2018年(イギリス)
監督:トレヴァー・ナン
出演:ジュディ・デンチ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ソフィー・クックソン、トム・ヒューズ、ベン・マイルズ、テレーザ・スルボーヴァ
2018年イギリス映画。
20世紀後半、共産主義国のソ連と資本主義国のイギリスは激しく対立しました。
ジョーンは若い女性科学者でイギリスの原爆開発プロジェクトに関わります。
しかし、彼女はソ連に原爆の情報を流すことになります。ソ連とアメリカ、イギリスの冷戦も終わり静かな余生を送っていたジョーンをイギリス政府はスパイ容疑で逮捕します。
『ジョーンの秘密』は、実際に起こったイギリスでソ連への原爆開発の情報を提供した女性メリタ・ノーウッドのストーリーを映画化した作品です。
映画ではジュディ・デンチ演じる年老いたジョーンと、ソ連に原爆情報を送る若いソフィー・クックソン演じる若いジョーンのシーンが交互に描かれます。(映画ウォッチより)
お家鑑賞(Amazonプライム)。
ジュディ・デンチ出演ということで見ました。
2013年、ジェニー・ルーニーがノーウッドの人生に触発された小説 "Red Joan" を出版し、その映画化という事です。
映画は事実上の人生とは違う筋書きにとなっているとの事です。
映画ではジョーンはソ連のスパイであることは否定し、東側と西側の国々の力が均衡でなければ平和は保てないと思いソ連に原爆開発情報を流した、と主張します。
でも事実はソ連のスパイであったようです。
映画ではそこのところは平和への思いを貫いたというラストとなっています。
↓の写真はメリタ・ステッドマン・ノーウッドで、Wikipediaより書き抜いておきます。
メリタ・ステッドマン・ノーウッド(1912年3月25日 - 2005年6月2日)は、イギリスの公務員にしてKGB(ソ連国家保安委員会)の情報提供者として働いた人物である。
1937年に英国非鉄金属研究協会に正式採用されて以来、職務を通じて知り得た国家機密をKGBに流し続けていた。ノーウッドは1972年に退職するまでスパイ活動を続けたが、逮捕に至ることはなかった。