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野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

ダイアナ・ロス

2011-06-23 07:27:34 | 映画
面白い放送を観た。感激ものだった。
NHK・BS プレミアムの「ダイアナ・ロス 自らを語る」(6月22日 1:00~2:30)だ。再放送だそうだが、初めて観た。ジェームス・リプトンが司会を務める「アクターズ・スタジオ・インタビュー」で、著名な俳優や歌手がインタビュー形式で自らを語る番組であるが、時々観る。
ダイアナ・ロスは、アメリカのポップス界を40年以上も、その頂点にあり続けた実力派歌手で、デビュー当時に結成していた「ザ・シュープリームス」を1960年代の後半に「ダイアナ・ロスとザ・シュープリームス」に変更した経緯や、14才頃から歌い手としてデビューした時期、当初はタイプをも打てない社長秘書で雇用された等々、実に興味ある内容だった。

加えて、番組ではヒット曲の数々を、贅沢なライブや過去の映像を織り交ぜて披露し、会場をとりこにした、秀逸の番組であった。
1960~80年代、トップスターで有りながらジョージア州ではトイレが白人専用、カラード専用に分かれていた時代を生き抜いた、その生命力をインタビューでは如何なく引出していた。彼女のことを好きにはなれなくても、それを補って余りある魅力が彼女にあったことは、認めざるを得ないだろう。そして、彼女ほど露骨に感情を表し、誰よりも上昇志向の強いスターが、今や珍しい存在になりつつあるのも確かかもしれない。

本物のスターを再び観た。
「私がやりたかったのは、歌を歌うことと、きれいな服を着ること - それだけだったわ」

この曲を選んでしまう。・・・・The Supremes- Stop In The Name of Love(Live)


豆富小僧

2011-05-07 17:30:48 | 映画

今日(5月7日)、孫とワーナーマイカル明石へ「豆富小僧」の3Dアニメを見に行った。
「ヒックとドラゴン」以来であったが、3D効果がよくアレンジされ美しく視覚的にもメリハリがあり実に素晴らしい。
良く出来上がっている楽しい映画であった(微に入れば少し雑さも感じるが)。
プヨプヨする、実に不安定な豆腐を、お盆にのせて落とさないように常に持っているだけの、如何にも頼りない妖怪という有りようが、「豆富小僧」の存在感を際立させている。
本当に良くできた設定であると感心した。
その危なかしい妖怪「豆富小僧」が最後に、台風を制御することに挑戦し失敗したアイの母親を救うために、豆腐を死神に渡す。
頼りない妖怪が命を捨てて人間を救う、なんとも泣ける話ではないか。

<あらすじ>
「豆腐をお盆に乗せて立っているだけの妖怪、豆富小僧は、人間を怖がらせるどころか笑われてばかり。
父親の妖怪総大将の見越し入道に叱られて家出をした豆富は、妖怪の敵・狸一族に騙され、お目付役の達磨先生と一緒にお堂に閉じ込められてしまう。
やっとお堂から出られたと思ったら、そこは200年後の現代東京。妖怪たちの姿は全く見えなくなっていた。
妖怪たちを捜していた豆富は、妖怪を見る事ができる人間の少女・アイと出会う。
何もできない半人前の妖怪・豆富小僧が現代の東京で人間たちと出会い、人間を操ろうとしている狸たちと対決していく。
大型台風が近づく中での、妖怪対狸たちの戦いは3Dの効果が最大限に活かされ、手に汗を握る迫力だ。
か弱い豆富小僧の成長を描きながら、自然への畏敬を忘れた人間たちに、警鐘を鳴らしている作品でもある」