長岡市議会議員 関みちお の まちづくり派ブログ

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視察2日目

2012年07月04日 21時49分58秒 | Weblog
モミガライトって知ってられますか?



米のもみ殻を細かく砕き固めた燃料です。

その機械を造る会社が広島県尾道市因島にあります。

秋になると「野焼き禁止」ののぼり旗が農道沿いに立つように、もみ殻処理に困っている農家の方は多いと思います。

その難物=もみ殻を魔法のように燃料に変えてしまうのです。

ちなみに因島では稲作は行われていません。

でも会社を定年した人たちで研究を重ね、この魔法のような機械を完成させました。

もみ殻をまず細かく磨り潰します。

これで体積は40%に減少します。

通常もみ殻は水に浮きますが、粉状になったもみ殻は水を含み沈みます。

その粉状のもみ殻を圧縮したのが完成品です。

体積は元のもみ殻の10%になります。

さらに余談ですが、粉状のもみ殻は育苗床の土の代用品にもなります。

固形化された粉状のもみ殻は、薪代わりのストーブの燃料になります。



簡易に造られたロケットストーブでおもしろいように燃えてました。

このロケットストーブなるもの多少発生する煙などをファンもないのに煙突から吐き出します。

ところがロケットストーブを通った煙は、煙突から吐き出される時には ほとんど無色なんです。

こう書くとモミガライトは魔法の燃料じゃないか!!と思われそうですが、普及しにくい要因もあるようです。

まずもみ殻やモミガライトをストックする広い屋根付きの場所が必要です。

また灯油などに比べて多少熱量が低い点です。

さらに木質ペレットに比べ燃えかすが発生することです。

製造費は20円程度でもみ殻を持っていれば(農家)格安ですが、購入した場合は多分メチャ安にはならないでしょう。

でも環境問題や循環型社会を目指すにはもってこいの燃料です。

この会社の人たちの熱意と取り組みには、話を伺う内に感動を覚えました。

まだ動力電源が必要など改良型を開発中です。

あとはこの燃料が薪や炭代わりに手軽に扱えるストーブのような燃やす器具の一般的な開発が待たれます。

新潟県のような米作が盛んな地域は、収穫後のもみ殻をモミガライトにし冬はそれを燃料に暖をとるにすれば、おもしろい環境にやさしい地域づくりができるように思いました。

それにしても中国地方は真庭市の木質ペレットなど環境に配慮した地域資源の活用の研究・実践が盛んだと改めて驚かされました。

ネットでも紹介されてますので、是非ご覧ください。

明日は最後の行政視察です。

都市部での空き家対策の先進地=東京足立区を視察させてもらいます。




 しまなみ海道の橋



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