映画の豆

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「2分の1の魔法」

2020年08月25日 | アニメ映画

ドラゴンやユニコーン、エルフやケンタウルスが生きる不思議な世界。
そこでは大昔、魔法文化があったが、修練と才能を必要とするそれよりも
科学技術のほうに人々は流れ、魔法は廃れてしまった。
幼いころに父を亡くしたエルフの兄弟は、
弟の16歳の誕生日に亡き父からの贈り物を受け取る。
それは父を復活させる魔法を使える道具だった…というあらすじ。
原題は「Onward」。

日本人は、「それ大丈夫?開いてはいけない扉的なものが開いて、
弟の体がなくなるやつでは?」と
ちょっとだけ心配になるかもしれませんが、全然違うので大丈夫!

兄弟の冒険と、周囲の大人たちのドタバタが描かれます。
ラストバトルが特によかった。

ラストバレ

主人公以外の登場人物はみな脇役で、主人公のために色々犠牲を払い
主人公だけが結果を得る、てきなラストでないのが今風だと思う。
ラストだけ見たら弟くんのほうが脇役みたいに見えるよね。
でもそれまでの流れで、弟くんはお兄さんの大切さを再確認しているから
あれがベストなんですけど。
あとお母さんも、よくある適度に明るく適度に抜けたところもあって
適度に女性らしい子供育成ロボみたいなのじゃなくて、
彼氏もいて、今回新しい友達もできて、夜に遊びに行っちゃうのも
自分の人生があるっぽくてよい。

ところで、かなり修練しないと使えないうえに
才能の有無がある魔法より、科学技術のほうが平等なので
そりゃ魔法廃れるわと思います。
魔法の使える悪人がいたとして、非魔法族は無力ですけど、
銃があれば応戦できる。

田舎なので、字幕1に対し吹替10くらいの割合。
志尊淳さんも城田優さんも上手かったですけど、
トム・ホランドとクリス・プラットの兄弟も聞きたかったな…。
弟くんの表情、口の中に小さいカエルがいるようだった。
あとオクタヴィア・スペンサーのマンティコア…当て書きでしょ…
聞きたかったー!



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