映画の豆

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「二流小説家 シリアリスト」

2013年07月07日 | サスペンス映画

2011年に日本語版の発売されたデイヴィッド・ゴードンの推理小説が原作。
本国では無冠なれど
「このミステリーがすごい! 」「ミステリが読みたい! 」「週刊文春ミステリーベスト10」
の3つのランキングで1位を独占しました。

ラノベ吸血鬼ものやポルノ小説を細々と書いている小説家、赤羽一兵のところに
ある日シリアルキラーの死刑囚呉井大悟から手紙が届く。
呉井の要求は、自分のファンの女性3人と自分とのポルノ小説を書いてくれたら
事件の真実を話してもよい、というものだった……というあらすじ。
久しぶりに「はわわ!」系の上川さんが見られます。
姪っ子の女子高生にすら頭が上がらず敬語で話す始末…。
シリアルキラーの呉井(武田真治さん)には翻弄されっぱなしです。
上川さんファンの方は是非。でも映画としてはそんな面白くないです…。
でっかいヒントがあって、真犯人は誰でも途中で分かります。

内容ばれ

これもうちょっと改変してBLにしたら爆受けしそうだなと思いました。

脚本は4人で執筆してらしたようなのですが、
なんていうかすごくテンプレセリフが多くて、役者の方が気の毒でした……。
特に武田真治さん、大熱演だったんですけどね。

原作は、主人公の書いたSFやポルノや吸血鬼の物語が挿入され、
女性キャラクターが魅力的で(映画では姪っ子だった子も、原作は家庭教師先の子らしい)
一種ハーレムラノベ系の楽しみ方ができる小説だそうですが、
推理的には本当、あれなので、日本のミステリベスト1位総なめは、
もしかしてすでに映画化が決定していて、そこらへんが影響したのかなーとか
穿った見方をしてしまいますな。

原作のダリアン・クレイが呉井大悟なのはちょっと笑った。
原作では別に友情云々暖かーい話にはならないそうです。



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