しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

材木の供出

2021年04月24日 | 昭和16年~19年
戦時中の「金属類供出」はよく知られている。
学校の金次郎像やお寺の鐘が溶かされ、家庭からも多くの生活用品が”出陣”していった。

戦争末期には材木も供出されたのは知っていたが、その対象となるのは山の木ではなく神社・寺院の古木(大木)であったようだ。
八百万の国では、大木は地元で神木となって祀られていると思うが、どのような木が出陣したのだろう?
なお使用目的は、木造船の材料である。


身近な場所からも出陣していった記録写真があったので、転記させてもらう。








「ふるさとの想い出写真集」 森脇正之編  国書刊行会  2020年発行

長川寺の大松の供出


鴨方町長川寺の境内にあった大松。
戦時中に供出することになり、伐採されたが、
これを前に仏事が営まれ、記念に写されたものである。

昭和17年頃



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