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『NEW ウォーリーをさがせ!』と『新ウォーリーをさがせ!』

2017年08月10日 | BOOKS
『NEW ウォーリーをさがせ!』(新装版)
作・絵 マーティン ハンドフォード
フレーベル館
発行:2017年4月


 「ウォーリーをさがせ!」シリーズが、なんと30周年だそうです。
 最初にイギリスで出版されたのが、1987年。日本でも流行りましたよね。
 我が家も息子が小さい頃に一緒にやりましたっけ。

 今回、久しぶりに娘とやってみたら、難しい!
 絵が小さくて目がしょぼしょぼしちゃうので、図書館で『大型絵本 新ウォーリーをさがせ!』(2004年発行)を借りてきて2冊並べて一緒に探してみました。
 新装版の『NEW ウォーリーをさがせ!』と『新ウォーリーをさがせ!』は、場面やウォーリーたちのいる場所、探すものなど、基本的に一緒です。
 それでも比べてみたら、あちこちに書き換えられているイラストが……。
 時代の変化を感じます。

 まず、屋内や遊園地での喫煙シーン(タバコやパイプ)がなくなってます。
 子どもが危険なことをしているシーンは、子どもの代わりに猫になっていたり、いなくなっていたり。
 民族・体型や性別・貧困を揶揄しているようなイラストは、別のイラストになってます。
 そうそう、病院や救急車にあった赤十字のマークもなくなっています。

 多くが、小さな子どもと安心して楽しむことができるような配慮なんでしょうね。
 我が家では、2冊を比べながら「ここは危ないから(差別的だから)、変わったんだね」「赤十字マークはね……」という会話ができて、とても勉強になりました。

 この本には「どの ページにも でてくる じんぶつ("person who appears in every scene." )」というのがいるのですが、これが難しかった。分かってしまえば簡単なんだけど、ノーヒントでは大変です。
 Amazon.comのアメリカ版『Where's Waldo?(Special edition)』のレビューに、この謎の人物のことが詳しく書かれていて、助かりました。
 (ズルといえばズルなんですけど……
 それにしても、北アメリカ版ではウォーリーって「Waldo」なんですね。脳内で「悪童(ワルどう)」と漢字変換してしまって、「それじゃ、オズローじゃなくてウォーリーが悪い人みたいやん」と、自分にツッコミ入れてしまいました。
 調べてみたら、フランスでは『Où est Charlie ?』。ドイツでは『Wo ist Walter?』でした。
 フランスでの「チャーリー」って、もう初めの文字も違う……。すごいなぁ。

 とにもかくにも、親子で楽しめる時間を作ってくれる「ウォーリーをさがせ!」シリーズ。
 親戚の子どもたちが集まるときにもいいですね。
 
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2 コメント

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ウォーリーをさがせで… (ショウ)
2018-12-06 10:38:21
記事に書かれている、「どのばめんにもでてくるじんぶつ」がどうしてもわかりません…ヒントなどでも結構ですので、教えて頂けませんか?
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>ショウさん (ムーニー)
2018-12-06 18:23:11
 私が見たamazonのページは下記のリンクです。
https://www.amazon.com/Wheres-Waldo-Complete-Martin-Hanford/dp/0763635103
 レビューの中に詳しく書かれています。
 この人物、首より上しか登場しないページもありますよ。

※以下ネタバレ注意※

・常に右を向いている(つまり顔の右側が見える)
・白の長袖シャツ
・赤いネクタイ
・明るい灰色の髪の毛
・日焼けした肌

 シリーズの別の本では、水色の服を着たポニーテールの女性だったような気がします。(この人も常に右を向いていました)
 参考までに。
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