野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

よくやった西脇工業・・全国高校駅伝

2013-12-25 06:12:43 | スポーツ
  「2013年全国高校駅伝:10位西脇工業、神戸新聞」
22日の全国高校駅伝で、兵庫県代表の西脇工業は10位となり入賞を逃した。
当日の昼からズーと高校駅伝をテレビ観戦していた。4チームのアンカーが団子状態で競技場に入りトラック勝負となった瞬間は最高の場面で、
最後は山梨学院大付属高校が2時間03分53秒でトラック勝負を制し優勝。4位の広島世羅高校までが3分台の接戦で、3位までがなんと各一秒差。
非常に熱が入ったエキサイトする駅伝の試合だった。

世羅は、昔、その近くまで度々仕事で訪れていた時期があったので、世羅高校が高校駅伝に出場するたびに応援してきた。
梨の名産地だという記憶がある。 その世羅高校、3区で留学生が一挙に前に出てくるが、思ったほど2位との差を広げられず、
一年生アンカーに勝負を託す。トラック勝負で一年生は一時トップに出るも残念だった。 
一方、兵庫県代表の西脇工業は遅れて2時間05分55秒の10位。西脇の兵庫県大会記録が2時間05分06秒なので実力を出し切ったものの
上位4位が2時間3分台だから、優勝に絡めるタイムではない。

それにしてもビックリしたのは、西脇工業の監督が元部員に体罰を与えたと試合当日にメデイアが報じたこと。どんな体罰だったかは知らないが、
なんで試合当日に報道されるのだろう。体罰があったことを西脇工の生徒は既に知っていたようだが、1年3カ月前の話を、試合当日報道され、
相当のプレッシャーがあったと類推される。それにしても、なんで当日情報を流し報道するのだろう。
学校によると、教諭は昨年9月に奈良県であった大会の後「期待したレースが出来なかった」として当時1年の男子部員をたたいた
と書いてあった。怪我はなかったそうだ。

一方、こんな報道もあった『大会当日朝に明らかとなった体罰問題で揺れた西脇工(兵庫)は10位でフィニッシュ。
1区を走ったエースの藤原は「悔しいですけど、これが自分たちの力」と冷静に受け止めた。 史上最多8度の優勝を誇る強豪校で、
監督不在という異例の事態。選手らも「詳しいことは聞いていない」と硬い表情だった。それでも、藤原は「みんながしっかり調整
していたし、不安も影響もなかった」と強調。吉良勇太コーチも「選手らはいつも通りに走ってくれた」とたたえた。』
この報道を読むと、生徒達は自分の立場を冷静に理解している。 試合当日、体罰を大々的に報道され、選手への精神的
動揺はいかばかりかと思ったが、当の生徒たちの発言は思いの外しっかりとしていた。監督教官不在のもとでよくぞ頑張った。
・・・すごいぞ西脇工業陸上部!!

だいぶ前だと思うが、たしか西脇工業の陸上部はその活動をテレビドキュメント放送されていた。県立工業だから普通に入学試験を
受けて合格し、その後陸上部に入部し全国屈指の陸上部へと成長する。各人が自覚をもって活動している様子が放送されていたので、
担当教官の指導は相当に優れていたのだろうと感心しながら見ていた。
実際、体育の、しかも県屈指の陸上部を有する学校への期待は、西脇に限らず県全体から相当なプレッシャーが掛っていると思う。
そんな中での事件だが、それにもめげず自分たちの実力を遺憾なく発揮するところに西脇工業の校風が見てとれる。
・・・素晴らしい駅伝をみせてくれた。





コメント
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