大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

栗原クン、本当はJリーグに居ない「タイプ」だと言いたかったのでは?

2011-11-15 22:26:31 | サッカー全般
北朝鮮との試合中は仕事していたのでリアルタイムでは見られず、帰宅途中に栗原のコメントを読んで気になったことがある。まあ、それで録画を見て、更には栗原のコメントを再度確認したんだけども・・・なんか3年前に鹿島がアデレード相手にACLで敗退した後に岩政が言っていた言葉をそのまま復唱してるんですなあ・・・

ただ、栗原本人のコメントを注意深く読んでいると、個人的にも感覚が変なところがあったというから、単に慣れていないということじゃなかったかと思うんだけども。その昔ロサンゼルス発言した後にワシントンにチンチンにされたけども、その後は対応出来るようになってなかったっけ?何かでワシントンが栗原を認めるような発言をしたのを読んだことがあるんだが・・・

守備というのは単に個人の能力だけでなく、マッチアップする相手の動きや癖を呼んだりすることで対応力が上がっていくんであるならば、今回マッチアップしたパク・カンリョンにしても「レベル」的に相当高いところに居るかと言えば、バーゼルで控えとして途中出場しているぐらいでしかない。ただ、欧州の所属クラブでは並程度でしかないフィジカルの強さというのがアジアの舞台においては生きてくるというケネディパターンなのかもしれないんだけども・・・

だからまあ、栗原は次対戦する機会(そもそもあるのかは疑問だが)があれば、キッチリ抑えて見せると言いたいんだろうね。それが「レベル」という言葉で表現してしまったのは確かに舌足らずだけども、試合に敗れた後で悔しさを噛み殺していたせいかもしれないけども、冷静に言葉を選んで喋るというところではなかったかもしれない。ただ、文脈からすれば栗原はそう言いたいんじゃないか、と思って文章を書いてみたわけです。

それでも、現実を直視しないといけないのは、ザックジャパンが基本的に低いラインで、さしてラインの押上げを行わない以上、今回の北朝鮮みたいに放り込まれてパワープレーに持ち込まれるとシンドイという部分だろう。これに対抗するには、屈強なCBを置いて跳ね返すか、或いは高いラインコントロールにおいて相手をゴールから遠ざけるかなんだけども。CBにおいて吉田とコンちゃんで続けているのはビルドアップとか、後ろへのスピードの対応ということを意識しているのかとは思うんだが、それならラインを思い切り上げられないかなと思ったりもするが、ザック的には後ろへ裏一発抜かれるのを警戒しているんだろうな(この辺がイタリア人らしいところだが)。ただ、ザック、というか欧州サッカーの文法においては、今までDFが高さで競り負けるという状況を想定していないわけで、それ故ラインコントロールというのが日本よりも体格に勝る相手に対する方法論として論じられるわけですが。このことは、3年前のACLにおいて岩政が評した「Jリーグにないレベル」の相手を高いラインで遮断したガンバが証明しているわけだけども(ただ、ここ2,3年ACL敗退後は国内に合わせたマイルドなライン設定になっている)。

ただ、今のライン設定に最終ラインのメンツだとパワープレーは厳しいものの、最終予選で対戦するであろう、当面のライバルである中東勢は同じロングボールを放り込むにしてもあちらはスピードのあるFWでのヨーイドンに持ち込んで来る分、中東対策としては有りうるわけですね。そう考えると、最終予選においてオーストラリアと同じグループを避けられれば、それなりに2位以内が見えて来るかな、という気はするんだけども・・・FIFAのランキングにおいてシードされるのであれば、日本とオーストラリアがシードの対象にはなるだろう。韓国とは東アジア同士で避ける、というのが最高のシナリオなんだがはてさて。

西川周作おーおーおー(大分時代からの彼のチャントです)

2011-11-12 23:51:15 | ガンバ大阪
広島でも歌われている彼の大分でのチャントを覚えておいた方がいいのかな・・・

移籍の交渉には、こちらの状況と相手の立場や考えというのを考えておく必要があるのは前回のエントリで書いたんだけども、西川周作クンの移籍の噂というのは正に相手の状況というのが大きくものを言いそうな感じがする。確か彼の代理人ってロベルト佃さんじゃなかったっけ?あの人が自分の都合だけで選手を動かすとは考えにくいし、広島の財務状況が健全であれば周作クンには絶対ガンバの移籍を薦めないかもしれない。そう考えると、こちらが欲すれば獲得出来るという状況ではあるんですよね・・・

自分としてはどう思うか、なんだけども、結局GKのどこを評価し、何を求めるかによって移籍の成果というのは変わって来るのだと言いたい。単に失点が多いのを人のせいにだけ求めているんだとしたら、藤ヶ谷から周作に変わったとしても実はあまり変わらないかもしれない。それどころか、藤ヶ谷が今のところ見せているハイボールの処理の安定感(実はこの点は見過ごされがちだが)というのがGKが変わることで失われるかもしれない。

ただ、それでも自分は周作クンが来れば歓迎したいとは思う。それは彼が持っている飛び出しの良さと足元の技術であって、それはガンバがGKに求めて来たものと合致するからだ。最近ではGKに一旦バックパスをして相手の前プレをかわしてから、組立て直すというスタイルがトレンドになっていて(この点において世界一なのはバルサのバルデスだが)、そういうプレーをやらせれば、ジンヒョンや加藤と並んで周作は間違いなくこの面では秀でている(Jのレベルが下がったというセル爺の戯言に対して、こういうプレーが増えてきたじゃないかと朝日新聞紙上で反論したのがミシャだった。まあ、レベルが上がったとか下がったとかいうのを量る基準は曖昧なんだが、プレーの難易度が上がったという意味で捉えるならミシャの言う通りだろう)。

結局、GKを獲得するだけで単純に失点が減るわけではないけども、もし獲得するのならば藤ヶ谷にないものを持っているGKを獲得すればいいんじゃないかと考えていたが、それは蹴れるGKのことなんですよね。これに合致するGKが来てくれるということが大きい。

そうなると、DFラインの設定をどうするかという問題も起きてくるかもしれない。GKに戻してビルドアップするとなると広島にしてもセレッソにしてもそうだが、基本低いラインを設定して、そこから組み立てていく。一方のガンバはラインを高めにしてボランチとCBの組み合わせで組み立てていくという違いはある。まあ、そこら辺はGKの特性というものを視野に居れながらビルドアップの手法を構築していくのがいいとは思うんだけども。当然藤ヶ谷とはタイプが違うんだから、前によくやっていた調子の良くない時にGKを変えるという起用法も復活するかもしれないな。過去代表に呼ばれた選手でもベンチを温めることがあったチームだけに、周作クンにも必ずしもポジションは約束は出来ないんだけども。

気になるのは代表選手を連れてくるのはいいんだけども、問題は彼らが居ない時にどうするかという問題がついてまわる。ヤットに関しては今のガンバはスタイル的にヤット依存から脱却しつつある(その代わりグノが不可欠になったが)し、むしろ代表の方がガンバ以上にヤットに依存している傾向にある。仮に周作が来たとしてグノと周作までもが抜けた時のガンバはどうするかでしょうね。仮に来年ACLに出るとなった場合、過去3年間横たわっていたACLのラウンド16問題というのをちょっと意識していますよ。何しろ来年は最終予選の間近で代表選手抜きである程度出来るチームというのを構築出来ていないとこのヤマは超えられないと思っていますから。

来季の噂について色々と

2011-11-11 07:45:17 | ガンバ大阪
寒くなるにつれて、来季に向けて色々と話が出てくると、「ら」の季節というのをつくづく実感するのだけども、ガンバでは来季豊田にオファーするという話ですか・・・まあ、いつものように報知だけがソースならば単に噂レベルのものかもしれないし。

選手獲得の話を聞くたびに思うのは、単に交渉の担当者の交渉力だけでなく、交渉する側が持っている手持ちの札というのもモノを言うとは考えている。それは単に資金力云々というだけでなく、こちらが既に持っているチーム状態とか、或いは報道に出てくるような話というのも影響するという意味なんだけども。

そう考えると、今のガンバで、グノとラフィーの残留が濃厚と報じられている中において、そこへ更に豊田にオファーをかけたとしても、そうした報道が本人を躊躇させてしまうかもしれない。

それは加地さんのバックアップをなかなか連れてこれないというのと良く似ているな。右サイドバックを取るという話がかすりもしないのも、加地さんが居るというのがネックになっているわけであるわけで。

だからまあ、交渉というのは結局相手がいるということと、そしてこちらが置かれている状況とかいうものに左右されるんだということを踏まえた上で、強化担当の手腕というのを評価しなくてはいけないんだろうけども・・・その意味では、弊ブログでは散々叩いてきた「強化」部長様に対して出来ないことをやれとまでは言うつもりはないんだけども(八反田クンへはオファーを出したのが精一杯だろうなあ。なにせヤッヒーが後ろに控えているわけだし)。そこら辺をこちらが踏まえて居ないと、スンヨンはサイドバックできます、というような嘘(まあ、嘘も方便というのは時には大事なんだが)を彼につかせてしまうわけで。

そう考えると、よく神戸がオファー出しても断られてしまうってことがネタになったりもするんだけども、あれは相手をよく見ないでオファー出しているんじゃないかってね。

4枠死守の為に中国必死こいとりますw

2011-11-06 08:36:25 | ACL/A3
昨晩串カツ屋にてACL決勝をテレビ観戦したけども、試合内容は全体的に低調で、後半終了間際とPK戦は盛り上がったというようなものだった。アルサッドは基本的に能力の高い外国人の個の能力頼みであとは中東のチームらしくペナルティエリア付近にラインを敷いて終始跳ね返す守備のみで中盤が存在しない。まあ、そういうスタイルになるのも中東の暑い気候と、ロングボールによるカウンター主体の攻撃が関係しているのだろうけども。だからまあ、トルシエってかつてはそういうところへ行って、中盤をコンパクトにするやり方を植えつけようとしたんだから、本当にこの人チャレンジャーだと思いますけどもね。

アルサッドというのはプレーオフから勝ち上がって優勝か・・・こういう枠が認められているというのは西アジアにおけるハマム前会長の政治力が関係しているのだろうか?彼が資格停止になった中国人の会長代行である張吉龍氏というのはある意味アンチ中東という形で東アジアから担ぎ上げられたと見ているんだけども、それがアジアサッカーにおける中国のプレゼンスにどう関係してくるかですな・・・

前回のエントリからの続報です。中国メディアによると、中国外しという話が漏れ伝わって来たのは、今年の5月に、組み合わせ抽選会でもお馴染みの鈴木徳昭氏を代表としたAFCの調査団が中国を訪れてスタジアムや中超リーグを視察したんだけども、日韓がAFCが定める基準を全てクリアにした対し、中国は5項目で不合格だったことが判明し、それが次回の出場枠における中国外しという噂の根拠となっている。

で、それを受けて中国足協が今必死こいて4枠を死守しようと動いておりますw まずは足協は、もし中国の枠が削減されるのならば、中超クラブには来年のACLの出場を辞退させるぞ、と恫喝してはります。まあ、これに関しては辞退するならどーぞご勝手に、と両手を挙げて歓迎されるんじゃないですかねw 

ただ、ACLにおいて観客動員やテレビ視聴率が一番高いのが中国だという現実を考えると、この恫喝が何気に効いてくるのが腹立つところですけどもね。

そして、中国足協の会長も足協杯の決勝の観戦をすっぽかして、4枠死守の為にクアラルンプールまで出向いて関係部門だけでなく、同じ中国人のよしみで張会長代行に仲介に入って貰うことを依頼するらしい。なんかここまで来ると必死さが伝わって来てワロタw

個人的には、中国が今回のAFC基準に達していないという件なんかは、早い話中国外しの為の口実という気がしないでもないんですね。その基準をすべての国に当てはめるとなると東南アジアの国々はどうなんだという話になってくる。枠を減らすにしても3.5枠というのは中国クラブと東南アジアクラブとの実力差を考えると実質4枠はあまり変わらない。そして現実的に遼寧がプレーオフに廻るとなると試合方式をどうするかという問題があり、前回も書いたけども2月の瀋陽での試合は到底ムリな話。

それでもこういう話が出てくるというのは、結局AFC組織内の内部闘争という背景が考えられるのかもしれない。反中東ということで担ぎだしたに過ぎない張会長代行の存在故に中国がAFC内部で権力を持つことをよく思わない人たちは当然存在するでしょうね。アンタは反中東の神輿で担ぎだしただけで勘違いすんなよ、って。もっともACLにおいては今までも中国の4枠が妥当なのかという声はあっただろうし、筆者もどこかで手をつけるべきとも思っていた。

とはいえ、中国市場を無視できないから実質4枠とも言うべ3.5枠でとりあえず手を打とうということなんだろうけども。これを蟻の一穴として中国は警戒しているんですなあ。

で、これは今の時点で得られる情報の中で筆者の推測と断っておいた上で書かせて貰います。今のところそうした話を表には出せないから、表向きは全ての国の出場枠が変わる可能性がある、という言い方で日本の一部の報道やACLジャパンの公式アカウントは上手くごまかしているんじゃないかと見ているんですね。それは、ズバリ斬り込むべき本丸の存在を悟られ無いようにしている為じゃないかと。

来季の中国のACL出場枠削減という話が出ている件

2011-11-05 10:45:01 | ACL/A3
柏が3位以内を確定させたことでこれでACL決定、と思いきや新聞記事を見るとちょっと変な書き方をされているんですなあ。23日のAFC理事会で最終決定されるけども、現行の規定通りなら、という但し書きが付いているのが気になるところ。これって裏返せば来年以降のACLの各国の出場枠が見直されるかも、ということを示唆しているんだけども。なんかACL JAPANの公式アカウントもツイッターで同じことをつぶやいているけども、それに関して具体的な話をしていない。まあ、中の人も立場上申開きすることができないのかもしれないが。

そこで、この点に関して中国メディアの情報を取ろうと「亜冠 名額(ACLの枠数)」でググッたりTLで検索してみた。すると、23日の理事会で2012年から14年の出所枠を決めることになっているが、そこで中国が出場枠を削減されるかもしれないんだけども、中国協会はそうした通達を受け取っていないと言っているが、これは足協の完全な勘違いじゃないか、という論調で出ている。それと、どういう根拠があって出ている話なのかは判らないが、中国が3.5枠になって、残り0.5枠は東南アジアでのプレーオフなんだが、そこに中超3位の遼寧が廻るかもしれない、という話も出ている。

こういう話なんだけども、中超最終節が終わって遼寧が3位でフィニッシュしてから出たらしく、遼寧の関係者がエラい怒ってはるらしい・・・ 我々は長いリーグ戦を戦って3位になったのになんで数試合やっただけの足協杯覇者が優先されるのは不公平じゃないかって。確かに気持ちはよく判りますね。ただ、カップウイナーに出場枠を与えるという風に規約上なっているわけなんですがね・・・

この点についてだが、出場枠の見直しというのは長期的には必要だし、東南アジアやAFCカップで無双しているクラブなんかにもチャンスは与えられるべきだとは思う。そうなると、どこかの国の枠を持ってこないといけないんだけども、日中韓がそれぞれ4を有している中において、過去のACLの実績から言えば中国の出場枠というのが槍玉に上がって来るのは避けられないし、中国が4枠というのは単に中国市場という営業面でのメリット以外に何も見いだせない。それどころか、過去ACLにおいて中国の運営面(メディア対応、アウェーサポへのホスピタリティ)とかいうものを考えると色々と問題は起きている。だからまあ、手をつけるというのであれば中国の枠だろうとは思う。

ただ、それをいきなり来年の枠から手をつけるのが正しいのか、また現実的にいじってしまっても対応可能とは限らない。例えば遼寧がプレーオフに廻るとなった場合、気候的に2月の瀋陽で開催なんかは出来るわけがないし、そうなると東南アジアのアウェーへ行って貰うしかないんだけども、中国勢にとって東南アジアアウェーは鬼門ではあるのでひょっとすると・・・というのは外野から見るとオモロイ展開ではあるけども、遼寧の立場に立てば気の毒な話ではありますけどもね・・・まあ、AFCの会長代行が中国人で、そのお陰でW杯3次予選のシードを獲得出来たくらいだから(ただ、肝心の中国代表が弱すぎてそのアドバンテージを全く生かせていないけどもw)、将来的にはともかく来年からいきなり削減というのはどうだろうな?

まあ、こういう話が出てくるのも、水面下では色んな綱引きがAFCや中国足協の中では行われているということかもしれない。東南アジア枠の増加というのはAFCの内部闘争を行う上でも味方をつける上で大事なことだし(誰が?)、また、中国メディアでこういう話が出てくる背景としては、

・何も聞いていない、という協会を批判しているが実は協会批判する口実が欲しかった
・話の出所が、遼寧が最終節天津と戦った後だった(天津は足協杯の決勝に進出しており、まだ来季ACLの可能性が残っている)

というのを考慮する必要があるように思える。それは協会の現体制批判であったり、3位で出場を決めた遼寧に対してチクりと刺してやろうとか・・・色んな思惑が働いているんじゃないかと。

まあ、個人的には中国の枠削減は反対ではないにしても、来年の大会の運営や準備というものを考えると、そして何よりも現行の出場枠の条件を満たす成績を納めれば来季ACLに出られるというモチベーションで戦っている各国のクラブのモチベーションを考えると、12年の各国枠は現行通りで、13年以降の分からは見直しという風にやった方が現実的なような気がするんだけども・・・

で、日本はどうなのかって?韓国程ではないにしても中国よりはACLで結果を出しているし、クラブライセンスの基準を一番満たしているのは日本だと思うから、今の時点でははっきりしたことは言えないだけじゃないか、という風に考えているけども。つまり、日本の枠は基本的には不変、てことでいいよね、小倉さん?

J聯賽第31輪 大阪鋼巴 1-0 鹿島鹿角

2011-11-04 05:37:32 | ガンバ大阪
不本意な言い方ではあるけども、内容はともかく、この時期は結果が大事、というような内容ではあった。前半鹿島はイバをCBに置く形でガンバの2トップに対しては地上戦を意識したかのような布陣でスタートし、事実ラインは深めで4-4で分厚いブロックを作り、コンパクトな中盤を形成して両サイドバックが高い位置を張ってしまう形で押しこまれたせいか危うい場面を何度も作られ、正直大迫のループには、この試合で再三いい反応を見せた藤ヶ谷でさえも見送ったくらいだから、完全にやられたとは思った。けど、再三の決定機を外す鹿島を見ていると、攻撃の形は作れているけども、決定力の弱さが浮剃りになってる為に、リーグ戦では今の順位であるのが納得してしまうのであった。

そうやって前半何とか凌いで、後半から加地さん投入して、武井を二列目に上げると、武井の前プレにより徐々にリズムをつかみ、あとは決めるだけと言う所までは行ったのだが、決勝ゴールは相手CKからのカウンター。藤春のクロスをラフィーが決めた所は、鹿島に無くてガンバにはある部分ではありますね。カウンターの破壊力という意味ではここ数年のガンバの中で一番ではないだろうか(その意味で、代表よりもガンバにおいてヤットへの依存度は下がっている)?

鹿島の場合は、大金掛けて獲得したカルロンが誤算ではあったかな?ただガンバの今の2トップがそんなにスーパーな存在かと言えば個人的には?なんですよね。歴代外国人FWと比べると、ラフィーはそれ程スーパーな存在という程でもないんだが、その分周囲との連携において個の能力が彼より高かった過去の外国人なんかよりは相当フィットしていることには違いないけども。それより鹿島にだって代表選手が揃っているからそれを活かすような形が出来ていないのが織部と(興梠や大迫がかなり下がって守備をしていた)FWから逆算してチームを作るアキラとのチーム作りのコンセプトにおける差なのかもしれないけども・・・それでも点を取っていた丸木というのは今思い出しても凄い選手だったのだろう。

この試合を見ていると鹿島にしてもガンバにしてもボールを奪う位置というのは基本的にそんなに高くない。それはお互いにパス回しが上手いチーム同士の対戦であるというのもあるが。ただ、奪ってからの速攻という点においてガンバの方がスピードを落とさずゴール前に迫れるのに対して鹿島って妙にサイド経由する形でスピードを落としてしまう。これはグノという飛び道具を持っていることと、あとはカウンターに対する全員の意識付けがあるか否かというのもあるかもしれない。3連覇時代の鹿島なんか全員が鬼のように素早い攻守の切り替えで高いプレスでボールを奪っていたイメージがあるんだけども・・・

あと、西の退場となったプレーは全く余計だけども、自分が奪われた時点でヤバイと思ったのかもしれないが。それは戻りきれずに藤春のクロスをから決勝点を許した場面というのが案外伏線だったかもしれない。となると、左サイドがフタになっていた分スンヨン下げたのは加地さんの投入と並んで正解だったかもしれない。西の退場によって織部にしてみたら、田代を投入するというプランがそこで狂ったのかもしれないが。

ついでに審判について言えば、扇谷主審の笛というのはバックチャージに関する判定をとっても基準がよく解りにくく、その意味では双方から不満が出るような審判ぶりだったとは思う。そして、極めつけがバクスタ側の副審で、終了間際のスローインで、なぜか旗を「挙げていた」(降っていたんじゃないよ)わけですが・・・

実はまあ、鹿サボさんらのブログや板を時折徘徊してると、皆さんこぞって織部の硬直した選手起用を批判する書き込みを目にしたりしますが、ガンバサポならその気持ちは痛いほど解るんですねw

けど、使われていない選手というのは何らかの理由があって使われていない、と言う事も言えるのも確かなわけで、織部に余り使われていない選手というのは織部から見たら何かが足りないと言う事かもしれない。まあ、鹿島の事情は余り詳しくはないけども、選手起用の硬直化というのはガンバでも言われていることだが、使われない選手には何か理由がある、と考えて消化するしかない、というのがお互いもどかしいところかもしれないが。

明日の鹿島戦

2011-11-02 23:40:30 | ガンバ大阪
和道が怪我ということは、加地さんが強行出場することになるかもしれないな。それより気になるのは控えのCBを入れないということなんだが、これって野球で言えば、いつだったか、延長入る前に野手を全員使いきったとかいう真弓ちゃんの采配に似てはいないかw まあ、去年もソータ不在の時に控えのCBが居ないという状況ってあったな。

まあ、全体的に気になるのがここ数試合での傾向だが、立ち上がりの悪さ。序盤でボールを上手く落ち着けられずにバタバタしている展開が多いんだけども、その打開策がスンヨンやグノを相手DFラインの裏に走らせるという形か。そして4-4-1-1でラフィーがセカンドトップというか2列目の位置に下がり、左右非対称な形でスンヨンが前に顔を出す変速2トップ気味な形が山形戦では功を奏したけども。明るい材料と言えばヤットがようやくFKを蹴られる状態にまで復調して来たということか。

鹿島はナビスコ決勝の疲労がどこまで溜まっているかですね。多分消耗戦だとしんどいんで序盤に飛ばして先制してから鹿島る、という展開に持っていきたいのかもしれないが、それをさせるようにはしては行けないわけで。立ち上がりを上手くしのげれば何とか自分たちでペースをつかめるかな、という気はしますが。