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「はやぶさ」は流れ星になる

2007-03-20 | 宇宙
hayabusafanさんの「はやぶさまとめニュース」によると、19日付の朝日新聞に探査機「はやぶさ」の地球帰還時の大気圏突入の件についての記事が出ていたらしい。

■[はやぶさニュース] 朝日新聞ではやぶさ大気圏再突入の件(はやぶさまとめニュース)

昨年10月の佐賀県立宇宙科学館での「はやぶさ」運用チームの吉川真先生講演会で、地球に帰って来た「はやぶさ」は化学エンジンが使用できないので針路を変えることが出来ず、そのまま大気圏に突入し燃え尽きる運命にある…ということは既に聞いていたが、
朝日の記事によるとリアクションホイールや化学エンジンが使用できない関係で「はやぶさ」は船体の微妙な姿勢制御が出来ず、小惑星イトカワの地表サンプルの入ったカプセルの投下位置にも誤差が生じ最悪人口密集地に落ちる可能性を避ける為にギリギリまで地球に接近してからカプセルを切り離して、より正確に目標の落下地点(オーストラリア・ウーメラ砂漠)に命中させようということらしい。
結果、「はやぶさ」は地球重力を振り切れず、そのまま地球大気圏に突入し燃え尽きる。

わかっていた事とは言え、現実を直視させられるとやはり堪らないものがある。哀しいよ。。。
「はやぶさ」はその旅の最後に流れ星となり、オーストラリアの空に砕け散る…

「はやぶさ」は今週中にもイオンエンジンを本格的に噴かし、いよいよイトカワを離れ故郷への旅が始まる。

「はやぶさ、帰っておいで。でも…たとえ帰って来れなくても、それでもいいんだ。その時、君は宇宙を永遠に流離う船になる。
それでもいいのかも知れない…君はもう充分に頑張ったんだから。

 はやぶさ、ありがとう…」