近隣の畑や民家にも色々な芙蓉の花が、盛夏の今の時期咲いているが、なかでも王塚公園の芙蓉の花が気に入っている。
クマゼミとアブラゼミの鳴く声が朝から鬱陶しいほど響いている、王塚古墳の周濠周りを朝、車で走っていると、この時期に咲き始める芙蓉の花がパッと目に付く。毎年、7月の終わりかけに咲き始め、8月の中旬頃に満開となるが、ことしも例年と同じ時期に咲き始めた。
この夏の花は好きな花で、王塚公園の端を通る度に気にして見るが、咲き始めるとホットする。この芙蓉の花を見るとなぜだが心が落ち着くのだから不思議なのだ。直径10-15cm程度の花で、朝咲いて夕方にはしぼむ1日花だが、花の周りには沢山の蕾が待機しているので、長期間にわたって毎日次々と開花し、とても一日花とは思えない。そして、一番の見どころは、朝日にあたる芙蓉の花の柔和で穏やかな花弁の見事さに、この花を見ると、不思議に心が落ち着くこと。どの種類の芙蓉の花にもみられる、一種独特のフワ~とした花姿は同じでも、この芙蓉は見惚れてしまうほどに美しい。だから、此処、王塚公園内に咲く、この芙蓉の花は好きである。
ちなみに、王塚古墳は宮内庁の管理下なので古墳内は立ち入り禁止区域。