天燈茶房 TENDANCAFE

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夢の競演!「SL人吉」と「リレーつばめ」

2010-04-04 | 鉄道
昨日は朝から九州新幹線「さくら」の陸送ルートを見に行ったのですが、
ちょうど熊本から「SL人吉」がやって来る時間だったので、熊本港へと向かう前にうちの近所で「SL人吉」を出迎えることにしました。

鹿児島本線沿いの田んぼの中の農道で「SL人吉」を待っていると、新八代方面から特急「リレーつばめ40」号が上ってきました。

787系7輌編成の「リレーつばめ」、来年春の九州新幹線全線開業後はこの区間ではもう見られなくなるねぇ…
などと想いつつデジカメのシャッターを切ります。
おや?右手には蒸気機関車の煙らしきものが薄くたなびいてますね。「SL人吉」がやって来たのかな…?


ああ、やっぱり向こうから「SL人吉」が走って来ました…
って、ええ~!?
目の前でSLとリレーつばめの離合シーンが見れるじゃないの!
凄い!!



鹿児島本線上でSLとリレーつばめがすれ違います!
見ようと思っても滅多に見られるものじゃありません!!沿線に住んでいる僕も初めて見ました!


時速130キロで走るリレーつばめはあっという間に行ってしまいました。
「SL人吉」は一生懸命にこっちに向かって走って来ます。


走り去る「SL人吉」。いや~、いいものを見させてもらいました!
決まったダイヤに正確に従って走る列車とは言え、実際には様々な事情で微妙な走行条件のズレが生じているので、いつも同じ地点でこういうすれ違いが見られる訳ではありません。
今回はこうしてデジカメで撮影することも出来たし、「メチャクチャ運が良かった」としか言いようがないですね、本当に!



来年春の九州新幹線全線開業後はもう絶対に見ることの出来ない、
まさに二大スターの夢の競演でした。

九州新幹線工事進捗レポート2010-04 熊本港→熊本総合車両基地間陸送ルート

2010-04-04 | 鉄道
工事が進む九州新幹線熊本総合車両基地

今年最初の、九州新幹線工事進捗レポートです。
いつの間にやら博多―新八代の全区間でレールもつながってしまい、線路の工事はほぼ完成しました!

うちの近所の、鏡川橋梁の見える高架区間。

数日前まで高架上で架線関連の電気工事と思われる作業を行っていましたが、それもほぼ終わったようです。
架線の敷設も完了し、外観は完全に完成しています。
本当に、いつ「つばめ」や「さくら」が走ってきてもおかしくないような光景が見事に出来上がっています。

その「つばめ」「さくら」の方も準備は順調のようです。
九州新幹線全線開業後は九州内区間での運行専用となる「つばめ」も、グレードアップした究極の新幹線車輌「新800系」が増備され順次営業運転に就いています。
また九州新幹線と山陽新幹線を直通運転する「さくら」は、JR西日本が神戸の川崎重工で製作したN700系さくら型車輌が福岡の博多総合車両所へと搬入され始めた模様。
「さくら」はJR西日本とJR九州で共同運行することになるので、JR九州でもN700系さくら型車輌を準備する事になっています。JR九州の「さくら」は山口県下松の日立製作所でつくられた後、熊本港まで海上輸送されて熊本市南部の富合町に建設される九州新幹線熊本総合車両基地まで陸送で搬入される予定です。

熊本総合車両基地は日本全国でも3箇所しかない新幹線の総合車両基地の一つとなります。
こんな大きな新幹線の基地が、僕の地元熊本に出来るなんて「鉄ちゃん」としては嬉しいですねぇ!
しかも、間もなくさくら型車輌が海を越えてやってきて、道路を走って基地へと運び込まれるのです。これは見たい!

…という訳で、さくら型車輌が陸送される搬入ルートを実際に見てきました。
もうすぐここを、「さくら」が通るんだぞー!
(取材日:平成22年4月3日)

先ずは、さくら型車輌の熊本上陸地点となる熊本港。

旅客用のフェリーターミナルの奥側に、立入禁止の工事エリアがあります。
おそらくこの先の埠頭に「さくら」を載せた輸送船が接岸して、車輌の水揚げが行われるんでしょうね。その後「さくら」はトレーラーに搭載され、熊本総合車両基地まで道路を走って運び出されて行きます。




熊本港内の広い道路を、熊本市方面へ向かって進みます。
右手に見えるのは旅客用フェリーターミナル。


海上に造られた人工島である熊本港と陸地を結ぶ熊本港大橋を渡ります。


熊本港大橋を渡った先で、何故か道路はカーブを描いて急に狭くなります。
ここが陸送ルートで最初の難所でしょうかね。まぁ、新幹線車輌の陸送を担当するトレーラーの運転手さんは日本トップクラスの腕を持つ優秀なドライバーですから難なく通過してしまうでしょう。


この先はまた2車線の広々とした道路になります。一面に広がる農地の中を一直線に進んでいきます。


歩道橋をくぐります。
新幹線の陸送を考慮していたのか随分と背が高いので、「さくら」が通るのに問題はありませんね。


やがて、九州新幹線と鹿児島本線の高架の下をくぐります。
もうすぐこの上を走るんだなぁ…などと想いながら進んでいきます。

さて、熊本港からここまで順調に進んできましたが、
この先で恐らく陸送ルート最大の難所と思われる国道3号線への合流地点となる「近見交差点」があります。

左手が熊本港から来た道。ここで「さくら」を載せたトレーラーは右折して国道3号線へと入りますが…
まぁこれだけ広い交差点なので、難なく曲がっちゃうかな?
交差点の上を跨ぐ高架橋の高さがさっきの歩道橋より低そうなのが気になりますが、これも大丈夫でしょう、多分。
それにしてもここは「さくら」の陸送が始まったら、見送りの人が大勢集まりそうですねぇ!
地元のテレビ局や新聞もここで撮影だろうな、きっと。



国道3号線に入ったら、そのまま南下。
緑川を渡って右手に再び九州新幹線と鹿児島本線が見えてきたら、目指す熊本総合車両基地はもうすぐ!


国道3号線と、九州新幹線と鹿児島本線の間に熊本総合車両基地が造られています。さすがに広大です。
熊本総合車両基地はまだ建設工事中のようですが、国道3号線から基地内へと「さくら」を引き込む搬入口はどこになるのかは確認出来ませんでした。
多分、国道側に広大な幅を持つ通用路が造られるのではないかと思います。
ここで、さくら型車輌の陸送は終点。海を渡って街の中の道路を走った「さくら」は、わが家となる熊本総合車両基地に着いたらトレーラーから降ろされて線路に乗せられ、時速260キロで走り出す日に備えて整備を受けます。


熊本総合車両基地の南端を、公道上から見ることが出来ました。
もうすぐここに、勢揃いした「さくら」と「つばめ」がずらりと並ぶんですねぇ…
楽しみになってきました!

「さくら」の陸送は7月にも始まり、秋には試運転が始まる予定だそうです。
陸送は真夜中に行われることになるのでしょうが、是非とも見に行きたいですね!
勿論、万が一にも事故等で関係者の方々に迷惑を掛けることのないように、沿線の安全な場所で待機していて出迎えることにします。
その際はまた、天燈茶房でレポートしますので宜しく!

※記事中で紹介した陸送ルートは天燈茶房亭主mitsuto1976の推定したものであり、実際にこのルートで新幹線車輌が陸送されるかどうかは未確認です。
陸送を見学される場合は、安全に留意の上、並走等危険な行為は絶対に謹んで下さい!

天燈茶房亭主mitsuto1976 拝