![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6c/69ce8e29ef637a956aa638960d0808e0.jpg)
熊本駅で出発を待つ「あそ1962」
国鉄時代の急行列車用気動車の傑作、キハ58系をレトロ調を活かし大胆にリニューアルしたJR九州の観光列車
「あそ1962」。
その名のとおり、熊本と阿蘇・宮地駅を結んで走る人気列車ですが、これまたその名の示すとおり1962(昭和37)年生まれの高車齢なキハ58、
寄る年波には勝てず、今年中の運行を最後に勇退することがこの程決定しました。
よく晴れた秋の週末、去りゆく「あそ1962」に名残乗車して阿蘇に行ってきました。
さようなら乗車記、絵日記風に綴ってみます。
(乗車日:平成22年11月20日)
朝9時半頃、「あそ1962」の始発駅である熊本駅に行くと、ちょうどこの列車が発車していくところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/5f/a009e9d1a8c1263376ef75d885c4fa82.jpg)
「SL人吉」です!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/d1/10eece9b59707b38cbf1c46d4d52cdba.jpg)
年間の平均乗車率が9割を超えるという文字通りの超人気列車「SL人吉」、この列車にも乗りたいですねぇ…
「SL人吉」が発車して行った熊本駅の0番プラットホームに、「あそ1962」が入線してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d6/b8fed63cab6dd94c104583d1557e429d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/51/594bd4ce73cc49c573525b2d31c9fdf9.jpg)
「あそ1962」の車体は、キハ58本来のベージュに朱帯とは全く趣の異なる、焦げ茶に金の飾り帯というモダンでお洒落な出で立ちに改められています。
また車内は、国鉄の標準型ディーゼルカーであったキハ58系の原型を留めつつ大胆に手が加えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a9/5a778d31d4d7e292c336413a6a5a22d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/94/4ffecb34356077523449b86627a0e26d.jpg)
客室部分は、座席などには変更がありませんがテーブルが追加され、布地や壁紙の色合いがシックなレトロ調に改められています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/54/8f836b68d7d12827dd92fc03ce8e5bd0.jpg)
車体の端の方は、座席が取り払われサロンに変身しました。
立食カウンターを備えたお洒落な空間です。でも、これは実はただのサロンではないのですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/21/8a258feab395d71f1eae111f67ad974b.jpg)
何と!このサロンは自転車搭載スペースを兼ねているのです!
カウンターの下の銀色の金具が自転車スタンドです。「あそ1962」で阿蘇まで自転車を持って行って、サイクリングが楽しめるという趣向なんですね!
それにしても、サロンと自転車置き場を融合させるという発想は凄い。このアイデアを考えたのは、そうJR九州のデザイン顧問、水戸岡鋭治先生その人です。こんな奇抜なアイデア、水戸岡先生でないと考えつきませんよ実際!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a6/656d20c0f453586b4bd5856cce8736ca.jpg)
サロンにはファイナルランまでの手作りカウントダウンボードが。
「あそ1962」が走るのは、あと13回だけ…
10:12、「あそ1962」は熊本駅を発車。
豊肥本線に入り、熊本市内と近郊の住宅地を走っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/9a/11b74bf695d3ae8cfaf788387df67c7b.jpg)
客室乗務員さんの車内検札が行われ、同時に記念乗車証が配られました。
豊肥本線の電化区間が終わる肥後大津駅を過ぎると、車窓はだんだん高原らしくなってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/60/03ee8c9be0439f5f3c68b9574232f89a.jpg)
俵山の風力発電所が見えてくると、阿蘇はもうすぐ…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/3f/9beef025ebea535dbfbd97834ffdfe89.jpg)
線路はどんどん高度を上げていきます。
やがて、阿蘇外輪山の入り口である立野駅に到着します。
→さよなら、「あそ1962」で秋の阿蘇へ行こう その2に続く
国鉄時代の急行列車用気動車の傑作、キハ58系をレトロ調を活かし大胆にリニューアルしたJR九州の観光列車
「あそ1962」。
その名のとおり、熊本と阿蘇・宮地駅を結んで走る人気列車ですが、これまたその名の示すとおり1962(昭和37)年生まれの高車齢なキハ58、
寄る年波には勝てず、今年中の運行を最後に勇退することがこの程決定しました。
よく晴れた秋の週末、去りゆく「あそ1962」に名残乗車して阿蘇に行ってきました。
さようなら乗車記、絵日記風に綴ってみます。
(乗車日:平成22年11月20日)
朝9時半頃、「あそ1962」の始発駅である熊本駅に行くと、ちょうどこの列車が発車していくところでした。
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「SL人吉」です!
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年間の平均乗車率が9割を超えるという文字通りの超人気列車「SL人吉」、この列車にも乗りたいですねぇ…
「SL人吉」が発車して行った熊本駅の0番プラットホームに、「あそ1962」が入線してきました。
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「あそ1962」の車体は、キハ58本来のベージュに朱帯とは全く趣の異なる、焦げ茶に金の飾り帯というモダンでお洒落な出で立ちに改められています。
また車内は、国鉄の標準型ディーゼルカーであったキハ58系の原型を留めつつ大胆に手が加えられています。
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客室部分は、座席などには変更がありませんがテーブルが追加され、布地や壁紙の色合いがシックなレトロ調に改められています。
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車体の端の方は、座席が取り払われサロンに変身しました。
立食カウンターを備えたお洒落な空間です。でも、これは実はただのサロンではないのですよ。
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何と!このサロンは自転車搭載スペースを兼ねているのです!
カウンターの下の銀色の金具が自転車スタンドです。「あそ1962」で阿蘇まで自転車を持って行って、サイクリングが楽しめるという趣向なんですね!
それにしても、サロンと自転車置き場を融合させるという発想は凄い。このアイデアを考えたのは、そうJR九州のデザイン顧問、水戸岡鋭治先生その人です。こんな奇抜なアイデア、水戸岡先生でないと考えつきませんよ実際!
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サロンにはファイナルランまでの手作りカウントダウンボードが。
「あそ1962」が走るのは、あと13回だけ…
10:12、「あそ1962」は熊本駅を発車。
豊肥本線に入り、熊本市内と近郊の住宅地を走っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/9a/11b74bf695d3ae8cfaf788387df67c7b.jpg)
客室乗務員さんの車内検札が行われ、同時に記念乗車証が配られました。
豊肥本線の電化区間が終わる肥後大津駅を過ぎると、車窓はだんだん高原らしくなってきました。
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俵山の風力発電所が見えてくると、阿蘇はもうすぐ…
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線路はどんどん高度を上げていきます。
やがて、阿蘇外輪山の入り口である立野駅に到着します。
→さよなら、「あそ1962」で秋の阿蘇へ行こう その2に続く
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