Szépművészeti Múzeum:Budapest
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ブダペスト散歩は、地下鉄に乗ってスタートです。
ホテルの近く、ブダペスト東駅付近の地下には地下鉄M2号線の駅がある筈なのですが、
駅前広場一帯は工事中で、地下鉄乗り場がどこなのかよく分かりません。
でも、よく見ると工事現場の仮設の壁に親切な落書き?風の可愛らしい案内が…
METROはこちら( ´∀`)
ブダペスト地下鉄のM2号線は、ちょっと古めかしい水色の小さな車体。未確認なのですが、旧ソ連製の車輌のようです。
利用客が多くて、かなり混んでいます。
意外なことに駅には改札もあって、兵士のような厳しいおじさんによるチケットのチェックも行われていました。
M2号線で数駅先のデアーク・テール(Deák tér)駅まで行って、ここでM1号線に乗り換え。
M1号線の電車は、これまた小さくて、そして何とも変わったデザインの黄色い不思議な電車です。
実はこのブダペスト地下鉄M1号線、何と世界遺産に登録されている地下鉄なんです!
ハンガリー建国千年にあたる1896年に、
ロンドンに次いでヨーロッパで2番目の地下鉄として開業したブダペスト地下鉄M1号線は、
地上の大通りや建築群と共にまとめて一つの世界遺産となっています。
これは世界唯一の「現役の地下鉄の世界遺産」なのだそうです。
M1号線の黄色い電車も、世界遺産登録にあわせて開業時の姿をイメージして復元されたレトロ車輌です。
世界遺産の地下鉄に乗って、ホーショク・テレ(Hősök tere)駅までやって来ました。
この駅から、地上に上がると…
そこは英雄広場です。
その名の通りハンガリーの英雄たちの像が居並ぶこの広場もまた世界遺産の一部。
ブダペスト市民公園の一部となっているので、多くの市民が憩い観光客が訪れる賑やかな場所でもあります。
賑やかな英雄広場の様子をパノラマ撮影してみました。
凧揚げをしている人もいますね。楽しそうです。
←サムネイルをクリックすると大きなパノラマ画像が開きます
英雄広場を挟むように、同じデザインの建築物が左右に向かい合って建っています。
英雄の像に向かって右側が現代美術館、左側が国立西洋美術館です。
今日は、これから西洋美術館の方に行ってみましょう。
建物も荘厳で見事な国立西洋美術館。入り口の正面にあるホールも、思わず息を呑むような美しさ。
収蔵されている作品は、ハンガリー王国の名門貴族が所有していた膨大なコレクションが基になっているそうです。
ヴァン・ダイクやルーベンス、クラナッハ等々の作品群が並ぶ展示室は圧巻の一言。
中でも素晴らしかったのが、ゴヤとエル・グレコのスペイン絵画コレクション。
あまり人のいない“エル・グレコの部屋”で、作品と向い合って、
画家とキリストの息遣いや鼓動までもが感じられる気がする程にどっぷりと浸るように、
思う存分楽しむことが出来るなんて何という至福と悦楽のひと時!
堪能しました、ブダペスト国立西洋美術館。
美術館を出ると、英雄広場はもう日が落ちて真っ暗です。
夜のブダペストの街を、また地下鉄に乗って、これからさらに綺羅びやかで華やかで愉しい場所に向かいます。
…ハンガリー国立歌劇場に行って、オペラを観るのです!
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