中田秀夫監督。
監督はコンスタントに今年2本作品が上映されているし、
ドラマの仕事もなさっている。
夏だし、社会情勢が不安定な時や不景気の時はホラーが強いので
すごい賑わいでした。
全てのシネコンで上映しているから平気だと思ってたら
私の前でチケットが完売してしまった。
原作は松原タニシさんによる、
事故物件での怪奇現象体験および家にまつわる怪談のエッセイ。
映画では物語風になっていて、
長い間売れなかった芸人さんが、事故物件芸人としてのチャンスを手放せず
ズルズル深みにはまっていくお話となっています。
なんか監督は心を無にしてビジネスホラーを撮ってらっしゃる気がするのだが
霊というか普通に俳優さんが立って演技しちゃうので
はっきり見えすぎて怖くはない。
みんなでキャーキャー言うのには向いていると思います。
男性から老女への暴力シーンがややキツイので苦手なひとご注意。
(何度も殴ったり壁に頭を叩きつけたり)
ラストばれ
原作1軒目、有名な凶悪事件のあった部屋なのですが
(はっきり書いてないが条件で分かる)、
さすがに変えてあった。そりゃそうだ。
主人公は、腰の低い態度の丁寧なクズなので
(ファンの霊能力の強い女の子を、霊を写すために利用する、
最初はお願いしていたが、そのうちさりげなく家に呼ぶ、
そのくせ事故物件に住むのを止められると迷惑だと逆切れ)
最後、本当にそのひとでいいのかヒロインに聞きたかった。
主人公の相方はライダーの子だった。
最初の売れっ子芸人コンビはPRINCE OF LEGENDの学園長と
HiGH&LOW THE WORSTのサバカン(この2人は事務所が同じ)。
Pのアシスタントがカメ止めの娘ちゃん。
細かいことだけどラストバトル前に敷いた布団、
おばけが出始めたら消失してた。FUTON消失トリック。
SNSでハリポタに似ていると話題になりましたが、
強いて言うならラスボスがディメンター?ヴォルデモート?
でもああいうビジュアルの人、ほかにも色々いますからね
ところで2015年の秋の「世にも奇妙な物語」に
中田監督が参加されてるんですけど、
そのときのタイトルが「事故物件」なんですよね。
内容はもちろん違いますけど。