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25年目の弦楽四重奏

2014年01月08日 | こんな映画見ました~(洋画)
『25年目の弦楽四重奏』
---A LATE QUARTET---
2012年( アメリカ)

監督:ヤーロン・ジルバーマン
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン、 キャサリン・キーナー、 クリストファー・ウォーケン、 マーク・イヴァニール、 イモージェン・プーツ 

結成25年目にして存続の危機を迎えた弦楽四重奏団で繰り広げられる衝突と葛藤の人間模様を実力派俳優4人の豪華アンサンブルで綴る音楽ヒューマン・ドラマ。

チェリストの突然の引退宣言を契機に、それまで調和を保ってきた4人の人間関係に思わぬ不協和音が生じていくさまを、彼らが演奏するクラシック音楽に重ね合わせて描き出す。

出演はフィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケン、キャサリン・キーナー、マーク・イヴァニール。

監督はこれが長編2作目にして劇映画初挑戦となるヤーロン・ジルバーマン。


世界的に有名な弦楽四重奏団“フーガ”。

結成25周年となる記念の年、彼らが演奏会のために選んだ曲は“ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番”。

それは定型の4楽章ではなく7楽章で構成され、しかも全楽章を途切れることなく繋いでいく“アタッカ”とよばれる奏法で演奏しなければならない難曲だった。

しかしリハーサルが始まるや、リーダー格のチェリスト、ピーター(クリストファー・ウォーケン )がパーキンソン病のために今季限りで引退すると宣言。

残された3人は激しく動揺し、完璧だったハーモニーが狂い始める。

長年第2ヴァイオリンに甘んじてきたロバート( フィリップ・シーモア・ホフマン)はこれを機に第1ヴァイオリンを弾きたいと言い出し、第1ヴァイオリンを務める完璧主義のダニエル(マーク・イヴァニール)ばかりか、妻でもあるヴィオラのジュリエット(キャサリン・キーナー )にさえ否定されてしまう。

やがてロバートとジュリエットの夫婦仲にも亀裂が生じ、演奏会に向けてのリハーサルは遅々として進まず…。

<allcinema>

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お家鑑賞ですが、今年最初の記事に相応しい作品でした。

 

キャストが素晴らしい。

主役級のクリストファー・ウォーケンを見るのは久しぶりですが、良かった!!

フィリップ・シーモア・ホフマンは彼らしい役どころで、素晴らしかったです。

他の二人も好演しています。

物語は起伏があり、激しい感情も行き交うのですが、展開は淡々としかも力強く進みます。

 

音楽が素晴らしいです。

有名な室内楽団のいくつかがモデルになっているようですが、美しい音楽を奏でる演奏家の葛藤が伺えます。

 

ソリストではなくカルテットでの演奏を選んだ彼らの奏者としての位置、人間関係など、他の世界でも通じる人間関係が描かれていて、とても興味深かったです。

 

私のオススメの1本になりそうです。

 

コメント (4)
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