映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「ARGYLLE アーガイル」

2024年03月03日 | バトル映画


マシュー・ヴォーン監督
ル・カレやイアン・フレミングと比較されるほど
緻密な内容のスパイ小説シリーズ「アーガイル」。
作者のエリー・コンウェイは、しかし続編の展開に悩んでいた。
列車で移動中に彼女は
スパイと思われる集団から襲撃を受けるが…というあらすじ。

楽しかったです。
もうそろそろすべての展開パターンが
出尽くしたかと思われるスパイアクションものですが、
まだまだあるぞ。
女流作家が襲撃されるというと「ザ・ロストシティ」
が思い出されますが、あれともまた違う。
マシュヴォン監督らしいトリッキーな話です。

注意
コメディ調のねこ虐待シーンが何回もあります。
ねこ嫌いなんかマシュヴォン!

おちばれ

記憶喪失アクション恋愛スパイものプラス
なめてた中年女性が殺人マシーン。
盛りすぎ!

真面目な話、
登場人物の中で一番強く一番ハンサムで、
一番活躍する男に感情移入をするタイプの世界の多くの男性観客は
途中で不思議な感覚を味わったんじゃないかと思いますが
これを機に、色々な人物に自己投影を行えるようになってほしい。

ラブラブサイケデリック皆殺しダンス、
威風堂々に比べるとちょっと柔らかくなりましたが
相変わらずのセンスで好きです。
エリーが男性パートを多く踊っているのに今風を感じます。
あと皆殺しスケートは、思いついても誰も撮らんやつ!
これも好きです。

ところでアナーキストのマークがアベンジャーズのマークに微妙に似てるんですが
マザファッカおじさんの前世となにか関係があるのかなないのかな?
あとキングスマン世界と地続きみたいですが、そうすると同時代に同じ顔のひと多すぎ問題。
(いや、正確にはエリーの作品世界と地続き…?)




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