行雲流水

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澤木興道老師の言葉

2014年01月31日 | 禅の心
美味いいものをよって食って、ついに美味いものがなくなるというのは非常に悲惨な人生である。楽をよってしまったら、もう楽のしようがなくなってしまう。幸福ということは、 自分が貧乏に生まれ自分が難儀をしたからである。そうすると実際は難儀が難儀でなし、 楽が楽でなし、その何にもない処でヤッサモッサ大騒動してのたうち回っているのが、こ の凡夫というものである。さあ好きなものを追っかけるか、嫌いなものから逃げるのか・・・ そこにジーッとしているのが、一番幸福である。



毎日、贅沢をしていると、何もつまらなくなってしまいます。人間の欲は、もっと上を目指すようにできているからです。

大変な思いをして働いているから、休みの日がとても楽しいのです。

粗食をしているから、たまにご馳走を食べるととても美味しいのです。



人生、苦しみがあるから楽しみがあるのです。
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