和やか-散歩

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チェ 39歳 別れの手紙

2009年07月28日 | こんな映画見ました~(洋画)

『チェ 39歳 別れの手紙』
---CHE: PART TWO
  GUERRILLA---
2008年(フランス/スペイン)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ 、デミアン・ビチル


「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、孤高の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫る伝記ドラマ2部作の後編。
本作では、ゲバラがカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎えるまでを描く。

 1965年、キューバ革命に多大な功績を残したゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)だったが、キューバでの地位や市民権を放棄し、忽然と姿を消す。
やがて、キューバの新たな指導者となるカストロは、ゲバラの“別れの手紙”を公表した。
その手紙によれば、ゲバラは自分を必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていた。
1966年、頭髪の薄い中年男“ラモン”に扮したまま家族に別れを告げたゲバラは、次なる革命の地、南米ボリビアに入国する。
ボリビアはアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の独裁政権下にあった。
ゲリラ部隊と共に革命へ動き出すゲバラ。
しかし、ボリビア共産党の協力が得られず、アメリカに援護された政府軍に圧倒されていく。
さらには地元民の裏切りに遭い、物資も滞ってしまったゲバラたちはいよいよ窮地に立たされ…。
(allcinemaより)



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キューバ革命の成功後、カストロの腕となって新しい国作りをするはずだったチェ・ゲバラは、突然キューバから姿を消すことになります。
その理由は映画では南米の国には、まだまだ革命が必要だという思いに突き動かされたとか言ってましたが、ソ連とのバランスを保つために表舞台を去った訳です。

そして、再び革命に命を懸ける辺りが、普通でないですね。
次第に追い詰められていくチェ・ゲバラ。
もう少し生き方があったろうに・・・。
革命家とはそんなものなのでしょうかね~。

私はDVD鑑賞だったので、前半、後半一気に見ました。
分からない部分は巻き戻したり、ネット検索してみたり・・・。(^_^;)

あまり娯楽映画的には作られておらず、疲れました~。

ネットで読んだのですが、訪日したこともあり、広島も訪れたようです。
長崎、広島をキューバに伝えたとありました。
まあ、アメリカを攻撃したい人ですからね。。。



コメント (6)
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チェ 28歳の革命

2009年07月28日 | こんな映画見ました~(洋画)
 
『チェ 28歳の革命』
---CHE: PART ONE
  THE ARGENTINE---
2008年(アメリカ/フランス/スペイン)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル



「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、伝説の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの人物像とその半生に迫る伝記ドラマ2部作の前編。
本作ではゲバラがフィデル・カストロと出会い、キューバ革命闘士として躍進するまでを描く。
また、入念な役作りのもと、ゲバラを熱演したベニチオ・デル・トロは、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。

 1955年、メキシコ。アルゼンチン人の青年医師エルネスト・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ )。
南米大陸の旅を続ける彼は、自らも喘息を抱えながらもラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいという志が芽生えていた。
そんなゲバラはある日、独裁政権に牛耳られた祖国キューバで平等社会の実現を目指す反体制派のフィデル・カストロと出会い意気投合する。
そして、政府軍に無謀とも思えるゲリラ戦を仕掛けようという彼らの作戦への参加を決意するゲバラだったが…。
(allcinemaより)


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予告で見せたベニチオ・デル・トロは情熱的で、強い強い革命家でした。
しかし映画は意外にも、淡々と事実を伝えていく、という形を取っているのですね。

チェはアルゼンチンの割合裕福な家庭で生まれました。
学生のころ、友達と旅行して南米の現実を知ることになり、革命家になることへの気持ちが芽生えたという事です。

その辺りのチェの伝記をネット検索「ウィキペディア」で読むと、映画の冒頭の部分がわかり易いです。
また、この映画が逸話や脚色がなく、事実を伝えようとしている事がよく分かります。

ベニチオ・デル・トロの役作りは、本当に素晴らしいですね。





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ノウイング

2009年07月25日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ノウイング』
---KNOWING---
2009年(アメリカ)

監督:アレックス・プロヤス
出演: ニコラス・ケイジ 、ローズ・バーン 、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン


50年前のタイムカプセルに収められていた一枚の紙が、その後に起きた大惨事を正確に予知していたことに気づき、そこに示されたこれから起こる惨事の回避に奔走する主人公の姿を、VFXを駆使した衝撃的映像の数々で描き出す。
監督は「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス。

 MITの宇宙物理学者ジョン(ニコラス・ケイジ)の息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー )が通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が執り行われた。
そして当時の生徒たちが想像する未来図が在校生に配られ、ケイレブは数字だけが羅列された一枚の紙を持ち帰ってくる。
それに興味を抱いたジョンは、数列に意味があるのではないかと調べ始める。
すると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数など、過去に起きた大惨事にまつわる数字と一致していることに気づく。
さらにその紙には、未来の大惨事を思わせる数字も残っていた。
そしてその予想通り、予言された大惨事が現実のものに。
ジョンは、さらなる大惨事を食い止めるべく、残された数列の謎の解明を試みるのだったが…。
(allcinemaより)


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発想はとても面白い映画だと思ったのですが・・・。
う~ん、近未来もの的な映画でした。
そして、ラストはまるで聖書の世界?
聖書は読んだことがないので、新だか旧だかわかりませんが・・・。(^_^;)
世界創生、いや再生のお話でしたね。

ニコラス・ケイジ主演というのに惹かれて行きましたが、CG多様の作品が多いですね。「ワールド・トレード・センター」はちょっと違うCGの使用ですが、その他は奇想天外というか、エンタテイメント的というか。。。

ニコちゃん自身の演技で見せる映画の時代が去ったのかな、、、とちょっと淋しい感じがします。
この映画も、いいと言えばいいのですが。。。
お空から飛んできたり、お空へ消えたりの展開はどうも苦手としています。(^_^;)
私としては、オススメはしません。

前半のリアルな怖さから、後半の展開への結びつき、やはり私は好みでないなぁ・・・。

ただ、展開抜きで言えば、ラストのシーンは将来こんな日が来ればいいけど~とは思いましたけどね。

 
 
 

コメント (6)
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バンク・ジョブ

2009年07月23日 | こんな映画見ました~(洋画)

『バンク・ジョブ』
---THE BANK JOB---
2008年(イギリス)

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演: ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ


1971年、ロンドン・ベイカー街のロイズ銀行で発生した大規模な貸金庫強奪事件は、当初はトップ・ニュースとして大きく報じられたものの、数日後、不思議なことに事件は一切報道されなくなり、以後マスコミも警察も沈黙を守り通した。
それは、英国史上数回しか発令されたことのないD通告(国防機密報道禁止令)による完全な報道規制がなされたためと言われ、その裏には英国全土を揺るがす一大スキャンダルがあったという。
本作は、今なお多くの謎を残すこの事件を綿密なリサーチのもと可能な限りリアルに再現し、思いも寄らぬ“秘密”を手にしてしまったばかりに絶体絶命となる素人強盗団の運命をスリリングに描き出すクライム・サスペンス。

 1971年、ロンドン。中古車店を経営するテリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)は借金取りに怯える冴えない日々を送っていた。
そんなある日、昔なじみの美女マルティーヌ( サフロン・バロウズ)から、ある強盗計画を持ちかけられる。
それは、装置交換のため警報設備が解除されるロイズ銀行の貸金庫を襲うという安全確実な計画だという。
躊躇いつつも、その話に乗ったテリーは、仲間を集め、準備を進めていく。
しかし銀行の貸金庫には、現金や宝石ばかりではなく、決して世間には知られてはならない様々な“秘密”も保管されていたのだが…。
(allcinemaより)


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これって事実を基に作られた映画なんですね~。
国防機密報道禁止令による完全な報道規制がなされたのが、あるスキャンダルが裏にあったという事ですから驚きです。
映画として楽しむにはいい題材ですが、これが本当にあったとしたら、国家の威厳が失われる大失態ですよね~。
誇り高き英国のお話というのも、興味引かれるところです。

ジェイソン・ステイサム、素人の強盗というキャラではなく、大悪党が似合う感じですが、なかなか良かったです。

マルティーヌを演じたサフロン・バロウズ、若いころのキム・ベイシンガーに雰囲気似てると感じたので、もっとセクシーな役かと思ったのですが、マニッシュな感じで、それが良かったと思います。

思っていたより、ずっと楽しい映画でした。



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ザ・クリーナー 消された殺人

2009年07月17日 | こんな映画見ました~(洋画)

『ザ・クリーナー 消された殺人』
---CLEANER ---
2007年(アメリカ)

監督:レニー・ハーリン
出演:エド・ハリス、 エヴァ・メンデス 、サミュエル・L・ジャクソン


元警官のトム(サミュエル・L・ジャクソン)は14歳の娘ローズと2人暮らし。
そんな彼は、犯罪や事故が起きた際に警察の検証が終わった現場で血のりや肉片、臭いなどの除去を行う特殊な清掃業務に従事していた。
ある日、殺人現場の清掃を請負ったトムは、依頼先である無人の大邸宅に赴き、現場となったリビングから殺人の痕跡をきれいに取り除く。
ところが翌日、返し忘れた鍵を持って再び邸宅を訪れたトムは、出迎えた女性アンが、清掃のことはおろか殺人のことすらも知らずにいることを知る。
やがて、アンの夫で邸宅の主である実業家ジョン・ノーカットの失踪事件が大きく報じられるに至り、トムは自分が厄介な陰謀に巻き込まれたことに気づくのだが…。
(allcinemaより)



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殺人現場の清掃って一般の企業で出来るの?って思います。
元警官の会社だから仕事ができるのでしょうか。
日本ではどうなのかしら・・・。
検死官のシリーズはありますが、こういうお仕事の人のドラマ、映画は今までないような気がしますが・・・。

話の展開はなかなか面白かったです。
エド・ハリス、ベテランらしいいい味していますね~~。
ただ、先日見た『アパルーサの決闘』と同じく、若い女性に夢中になった初老の男性という役でした(笑)。

エヴァ・メンデス、どんな役も素敵にこなしてますね!!


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ヒラリー・スワンク IN レッド・ダスト

2009年07月16日 | こんな映画見ました~(洋画)

『ヒラリー・スワンク IN レッド・ダスト』
---RED DUST ---
2007年(イギリス/南アフリカ )

監督:トム・ホッパー
出演:ヒラリー・スワンク、 キウェテル・イジョフォー



ヒラリー・スワンク主演による感動作。
白人の支配下にあった南アフリカでは、すべてを告白することで犯罪者が恩赦を受けていた。
ある時、弁護士のサラ(ヒラリー・スワンク)は、元警官の恩赦申請に異議を申し立てた黒人政治家・アレックス(キウェテル・イジョフォー)を助けることになるのだが…。
(TUTAYA DISCASイントロダクションより)


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日本未公開。

白人の支配から抜け出し、民族の和解と統一を求め始めた南アフリカ。
『民族和解委員会』の聴聞会で、白人支配下での罪を全てを告白すれば、恩赦で無罪とされる事になるのです。
この聴聞会で自分の罪を告白されると無罪になるということ、私はアパルトヘイトを題材にした映画の中で知った次第です。
支配されていた側が、勢力が逆になると報復するという流れになることを抑えたこの聴聞会ってすごいですね。

また、白人同士、黒人同士の中にも勢力争いや、嘘、騙し合いが横行し、国の転換期には本当にいろいろな悲劇が起こります。

ヒラリー・スワンクはやっぱり、ラブコメよりこういう社会派映画の方が似合うと思いました。

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黙秘

2009年07月15日 | こんな映画見ました~(洋画)

『黙秘』
---DOLORES CLAIBORNE---
1995年(アメリカ)

監督:テイラー・ハックフォード
出演: キャシー・ベイツ ,ジェニファー・ジェイソン・リー 、クリストファー・プラマー


スティーヴン・キング原作のミステリー映画。
アメリカ・メイン州の小さな島にある、富豪未亡人の邸。
そこで郵便配達人が見たものは、血だらけで横たわる女主人の頭上に、のし棒を手に呆然と立ち尽くす家政婦ドロレス(キャシー・ベイツ)の姿だった--。
無実を主張しながらも、事件の詳細には黙秘を通すドロレス。
彼女には20年前、夫殺しの容疑で不起訴になった過去があった。
数年ぶりに帰郷した娘セリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)にも堅く口を閉ざすドロレス。その全ての真相は、20年前の日食の日に隠されていた……。

さすがキングが原作の映画だけあって、主人公を含む登場人物の心理描写の描き方には実に深いものがある。
物語中徐々に謎が明かされる中、次第に浮かび上がってくる殺人の動機やその背景などが細かく描き込まれ、陳腐なミステリーとは一味違った重みを感じさせている。
中でも特に見どころなのは、主人公演じるキャシー・ベイツの演技。
キング自身彼女を想定して執筆したというだけあって、彼女が役にマッチしているのは勿論の事、彼女自身もそれを受けてか観ていて怖くなる位の迫真の演技を披露している。
「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」と並んでキング原作の映画としては見応えを感じさせる1本。
(allcinemaより)


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もう一度見てみたい映画を、少し積極的に見ようと思っています。
オススメしたい映画の1本です!

以前見たときは、キャシー・ベイツの貫禄に押されっぱなしでした。
ものすごく怖い小母さんとして鑑賞しました。
しかし、キャシー・ベイツは以外に若かったのですね・・・。
そして、怖いというより悩み苦しみ貫いた家庭の主婦だったのです。

最後のクライマックスで落とし穴を飛ぶところ、分かってましたので、
踏み外さないで飛んでぇ~~っと思わずソレッ!っと声掛けたくなりました(笑)。
しかし、あれはかなり危ない罠だった、と思いますよね(爆)。

オススメしま~す!

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タイムリミット

2009年07月12日 | こんな映画見ました~(洋画)
『タイムリミット』
---Out of Time---
2003年(アメリカ)

監督:カール・フランクリン 
出演: デンゼル・ワシントン、エヴァ・メンデス、サナ・レイサン、ディーン・ケイン



米フロリダ州の小島バニアン・キーの警察署長で周囲からの人望も厚いマット(デンゼル・ワシントン)。
しかし、一方で妻と別居中の彼は、夫の暴力に苦しむ人妻アン(サナ・レイサン)と不倫の関係にあった。
ある日、そのアンがガンに冒されていることを知ったマットは、彼女の命を救うため、署に保管された押収金を持ち出し、高額な治療費に充てることに。
しかし翌朝、アンと夫は自宅の焼け跡から焼死体で発見される。原因が放火だったことから殺人事件であることが明らかとなる。
彼女との通話記録や目撃者、保険金の受取人がマットに変更になったばかりであること、いずれもが自分が犯人であると示唆していることに気づき、愕然とするマット。
そんな彼の前に現われたのは、捜査担当として本署殺人課からやって来た別居中の彼の妻アレックス(エヴァ・メンデス)だった。
(allcinemaより)


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再見です。
テンゼルの危機一髪逆転勝利!の映画ですよね。
先日鑑賞した「彼が二度愛したS」を見てたとき、この映画を思い出して見てみたくなりました。

2003年製作ですから、6年前の映画です。
テンゼルは若かったけど、エヴァ・メンデスがあまり変わらなくてビックリ。

テンゼルのはまり役だと思って興奮しながら見た前回。
サスペンスものは再見はしないほうがいいかとも思うのですが、私の場合詳細忘れてて、十分楽しめました。
展開はテンポよく、スリルもあり。
未見の方はどうぞ!オススメです♪




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愛を読むひと

2009年07月09日 | こんな映画見ました~(洋画)
『愛を読むひと』
---THE READER---
2008年(アメリカ/ドイツ)

監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:演: ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス 、 レナ・オリン


1958年のドイツ。
15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は偶然出会った年上のミステリアスな女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)に心奪われ、うぶな少年は彼女と彼女の肉体の虜となっていく。
やがて度重なる情事のなかで、いつしかベッドの上でマイケルが本を朗読することがふたりの日課となる。
ところが、ある日突然ハンナは姿を消してしまう。
8年後、法学生となったマイケルは、ハンナと思いがけない形で再会を果たす。
たまたま傍聴したナチスの戦犯を裁く法廷で被告席に座る彼女を見てしまったのだ。
裁判を見守るマイケルは、彼女が自分が不利になるのを承知で、ある“秘密”だけは隠し続けようとしていることに気づく。
その秘密を知るただ一人の者として、マイケルは葛藤し、答えを見い出せないまま苦悩を深めていくのだが…。
(allcinemaより)



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オスカーを手にしたケイト・ウィンスレットが、さすが~!の演技でした。
上手く作られている予告に引かれて、期待はずれという作品も多いのですが、この映画は予告以上に迫力があり、愛の苦悩もずっしり感じ取ることが出来て、良かったです。

少年と大人の女性の愛は、まぁあるかもしれない、と思います。
ハンナがマイケル少年を愛していたかは、疑問も残りますが少年を大事にしていたことは分かります。
愛というのでしょうか・・・。

マイケルは完全に彼女に夢中でした。
夢中だった彼女が消えて8年後、彼女をナチの戦犯を裁く法廷で見た彼は、知り合う以前の彼女を垣間見るのです。
時代が官軍を賊軍にすることは、どこにでもある話ですが。。。
そういう衝撃とは違うのが、ハンナが自分が戦犯になることを承知でついたウソ。
それは彼女が死よりも恐れていたことだと気づくマイケルは、ウソだと知って傍聴する自分をどうすることも出来なかったですね。。。

いくらハンナが隠していた秘密だって、命には代えられないのに、、、。
でも、当時のドイツでの文盲であることを隠すことは、命より大事だったようですね。。。(ネタバレでスミマセン。)

ナチの戦犯を愛してしまった当時の青年は、どんな風にその愛を噛み砕いていたのかな、と考えました。
でも、戦争が終わったのはマイケルがまだほんの子供だったことを考えると、戦犯である意識はなかったのでしょうかね・・・。

物静かなレイフ・ファインズが良かったです。
レナ・オリン、私は久しぶりのスクリーンでした。




コメント (12)
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ボーダータウン 報道されない殺人者

2009年07月07日 | こんな映画見ました~(洋画)

『ボーダータウン 報道されない殺人者』
---BORDERTOWN---
2006年(アメリカ)

監督:グレゴリー・ナヴァ
出演:演: ジェニファー・ロペス 、アントニオ・バンデラス、マヤ・サパタ、マーティン・シーン


アメリカと国境を接するメキシコの街フアレスには、NAFTA(北米自由貿易協定)を背景に、急速に進出・拡大してきたマキラドーラと呼ばれる外国資本の工場群が建ち並ぶ。
そして、それと軌を一にするようにこの地域で10数年前から女性が犠牲となる殺人事件が急増、これまでに500件もの事件が確認され、そのほとんどが未解決のまま、さらに行方不明の女性は数千人にも及ぶと推計されているという。
当局に対する国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの改善要請にもかかわらず、事件は矮小化され捜査はなかなか進展しない。
そして、これだけの事件でありながらアメリカのメディアでは決して取り上げられることはなかった。
本作は、そんな現実を知ったグレゴリー・ナヴァ監督が、人気女優ジェニファー・ロペスの力を借りてフアレスの現状に光を当て、その背後に巣くう巨大な闇を告発する社会派サスペンス・ドラマ。
共演はアントニオ・バンデラス、マーティン・シーン。

 シカゴの新聞社で働く敏腕女性記者ローレン(ジェニファー・ロペス)は、メキシコとアメリカの国境の街、フアレスで起こっている連続女性殺害事件の取材を命じられ現地へと向かう。
彼女はそこでかつての同僚、ディアス(アントニオ・バンデラス)と再会を果たす。ディアスは、腐敗した警察や政治家の圧力に抗して、反政府系の新聞社エル・ソロを経営していた。
ちょうどそこへ、一人の少女エバ( マヤ・サパタ)が訪ねてくる。
彼女は、一連の事件で奇跡的に生還した被害者で、エル・ソロ社に助けを求めてきたのだった。
ローレンはエバの証言を糸口に、事件の真相究明に乗り出すのだったが…。
(allcinemaより)


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「巨大な闇を告発する社会派サスペンス・ドラマ」と解説にありますように、それまで報道されなかった事件を正面から撮った映画なんですね。。。
映画としても衝撃的で、スリルがあってドキドキしながら見ましたが、特典の監督のインタビューがこれまた衝撃的でした。

これぞ映画の力ですね。
日本公開されたそうですが、私は知りませんでした。
これだけの事件なのに、報道されてないという事実。
フアレスというメキシコの街の人々は、その人達の人権が消滅しているんです。
人権が消滅しているので、その人達が殺されても警察も、国も取り上げないという訳らしいです。

多くの命が虫けらのように奪われていく内戦や民族浄化などという、事実を暴く映画も恐ろしいですが、外国企業の進出による悲劇、また違う怖さがありました。


コメント (8)
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

2009年07月04日 | こんな映画見ました~(洋画)
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
---INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL---
2008年(アメリカ)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演: ハリソン・フォード 、シャイア・ラブーフ、カレン・アレン 、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート


1957年、アメリカ国内で米兵に扮した女諜報員スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連兵の一団が米軍基地を襲撃。
彼らは、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという“クリスタル・スカル”を探し求め、その手掛かりを辿っていた。
そしてそこには、なんとインディが捕らえられ、クリスタル・スカルの捜索を強要されていたのだった。
しかし、スキをみて脱出を図り、何とかスパルコの手を逃れたインディは考古学教授として赴任している大学へと舞い戻る。
すると今度は、彼の前に一通の手紙を携えたマット(シャイア・ラブーフ)という青年が現われるのだが…。
(allcinemaより)


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19年ぶりに復活したシリーズということで、楽しみにしていながらやっとDVD鑑賞に漕ぎつけました。

ハリソン・フォード頑張っていましたね。
でも、やっぱり19年の年月はしっかり経っていました。。。
冷戦時代というのが、すでに懐かしく思える時代になっているのですかっ。

カーチェイスは面白かったですが、その他は普通・・・。
ハリソン・フォード が乗り気でスティーヴン・スピルバーグがその気力に負けて作ったらしいです。
よく覚えてないのですが、興行的には成功だったのでしょ?
ならいいですけど、 インディ・ジョーンズのファンのために作った映画という感じでした。(^_^;)

ケイト・ブランシェット、多才ですね~。



コメント (2)
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地球が静止する日

2009年07月03日 | こんな映画見ました~(洋画)
『地球が静止する日』
---THE DAY THE EARTH STOOD STILL---
2008年(アメリカ)

監督:スコット・デリクソン
出演:演: キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー 、ジェイデン・スミス
キャシー・ベイツ

ある日、謎の巨大な球体が地球に飛来、アメリカ政府が厳戒態勢を敷く中、宇宙からの使者クラトゥがセントラルパークに降り立つ。
あらゆる分野の専門家を集めた対策チームが組織され、亡き夫の連れ子ジェイコブと2人暮らしの生物学者ヘレンも強制的に招集される。
やがて軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるが、クラトゥは特殊な能力で拘束を解くと施設から姿を消してしまう。
クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中、クラトゥは協力者にヘレンを選び接触を図る。
そしてついに、ヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだったが…。
(allcinemaより)


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キアヌの評判があまりよくないらしい・・・と思いつつレンタルしました。

51年のSF映画のリメイクだそうですね。
完全なSFの世界で、私が苦手とする分野です。
しかし、今回は苦手なキアヌ、SF映画だった割には楽しめたのです。
地球を助けるために、地球を蝕んでいる人間を滅ぼす、という台詞がやたら今風で、ちょっともっともらしい感じもしたのですけどね。
でもね、そこが良かったりもしました。

「風の谷のナウシカ」の世界をフト感じた作品でした。
私にしては、素直に作品を受け止めたかな・・・(笑)。

キャシー・ベイツ、素敵だったです。
本当はもっと泥臭い役のキャシー・ベイツ が好きなんですけどね~。



コメント (4)
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アンダーカヴァー

2009年07月01日 | こんな映画見ました~(洋画)

『 アンダーカヴァー』
---WE OWN THE NIGHT---
2007年(アメリカ)

監督:ジェームズ・グレイ
出演: ホアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ 、エヴァ・メンデス 、ロバート・デュヴァル

代々警官となった家族に背を向け裏社会に生きる弟と、父の跡を継ぎエリート警官としての道を歩む兄、という対照的で反目し合っていた兄弟がある悲劇を機に結束し、敵討ちへ奔走する緊迫の復讐劇をスリリングに描く。

1988年、ニューヨーク。
警官一家に生まれるもののその道を外れたボビー(ホアキン・フェニックス )は、名字を変えて素性を隠し、ロシアンマフィアと通じるナイトクラブのマネージャーとして働いていた。
一方、彼の兄でニューヨーク市警のエリート警官ジョセフ( マーク・ウォールバーグ)は、2人の父親である警視監バート(ロバート・デュヴァル )と共にロシアンマフィアの撲滅へ麻薬取締班を組織する。
その標的は、ボビーのクラブに入り浸るニジンスキーだった。そしてジョセフ指揮の下、ボビーのクラブが一斉検挙される。
しかし、ニジンスキーを取り逃がしたジョセフは、その夜何者かに襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。捜査協力を断っていたことから自責の念に駆られるボビー。
やがて、ジョセフ襲撃の黒幕がニジンスキーで、次に父が狙われていると知ったボビーは一味の壊滅を決意、警察の囮としてロシアンマフィアの麻薬工場へ潜入するのだが…。
(allcinemaより)

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父に逆らえない優秀な兄と、父に反抗して自分の道を迷いながら探る弟。。。
兄は自分の意思で生きる弟を羨み、弟は父に信頼される兄が羨ましかった。。。
そんな兄弟の反目と敬愛が上手く描かれて、とても楽しめた作品でした。
頑固だけど息子を愛する父親バートを演じるロバート・デュヴァルが良かったですね♪
話の展開はテンポよく、スリルもあり、なかなか良かったですが、割とアッサリ結末となってしまいました。
私は最近、これでもかっ!っていう展開より、あっさり結末になってしまった方が安心できるので、良かったカナ・・・(笑)。
まあ、物足りなさも少しはあるかもしれないですが、今回の映画はこれで満足でしたっ。

ホアキン・フェニックス、今までの映画ではこの役が一番良かったかもしれないな~。
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の歌う彼も素晴らしかったですけどね~。
役者を続けてほしいと思います。
やっぱりリバーを重ねてしまいますしね。。。

コメント (6)
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