アベンジャーズ最強ヒーロー、キャプテン・マーベル。
彼女の親友マリアの娘モニカ、
そしてキャプテン・マーベルのオタク、カマラ。
それぞれの事情でスーパーパワーを得た3人の女性が
奇妙な偶然から強制的に結び付けられてチームを結成する…というあらすじ。
キャプテン・マーベルはサノスとサシで殴り合えるほどのパワーがあり
ごく普通に正義感が強く、弱者への労りがあり、
実はここがだめ的な欠点がない。
そういうキャラクターは好ましく演出するのが難しいのだが
3人チームが上手く機能し、
キャロルの駄目な部分がうまく魅力に変換されてた。
(駄目な部分といっても、虫が怖いとか料理が下手とか
かわいいところもあるんだな、みたいなのではない)
女性ヒーローは男性ヒーローとは違う演出、
キャラクター構築をされるべきと思っているので、
転換期だなーと思った。
あと全体的にコミカルなシーンが多く、
楽しく見終われたのもよかったです。これはカマラのおかげ。
いつものエンドロールのあれ。
ラストまでばれ
女性ヒーローチームの共感力の高さ、
仲間のつらさを我がことのように感じ、ハグして慰撫するシーン、
それとヴィランと戦闘中でも解決策が出れば交渉に転じようとするのも
新しい流れ。
歌が言語の星に行ってキャプマプリンセスモードに変身は
ファンの女児気絶展開じゃないかと思います。
ディズニーのノウハウが生きたおもしろアイディアでしたが
歌が言語っていうのは確かに、歌詞の意味に加えて曲調で真意を表したり
通常の言語よりも情報量が多そう。ただし欠点はスピードに欠けること。
入れ替わり現象については、カマラの発生させた物体を
キャプマが千本ノックのように飛ばしたり、
モニカが目隠しとなって物理攻撃の的中率を上げたり
そういう能力パズルをするのかなと思ってたがそうでもなかった。
でも女子チームならではのキャッキャ特訓が見られたのでヨシ。
というかあの3人の特訓とトークタイム、あと15分くらいやってほしかった。
ちょっとヴァル子なにがあったのよ話しなさいよ。
ディズニープラスのドラマに関して
配信開始してからのドラマはすべて見てますが、
こんなにがっつり絡んでくるならドラマの感想も映画サイトに移動すべきか
それとも邦ドラ洋ドラ感想サイトを別に立ち上げるべきか悩みます。
件数が多いので……。
ミズ・マーベル
ドラマ未視聴の人にカマラやカマラの家族がどう見えたか少し心配です。
分離独立やアメリカで生きるムスリムのティーンの日常、
インドの文化、イスラム教徒の価値観から見る女性ヒーローへの拒否感、
祖母、母、娘と三代続く抑圧と愛、
あとキュートなメンズとの甘酸っぱい三角関係、
色々詰まった6話のドラマなのでおすすめです。
そういえば兄嫁どうしたんだろう。
ワンダビジョン
モニカが能力を得る一部始終を見られますが、
今回の映画の予習としてはさほど重要ではない。
シークレット・インベージョン
今回の映画の予習としては全く必要ないけど
これを見ていると、猫好きおじさんみたいな顔して出てきたけど
俺はお前を許さない…みたいな気持ちです。
故郷のない人に安住の地を約束して利用し、
結果凄まじい殺し合いに発展するって…。
部下も皆も無駄死にして自分だけハピッピってお前…。
大腸がねじれて苦しめ!
あとディズニープラスさん、配信開始して以来ずっと視聴料を上納してきましたが
プラン変更や退会方法が無駄に複雑すぎやしませんかね。
Netflixさんの簡潔さと淡白さを見習ってくれやしませんかね。