『もし富士山が噴火したら』
鎌田 浩毅:著
高世 えり子:著(マンガ)
東洋経済新報社
南海トラフの大地震と同じく、いつ起きるか分からない「富士山の噴火」。
噴火した時、まずどう行動したら良いのか、漫画で分かりやすく教えてくれる1冊です。
第1章「もし東京出張中に富士山が噴火したら」
第2章「もし富士登山中に噴火がはじまったら」
第3章「もっと知りたい、富士山と噴火の基礎知識」
まず、第1章では首都圏にどんな影響が出るか。その時どんな行動をするか。
第2章は、火山の近くで噴火に巻き込まれたときの行動、噴火の様子について。
第3章は、富士山の歴史と火山としての富士山の基本情報。
小・中学生のころ、浅間山の噴火学習をしていたはずなのに、「知らなかった!」ことが多いです。
第1章で驚いたのが、「火山の灰=細かいガラス」ということ。
目や皮膚だけでなく、吸い込めば肺も傷つけ、さらには機械を壊してしまうという、とんでもなく大きなリスクを持ったものだということが分かります。
「水で固まるので水で流せない」「こするとガラスや機械を傷つける」というのも、衝撃です。
怖いのは、噴石や溶岩・火砕流だと思っていたけれど、現代社会では経済的・人的被害の大きな原因になるのは「火山灰」かもしれません。
デジタル機器が止まると、停電・水道・信号・鉄道も止まる。
経済活動は麻痺して、目や肺の炎症で病院は大混乱……。
火山灰の影響があるであろう、富士山の東側には経済・政治の中心地「東京」首都圏がある……。
想像するだけでも、日本に大きなダメージがあるだろうということが分かります。
第3章では、「富士山は火山としては、まだまだ子ども。育ちざかり。」というところにビックリ。
たまたま、長いお休み期間にいるだけなんですね。
火山のさらに詳しいことは、著者の鎌田先生の他の著書を読んでいただけば良いとして、マンガだからこそ小学生でも分かる情報が盛りだくさんです。
小学生の娘も、興味深そうに読んでいました。
漫画の部分だけでも、十分に知識が増えます!
火山国・地震国に住む私たち必読の1冊だと思います。
鎌田 浩毅:著
高世 えり子:著(マンガ)
東洋経済新報社
南海トラフの大地震と同じく、いつ起きるか分からない「富士山の噴火」。
噴火した時、まずどう行動したら良いのか、漫画で分かりやすく教えてくれる1冊です。
第1章「もし東京出張中に富士山が噴火したら」
第2章「もし富士登山中に噴火がはじまったら」
第3章「もっと知りたい、富士山と噴火の基礎知識」
まず、第1章では首都圏にどんな影響が出るか。その時どんな行動をするか。
第2章は、火山の近くで噴火に巻き込まれたときの行動、噴火の様子について。
第3章は、富士山の歴史と火山としての富士山の基本情報。
小・中学生のころ、浅間山の噴火学習をしていたはずなのに、「知らなかった!」ことが多いです。
第1章で驚いたのが、「火山の灰=細かいガラス」ということ。
目や皮膚だけでなく、吸い込めば肺も傷つけ、さらには機械を壊してしまうという、とんでもなく大きなリスクを持ったものだということが分かります。
「水で固まるので水で流せない」「こするとガラスや機械を傷つける」というのも、衝撃です。
怖いのは、噴石や溶岩・火砕流だと思っていたけれど、現代社会では経済的・人的被害の大きな原因になるのは「火山灰」かもしれません。
デジタル機器が止まると、停電・水道・信号・鉄道も止まる。
経済活動は麻痺して、目や肺の炎症で病院は大混乱……。
火山灰の影響があるであろう、富士山の東側には経済・政治の中心地「東京」首都圏がある……。
想像するだけでも、日本に大きなダメージがあるだろうということが分かります。
第3章では、「富士山は火山としては、まだまだ子ども。育ちざかり。」というところにビックリ。
たまたま、長いお休み期間にいるだけなんですね。
火山のさらに詳しいことは、著者の鎌田先生の他の著書を読んでいただけば良いとして、マンガだからこそ小学生でも分かる情報が盛りだくさんです。
小学生の娘も、興味深そうに読んでいました。
漫画の部分だけでも、十分に知識が増えます!
火山国・地震国に住む私たち必読の1冊だと思います。