野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「神戸ファッション造形大学」の解体工事は殆ど終了

2013-11-08 06:18:50 | 野々池周辺
野々池貯水池に隣接している「神戸ファッション造形大学は解体作業中」と8月30日の本ブログに書いた。
野々池貯水池回りの約2/3が明石市と神戸市の学校区で、その唯一の大学だった「神戸ファッション造形大学」が閉学し、なくなってしまう。もともと短期大学を4年生大学にしたのが無理があったのだろうか。本当かどうか確認していないが、8月末当時、近くで見物していた職人らしき人から聞いた話では「入学希望者はいるにはいるが大学を卒業しても就職先を見つけるのが難しいらしい。明石市に相談したが、市も対処できず、結局建売住宅になる」と言うことだった。その後、5棟もある立派な建屋を、中には6階もある高層建物をどのように解体するのか興味があり、近くをウォーキングする度に見物してきた。これらの解体工事は興味を引くようで、何時行っても何人かの見物客がいた。以下の二枚の写真は8月中旬頃で、まず最初の工事は体育館(講堂)の解体工事から始まった。
  

それから数カ月後、10月2日頃の解体工事。体育館解体の殆どは終了し、一部の壁と大きな基礎土台の一部が残っていた。
べた基礎構造になってはおらず、どでかい基礎で鉄筋構造が構成され、これを取り出すのが大変だったようで一塊を取り出すのに一週間程掛っていた。やっと掘りおこしても、今度は大きなコンクリ塊を細かく砕く作業が続き、鉄筋、コンクリ、土砂とに種分けされる。6階もある高層まで届くユンボがあるのか思っていたら、先に解体した土砂を高く積んで、その上にユンボが乗る。すると以外と簡単にユンボ先端ハサミが届く。ハサミが届くと上から順に砕いていく。外見を見るとまだまだ立派な建屋で、これから何年も使えそうに思えたが、壊し始めると幽霊屋敷にみえてしまう。
                 
                 
                 

10月末、殆どの解体工事は終了し、事務所棟の外壁のみとなった。
解体工事ででた、コンクリートの塊を細かく粉砕し、鉄筋は鉄筋のみに集約、砕いたコンクリートの塊を更に細かくふるいにかけて仕分けし、トラックで外に搬送する。工事中にでる細かい土砂ほこりが住宅地に飛散しないよう常に水を掛けながらの作業だが、風向きが悪いと見物している野々池貯水池側にも土砂埃が飛んでくる。解体した土砂の搬送にも気を配り、大学の出口門近くでトラックタイヤの泥を水洗浄で落し、外の公道に土砂がこぼれない様に配慮されている。
                 
                 

11月始め、全ての建屋は解体され、残った土砂を専用バケットで更に細かく選別中。残った鉄筋も見事に振い分けされトラックでの搬送待ち状態。予定表では、12月中には解体作業は終了する予定となっているが、思ったより意外と早く済みそうだ。その後は建売住居に変貌するらしい。8月初旬の解体初めには、あんな高層をどのように解体するのか不思議だったが、現場工事の進捗は見事で、終わってみると簡単だった。大学敷地内にあった、多くの植木は一部を引き抜いたものの、殆どは残している。この方が野々池貯水池周辺の景色とより適合するので良かった。
                 
                 
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