野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「合歓木(ねむの木)」@野々池貯水池

2016-06-22 06:19:41 | 野々池周辺
梅雨前線の影響で、九州は20日~21日にかけて、熊本、長崎県を中心に局地的な大雨に見舞われたと報道されている。
長崎県雲仙では、一時間の雨量が124㎜だそうで、6月の観測史上最大を記録したとあった。故郷島原市も97㎜で観測史上最大を更新したとある。
大雨で思いだすのは昭和32年7月の夏休みで、長崎県諫早・島原地方は1000㎜超えの大洪水を経験したことがあるが、それは凄まじいものだった。
長崎地方は、その後も昭和57年に大水害があり、梅雨時の梅雨前線の配置状態と太平洋高気圧の勢力状況では、長崎地方は集中豪雨が発生し易いとのテレビ説明。

ここ神戸も21日の朝早く、かなりの雨が降ったが、今は止んで陽も照り始めた。
雨が降った後の合歓木の花の刷毛はボサボサ髪のように乱れ、刷毛の先は縮んで丸くなったりで、見るもみすぼらしくなる。
で、天気予報によると、21日はかなりの雨が降るとあったので、その前日、野々池貯水池にある「合歓木」の花が真っ盛りなのを撮っておいた。
野々池貯水池の、林崎疎水近くにある「合歓木」の大木は背丈が優に17ⅿ強で、遠くからでも樹形と花姿がよく目立つ。
今年は、管理元の水道局が例年の年末刈り込みを止めていたので、花が咲く枝が良く伸びて一面に赤い花に覆われている。
現役の頃、会社への行き帰り、この季節になると何時もこのねむの木をみて季節を感じてきた。野々池の中でも好きな花の一つ。
       
       
 
       
有名な芭蕉の句がある。
 「象潟(きさかた)や  雨に西施(せいし)が   ねぶの花」   奥の細道   松尾芭蕉
 「西施」とは、中国の春秋時代の傾国の美女で、合歓木の花をこの美女にたとえた。
  紀元前5世紀に呉王夫差は越王勾践に勝った。負けた勾践は、表向きは夫差に臣従しながら、まさに臥薪嘗胆し、裏では夫差を骨抜きにする計略で、美女「西施」を献上。
  計略はまんまと当たり、夫差は「西施」の色香に溺れて国政を疎かにし、20年の後勾践の反撃に遇って敗れ自殺した。「西施」はまさに「傾国の美女」であった。




  
         
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