イトカワ模型を手に講演される吉川先生(記事中の写真は佐世保市少年科学館の承認を得て撮影・掲載をしています)
平成22年11月7日、長崎県佐世保市に於いて、佐世保市少年科学館「星きらり」の開館記念講演会
「はやぶさ奇跡の生還 そしてはやぶさ2へ」が開催されました。
講演されたのは、JAXA宇宙科学研究所の吉川真先生。
小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトサイエンティストであり、
そして「はやぶさ2」ではプロジェクトマネージャを務められることになる吉川先生の講演会、これは絶対に聴き逃せない!
という訳で、熊本から愛車を飛ばして佐世保へと向かいました。
会場となる佐世保市少年科学館「星きらり」は、
今年10月にオープンした「佐世保市総合教育センター」の中核となる施設とのこと。
軍港と佐世保バーガーで知られる佐世保市の、閑静な山の手の住宅地に位置しています。
だいぶ早めに到着したので、吉川先生の講演会が始まるまで「星きらり」の中を見て回ります。
屋上には立派な天体観測室があり、昼間の金星を見せて頂きました。
この他、ドーム径8mとやや小さめですが、
デジタル式全天周投影機「バーチャリウムII HD」が設置されたプラネタリウムもあります。
(全天周映像対応とのことなので、担当の学芸員さんに今後「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の投影も検討して頂けるようお願いしておきました。)
やがて昼過ぎとなり、講演会の時間となりましたので講堂に移動。
今日は講演会の前に子どもの科学賞の授賞式が開かれていたようで、その受賞者の子供たちと保護者家族を含め多数の参加者で講堂はほぼ満席。
少年科学館館長の講師紹介に引き続いて、吉川先生の講演開始。
「はやぶさ」帰還時の話しから、ミッション全体についての概略の説明の後、自己紹介。
藤原顕先生の定年を引き継いでプロジェクトサイエンティストとなった経緯(※参考記事:藤原顕先生の講演会レポ→「京都で、お帰りなさい!『講演会 小惑星探査機「はやぶさ」―7年の旅を終えて』」)。
現在は「はやぶさ2」準備チーム長(吉川先生は今後「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャを務められる予定)。
「はやぶさ2」は既にプロジェクト開始の準備ができているが、あとは予算次第…
「先ず最初に、『はやぶさ』への応援ありがとうございました。
そして今日来ている子どもたちには、是非一緒に次の挑戦を!」
「はやぶさ2」は2020年に地球に帰ってくることになるので、今ここにいる子どもたちは「はやぶさ2」ミッションに直接参加することができる。
また、ミッションを利用しての科学の広報普及も重要だと考えている。
「はやぶさ」が教えてくれたこと
アメリカのNASAは多数の探査機を飛ばして、世界初のものを色々と見ているが、今回の「はやぶさ」では我々日本人が世界で初めて小惑星イトカワの姿を見た。
これはやはり、感動する。
また「はやぶさ」にはチームワークの素晴らしさがあった。今後も、こういうチームをつくっていきたい。
いいチームがあったから、数々のトラブルを乗り越えることが出来た。
予期せぬトラブルは次に活かして、信頼性・ロバスト性(技術高度化)の向上を図りたい。
若い世代へ、冒険を伝える。
これが、今日の講演のまとめと言えること。
「はやぶさ」の地球帰還後は、カプセルの展示に人が大勢並んで大変なことになった。
ここまでカプセルの人気が出るとは予想していなかった。
(ここで、カプセルと「はやぶさ」本体についての図解と説明)
相模原の宇宙研本部には実物大の「はやぶさ」模型があるが、
現在「はやぶさ」模型はきれいに埃を払われて上野の国立科学博物館で開催中の「空と宇宙展」に展示されているので、九州からは遠いが機会があればぜひ見に行って頂きたい。
(この後、「はやぶさ」模型と共に展示されている「イカロス」についての説明)
「はやぶさ」の歩み
現在、宇宙から地球に帰ってきた探査機はアメリカの「スターダスト」、「ジェネシス」、
そして「はやぶさ」の3つだけ。
このうち、他天体へのタッチダウンを行ったのは「はやぶさ」だけである。
(引き続きJAXA公式のミッションCGと、「祈り」短縮(早送り)版での「はやぶさ」ミッション説明)
「はやぶさ」に搭載しているイオンエンジン、ターゲットマーカ、ミネルヴァ、サンプル採取装置についての説明。
「本当は、先にもう一つの探査機を送って現場の様子を調べたかった。」
(筆者注:でも、実は「はやぶさ」自身がその“先に行って確かめる探査機”なんですよね、だって工学実証ミッションなんだもの。
だからこそ、あとに続く理学ミッションとしての「はやぶさ2」の実現が重要になってくるのです。)
続いて、「はやぶさ」のイトカワでの探査活動について。リハーサルと本番、合わせて5回のイトカワへのタッチダウン。
「最初はタッチダウンに3回もリハーサルをやらなくてもいいと思っていたのだが、これが大変で…」
2005年11月に実施したタッチダウンでは、5回ともスタッフは全員徹夜!でも、みんな興奮していた。
「はやぶさ」プロジェクトに参加しているNASAの人はきちんと交替していたが、日本側はみんなぶっ通しで働いた。
「はやぶさ」の最期の姿。
(カプセルの火球を捉えた、NASAのDC-8からの観測映像。)
ここで、吉川先生ご自身が携帯電話のカメラで撮影された、カプセルの相模原搬入の様子の画像を公開。
深夜にもかかわらずマスコミが群がる、「異様な光景でした」
「アメリカは多分、小惑星に行っても面白くないと思っていたんだろう。
でも「はやぶさ」で、それが面白いと分かった。」
「星の王子さまが、小惑星で立って歩くのは実は難しい。
秒速15cm、時速0.5キロで宇宙に飛び出してしまい、自分自身が小惑星になってしまう。」
「はやぶさ」の帰還時、上空5kmでパラシュートを開いた。本来は10kmで開く予定だった。
地上に落ちたカプセルが見つからないときは、砂漠をみんなで横並びして歩いて探すつもりだった。歩かなければならないのは、そこがアボリジニの聖地だから(筆者注:聖地なので自動車の乗り入れは躊躇われたと思われる)。
私も歩くつもりでいたが、すぐに見つかった。
次の「はやぶさ2」では、水と有機物の多いタイプの小惑星へ向かうことになる。
ここから、質疑応答。
Q:「はやぶさ2」ではインパクター(爆発物)を持って行って探査を行うが、爆発により地球の物質が持ち込まれることにならないか?
また、爆発による熱の影響は?
A:爆弾は小惑星の地表では爆発せず、上空で爆発して銅の弾を地表に飛ばすことになる。銅は後で簡単に分離できるので、サンプルへの影響は問題ない。
また熱の問題は、弾がぶつかった地点以外、周辺部ではそんなに高温にはならないことが分かっているのでこれも問題はない。
(筆者注:爆発によって大きさが数メートルから5メートル程度の「人工クレーター」がつくられる)
Q:「はやぶさ」はMVロケットの重量制限があったが、H-IIAロケットで打ち上げることになる「はやぶさ2」では重量に余裕が出ないか。
A:H-IIAは静止軌道投入用に特化した設計なので、実は惑星探査には全然向いていない。惑星探査にはMVのように3~4段式のロケットが最適だが、H-IIAは2段式。
だからH-IIAで打ち上げた金星探査機「あかつき」と「イカロス」の重量も、「はやぶさ」と大差がないせいぜい500キロ程度。
また、「はやぶさ2」の本体を重くするとその分イオンエンジンの能力も上げないとならない。
それでも、「はやぶさ2」は「はやぶさ」より数十キロは重く出来る。
筆者も質問しました。
(尚、質問内容は事前にTwitter宇宙クラスタの方々から募集した「吉川先生に聞いてみたいこと」の中から選びました)
筆者Q:「はやぶさ2」では、ミネルヴァを2つとドイツで開発したランダー等、ローバーを多く搭載する計画があるが、それに伴う工夫を教えてください。
A:現在、ローバーを基本開発中であるが、重量が重くなりつつあるので軽量化を検討している。
ローバーが重くならなければ、言うとおりミネルヴァ2機とドイツのローバーを1機搭載したいと思う。
なるほど、やはり軽量化が最重要課題なのですね。ありがとうございました!
予定時間ギリギリまでの質疑応答の後、佐世保市総合教育センター長の謝辞で吉川先生講演会は一旦閉幕。
引き続き、吉川先生が持って来られた資料の展示会です。
吉川先生といえばお馴染みの「イトカワ模型」。
シャーレに入った同縮尺の「はやぶさ」模型を着陸地点の「ミューゼスの海」に乗せてみたところ、これが大受けで写真撮影大会状態に(笑)
「イカロス」のセイルの、実物サンプル。
実際には一辺14mと巨大なイカロスですが、何とA4のクリアファイルに挟まれて登場です。皆さん触ってみて「薄ーい!」と驚きの声をあげます。何しろ0.0075mmしかありませんからねぇ。
ここで、イトカワやイカロスを片付けに来られた吉川先生が登場。
「先生、お疲れ様です。いつも質問に答えて下さってありがとうございます」と挨拶してから、
「あの~、先生にお願いしたいことがあるんですが…」
という訳で、特別にお願いしてこんな素敵なものを頂きましたよ。
持参した愛蔵書、「星の王子さま」の表紙ページに、サインをして頂きました!
先生ありがとうございます!
素晴らしいお土産を手に、幸せな気分で熊本に帰ります。
今日はいい一日でした。佐世保も素敵な街だったね…
「あーっ!しまった、佐世保に行ったのに佐世保バーガーを食べるのを忘れてた!!」
(講演会レポ終わり。次は11/21、長崎市で開催の的川泰宣先生講演会に参加予定!)
平成22年11月7日、長崎県佐世保市に於いて、佐世保市少年科学館「星きらり」の開館記念講演会
「はやぶさ奇跡の生還 そしてはやぶさ2へ」が開催されました。
講演されたのは、JAXA宇宙科学研究所の吉川真先生。
小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトサイエンティストであり、
そして「はやぶさ2」ではプロジェクトマネージャを務められることになる吉川先生の講演会、これは絶対に聴き逃せない!
という訳で、熊本から愛車を飛ばして佐世保へと向かいました。
会場となる佐世保市少年科学館「星きらり」は、
今年10月にオープンした「佐世保市総合教育センター」の中核となる施設とのこと。
軍港と佐世保バーガーで知られる佐世保市の、閑静な山の手の住宅地に位置しています。
だいぶ早めに到着したので、吉川先生の講演会が始まるまで「星きらり」の中を見て回ります。
屋上には立派な天体観測室があり、昼間の金星を見せて頂きました。
この他、ドーム径8mとやや小さめですが、
デジタル式全天周投影機「バーチャリウムII HD」が設置されたプラネタリウムもあります。
(全天周映像対応とのことなので、担当の学芸員さんに今後「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の投影も検討して頂けるようお願いしておきました。)
やがて昼過ぎとなり、講演会の時間となりましたので講堂に移動。
今日は講演会の前に子どもの科学賞の授賞式が開かれていたようで、その受賞者の子供たちと保護者家族を含め多数の参加者で講堂はほぼ満席。
少年科学館館長の講師紹介に引き続いて、吉川先生の講演開始。
「はやぶさ」帰還時の話しから、ミッション全体についての概略の説明の後、自己紹介。
藤原顕先生の定年を引き継いでプロジェクトサイエンティストとなった経緯(※参考記事:藤原顕先生の講演会レポ→「京都で、お帰りなさい!『講演会 小惑星探査機「はやぶさ」―7年の旅を終えて』」)。
現在は「はやぶさ2」準備チーム長(吉川先生は今後「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャを務められる予定)。
「はやぶさ2」は既にプロジェクト開始の準備ができているが、あとは予算次第…
「先ず最初に、『はやぶさ』への応援ありがとうございました。
そして今日来ている子どもたちには、是非一緒に次の挑戦を!」
「はやぶさ2」は2020年に地球に帰ってくることになるので、今ここにいる子どもたちは「はやぶさ2」ミッションに直接参加することができる。
また、ミッションを利用しての科学の広報普及も重要だと考えている。
「はやぶさ」が教えてくれたこと
アメリカのNASAは多数の探査機を飛ばして、世界初のものを色々と見ているが、今回の「はやぶさ」では我々日本人が世界で初めて小惑星イトカワの姿を見た。
これはやはり、感動する。
また「はやぶさ」にはチームワークの素晴らしさがあった。今後も、こういうチームをつくっていきたい。
いいチームがあったから、数々のトラブルを乗り越えることが出来た。
予期せぬトラブルは次に活かして、信頼性・ロバスト性(技術高度化)の向上を図りたい。
若い世代へ、冒険を伝える。
これが、今日の講演のまとめと言えること。
「はやぶさ」の地球帰還後は、カプセルの展示に人が大勢並んで大変なことになった。
ここまでカプセルの人気が出るとは予想していなかった。
(ここで、カプセルと「はやぶさ」本体についての図解と説明)
相模原の宇宙研本部には実物大の「はやぶさ」模型があるが、
現在「はやぶさ」模型はきれいに埃を払われて上野の国立科学博物館で開催中の「空と宇宙展」に展示されているので、九州からは遠いが機会があればぜひ見に行って頂きたい。
(この後、「はやぶさ」模型と共に展示されている「イカロス」についての説明)
「はやぶさ」の歩み
現在、宇宙から地球に帰ってきた探査機はアメリカの「スターダスト」、「ジェネシス」、
そして「はやぶさ」の3つだけ。
このうち、他天体へのタッチダウンを行ったのは「はやぶさ」だけである。
(引き続きJAXA公式のミッションCGと、「祈り」短縮(早送り)版での「はやぶさ」ミッション説明)
「はやぶさ」に搭載しているイオンエンジン、ターゲットマーカ、ミネルヴァ、サンプル採取装置についての説明。
「本当は、先にもう一つの探査機を送って現場の様子を調べたかった。」
(筆者注:でも、実は「はやぶさ」自身がその“先に行って確かめる探査機”なんですよね、だって工学実証ミッションなんだもの。
だからこそ、あとに続く理学ミッションとしての「はやぶさ2」の実現が重要になってくるのです。)
続いて、「はやぶさ」のイトカワでの探査活動について。リハーサルと本番、合わせて5回のイトカワへのタッチダウン。
「最初はタッチダウンに3回もリハーサルをやらなくてもいいと思っていたのだが、これが大変で…」
2005年11月に実施したタッチダウンでは、5回ともスタッフは全員徹夜!でも、みんな興奮していた。
「はやぶさ」プロジェクトに参加しているNASAの人はきちんと交替していたが、日本側はみんなぶっ通しで働いた。
「はやぶさ」の最期の姿。
(カプセルの火球を捉えた、NASAのDC-8からの観測映像。)
ここで、吉川先生ご自身が携帯電話のカメラで撮影された、カプセルの相模原搬入の様子の画像を公開。
深夜にもかかわらずマスコミが群がる、「異様な光景でした」
「アメリカは多分、小惑星に行っても面白くないと思っていたんだろう。
でも「はやぶさ」で、それが面白いと分かった。」
「星の王子さまが、小惑星で立って歩くのは実は難しい。
秒速15cm、時速0.5キロで宇宙に飛び出してしまい、自分自身が小惑星になってしまう。」
「はやぶさ」の帰還時、上空5kmでパラシュートを開いた。本来は10kmで開く予定だった。
地上に落ちたカプセルが見つからないときは、砂漠をみんなで横並びして歩いて探すつもりだった。歩かなければならないのは、そこがアボリジニの聖地だから(筆者注:聖地なので自動車の乗り入れは躊躇われたと思われる)。
私も歩くつもりでいたが、すぐに見つかった。
次の「はやぶさ2」では、水と有機物の多いタイプの小惑星へ向かうことになる。
ここから、質疑応答。
Q:「はやぶさ2」ではインパクター(爆発物)を持って行って探査を行うが、爆発により地球の物質が持ち込まれることにならないか?
また、爆発による熱の影響は?
A:爆弾は小惑星の地表では爆発せず、上空で爆発して銅の弾を地表に飛ばすことになる。銅は後で簡単に分離できるので、サンプルへの影響は問題ない。
また熱の問題は、弾がぶつかった地点以外、周辺部ではそんなに高温にはならないことが分かっているのでこれも問題はない。
(筆者注:爆発によって大きさが数メートルから5メートル程度の「人工クレーター」がつくられる)
Q:「はやぶさ」はMVロケットの重量制限があったが、H-IIAロケットで打ち上げることになる「はやぶさ2」では重量に余裕が出ないか。
A:H-IIAは静止軌道投入用に特化した設計なので、実は惑星探査には全然向いていない。惑星探査にはMVのように3~4段式のロケットが最適だが、H-IIAは2段式。
だからH-IIAで打ち上げた金星探査機「あかつき」と「イカロス」の重量も、「はやぶさ」と大差がないせいぜい500キロ程度。
また、「はやぶさ2」の本体を重くするとその分イオンエンジンの能力も上げないとならない。
それでも、「はやぶさ2」は「はやぶさ」より数十キロは重く出来る。
筆者も質問しました。
(尚、質問内容は事前にTwitter宇宙クラスタの方々から募集した「吉川先生に聞いてみたいこと」の中から選びました)
筆者Q:「はやぶさ2」では、ミネルヴァを2つとドイツで開発したランダー等、ローバーを多く搭載する計画があるが、それに伴う工夫を教えてください。
A:現在、ローバーを基本開発中であるが、重量が重くなりつつあるので軽量化を検討している。
ローバーが重くならなければ、言うとおりミネルヴァ2機とドイツのローバーを1機搭載したいと思う。
なるほど、やはり軽量化が最重要課題なのですね。ありがとうございました!
予定時間ギリギリまでの質疑応答の後、佐世保市総合教育センター長の謝辞で吉川先生講演会は一旦閉幕。
引き続き、吉川先生が持って来られた資料の展示会です。
吉川先生といえばお馴染みの「イトカワ模型」。
シャーレに入った同縮尺の「はやぶさ」模型を着陸地点の「ミューゼスの海」に乗せてみたところ、これが大受けで写真撮影大会状態に(笑)
「イカロス」のセイルの、実物サンプル。
実際には一辺14mと巨大なイカロスですが、何とA4のクリアファイルに挟まれて登場です。皆さん触ってみて「薄ーい!」と驚きの声をあげます。何しろ0.0075mmしかありませんからねぇ。
ここで、イトカワやイカロスを片付けに来られた吉川先生が登場。
「先生、お疲れ様です。いつも質問に答えて下さってありがとうございます」と挨拶してから、
「あの~、先生にお願いしたいことがあるんですが…」
という訳で、特別にお願いしてこんな素敵なものを頂きましたよ。
持参した愛蔵書、「星の王子さま」の表紙ページに、サインをして頂きました!
先生ありがとうございます!
素晴らしいお土産を手に、幸せな気分で熊本に帰ります。
今日はいい一日でした。佐世保も素敵な街だったね…
「あーっ!しまった、佐世保に行ったのに佐世保バーガーを食べるのを忘れてた!!」
(講演会レポ終わり。次は11/21、長崎市で開催の的川泰宣先生講演会に参加予定!)
シャーレの「はやぶさ」は、特注のへらに付いた微粒子並みの貴重さです。
惑星間空間に投入するには、キックモーターが必要と川口さんも言ってました。
小惑星上に3台のローバーが競演。見てみたい。
H-IIAは必殺技の2段目エンジン再点火能力を活かしてキックモータなしでの「あかつき」「イカロス」惑星間軌道投入を正確無比に見事成功させましたが、やはり相当無理して運用していたのでしょうね。
現在開発中のイプシロンと、その発展形に期待!です。
ミネルヴァは不幸な結果になってしまったので、やはりリベンジを果たしたい気持ちは強いと思います。
次は小さな仲間たちと一緒に跳びまわり大暴れして欲しいですね!