…


と、言いますのも、僕は阿部さんのこの記事、「うんうん。まったくもってその通りですよね。」という気持ちで拝見したものですから、それを別な言葉に置き換えて、ということも中々難しいんです。

だって、なんの過不足もないじゃん。この記事。ねぇ。

さて、困った。どう書いたものか。


まずはこのテーマを再整理するところから始めてみましょうか。

このお話の主題を「心の傷の癒し方(苦しみから解放されるすべ)」とします。

逆から見たら「幸せになるためには?」といったところ。


その為のアプローチとして考えられるのが、

1.幸せになるためには、過去の経験を思い出して、その時に感じた怒りや悲しみを癒していくことが必要

という考え方。

つまりは「トラウマや過去の汚点などといった、ネガティブ性の原因を改善することが幸せに繋がる」というロジックです。


それに対し、もう一つのアプローチは、

2.過去から逃れようとして、過去に関わることではなく、徹底して「いま」に在ること

という考え方。

いわゆる「究極」側からのアプローチです。


コレをご覧になられている皆さんは、どちらの考え方でしょうか?

僕は、阿部さんと同様に、後者の方法でしか、苦しみから解放されることは出来ないと思っています。

もちろん、1の方法で癒されるということもあるかと思います。

「現に私はそういった方法(いわゆる前世療法や、その類のヒーリング)で癒された」と仰る方も多いことでしょう。

ですが、1の方法で本当の意味で苦しみから逃れることはできません。逃れることが出来ているとしても、それは一時的なものでしかないんです。


それでも、まだまだ1を選択してしまう人が多いのは何故でしょうか。

その答えは簡単。

それは、2の文章が指している意味がさっぱり理解できないからです。

それと、1の文章に出てくる「癒し」という単語の意味の捉え方によって、2と同じ意味になりえてしまうため、通約不可能性が発生してしまっていることが考えられます。


ありゃりゃ、わかりづらくなっちゃいましたね…


では、もう少し噛み砕いて、1の文章をもっと簡潔にしましょう。


「幸せになるためには、苦しみを癒すことが必要」


コレだとどうでしょう?

そう。文章的に正しいんです。

正しいけど、1の意味でも、2の意味でも解釈する事が出来ちゃうんです。


2の文章で伝えたいことは、

A.「幸せになるには、苦しみを手放すことが必要」

ということです。

自分が抱えている重たいものを、自分の意思で下ろす。

それをするのは「今」しか出来ません。

その理由が何であれ、ネガティブな思考パターンを「今」背負っていることに気付き、「今」下ろす決断をすることです。

向かい合うべきは「今」なんです。

ですから、この場合の『癒し』は「過去との決別」を意味しています。


一方、先の文章を

B.「幸せになるためには、過去を改善することが必要」

と捉えてしまうと、全くトンチンカンなことになってしまいます。

意識が「今」から離れ、「過去」へと向いてしまいます。

『癒し』を「改善」の意味で捉えてしまうと、「過去との決別」どころか、全く逆の「過去への執着」に様変わりしてしまうんです。


A.の場合、苦しみの原因は「今の自分の心(捉え方)の問題」です。

B.の場合、苦しみの原因は「過去の出来事・状況」です。


自分の心の状態を「今」変える事は可能ですが、過去に起こった出来事・状況を変える事は不可能です。


どちらも「苦しみと向かい合う」という意味では共通しますが、その向かい合い方が全く違うんです。


さて…


通じていますかね…



←ああ、やはりこういう話はライブでお伝えしたい…

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ミュージック・アワー

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θヾ(≧▽≦)ノ 「さーて、今宵も誰もいなくなったオフィスから生放送でお送りしております『ミュージック・アワー』。DJはおなじみ黒斎、そしてゲストはこの方、雲さんで~す。」

(  ̄Д ̄)θ 『まいど!』

θ( ̄д ̄ ) 「さて、今日はですね、前々から一度やってみたかった企画をお送りしてみよ~、なんて思ってるんですけどもね。」

(  ̄Д ̄)θ 『あらま。これはまた随分と藪から棒な展開でございますな。』

θ( ̄д ̄ ) 「ええ。若干現実逃避的なテンションで仕事ほっぽってブログに走っちゃってますけどね。まぁチョットぐらいいいか、みたいな軽い感じで行きたいと思いますです。はい。」

(  ̄Д ̄)θ 『で?何しますの?』

θ( ̄д ̄ ) 「いえね、ここ最近の雲さんったら、何かしら“歌系”のインスピレーションでお話されてるな~って感じてましてね。」

(  ̄Д ̄)θ 『まぁ、そう言われればそうかもね。』

θ( ̄д ̄ ) 「でそ。でね、思い出したワケですよ。以前やってみたかった歌ネタを。」

(  ̄Д ̄)θ 『歌ネタ?』

θ( ̄д ̄ ) 「そう。歌ネタ。」

(  ̄Д ̄)θ 『なにそれ?』

θ( ̄д ̄ ) 「いや、大したことでもないんですけどね。世の中には、聞きようによってはめっさスピ系の内容に聞こえるメッセージ・ソングって多いよな~って前から思ってて。それこそ雲さんもよく僕への伝達手段に使うじゃないですか。」

(  ̄Д ̄)θ 『うん。まぁ、そうだね。』

θ( ̄д ̄ ) 「前にも何度か“アンパンマン”とか、松任谷由美さんの“やさしさに包まれたなら”とか、小出しにやってたんだけど、“スピリチュアルなメッセージ性が高い曲特集”っていうコンセプトで、そう言ったメッセージ・ソングを一気に並べてみると、それが気付きの切っ掛けになるなんてこともあるんじゃないかと思ってね。」

(  ̄Д ̄)θ 『なるほどね。』

θヾ(≧▽≦)ノ 「ってことで、思いつくままに並べてみます。題しまして、“黒斎が選ぶ、これってめっさスピ系だよね?”特集~!」


さすらい/奥田民生

天体観測/BUMP OF CHICKEN

想 -new love new world-/福山雅治

世界に一つだけの花/槇原敬之

何度でも/DREAMS COME TRUE

ロストワールド/ELLEGARDEN

ファミレド/木村カエラ

気楽に行こう/ケツメイシ

ガリレオ/MONKEY MAJIK

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ/サンボマスター




θ( ̄д ̄ ) 「とりあえず10曲ほど選んでみたんですけど、どうっスか?」

(  ̄Д ̄)θ 『まぁ、それはそれでいいけどね。そんなことより…』

θ( ̄д ̄ ) 「そんなことより?」

(  ̄Д ̄)θ 『早く仕事終わらせんと終電逃すぞ。』

Σ( ̄д ̄;)ハッ


←皆さんが選んだメッセージソングも、コメント欄にジャンジャンお寄せ下さい。

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白状

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(  ̄Д ̄) 『なぁ、黒斎、黒斎。』

( ̄д ̄ ) 「なんです?」

(  ̄Д ̄) 『ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのさ、「The power of love」ってあるじゃん。』

( ̄д ̄ ) 「パワー・オブ・ラブ?」

(  ̄Д ̄) 『そうそう。バック・トゥー・ザ・フューチャーの主題歌だった曲。』

( ̄д ̄ ) 「あ~。思い出しました。インテグラのCMソングにもなってましたね。」

(  ̄Д ̄) 『あの曲をさ、「The Power of “Now”」にしてさ、替え歌つくったら結構いいメッセージになると思うんだよね。』

( ̄д ̄ ) 「なるほど。じゃ、やってみますか?」


♪ The power of now is a wonderful thing

♪ Make a one man wake, make another man sing

♪ Change a pains to an alarm of clock

♪ More than a feeling

♪ That’s the power of now…





( ̄д ̄ ) Tougher than diamonds....


( ̄д ̄ ) …


( ̄д ̄ ) …


(  ̄Д ̄) 『どうした?』 


( ̄д ̄ ) 「あ…いや…」


(  ̄Д ̄) 『?』


_| ̄|○ すいません、駅前留学の必要が…



←このように、インスピレーションが上手く形にならないことも多々あります。

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