大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第31輪 大阪鋼巴 1-0 鹿島鹿角

2011-11-04 05:37:32 | ガンバ大阪
不本意な言い方ではあるけども、内容はともかく、この時期は結果が大事、というような内容ではあった。前半鹿島はイバをCBに置く形でガンバの2トップに対しては地上戦を意識したかのような布陣でスタートし、事実ラインは深めで4-4で分厚いブロックを作り、コンパクトな中盤を形成して両サイドバックが高い位置を張ってしまう形で押しこまれたせいか危うい場面を何度も作られ、正直大迫のループには、この試合で再三いい反応を見せた藤ヶ谷でさえも見送ったくらいだから、完全にやられたとは思った。けど、再三の決定機を外す鹿島を見ていると、攻撃の形は作れているけども、決定力の弱さが浮剃りになってる為に、リーグ戦では今の順位であるのが納得してしまうのであった。

そうやって前半何とか凌いで、後半から加地さん投入して、武井を二列目に上げると、武井の前プレにより徐々にリズムをつかみ、あとは決めるだけと言う所までは行ったのだが、決勝ゴールは相手CKからのカウンター。藤春のクロスをラフィーが決めた所は、鹿島に無くてガンバにはある部分ではありますね。カウンターの破壊力という意味ではここ数年のガンバの中で一番ではないだろうか(その意味で、代表よりもガンバにおいてヤットへの依存度は下がっている)?

鹿島の場合は、大金掛けて獲得したカルロンが誤算ではあったかな?ただガンバの今の2トップがそんなにスーパーな存在かと言えば個人的には?なんですよね。歴代外国人FWと比べると、ラフィーはそれ程スーパーな存在という程でもないんだが、その分周囲との連携において個の能力が彼より高かった過去の外国人なんかよりは相当フィットしていることには違いないけども。それより鹿島にだって代表選手が揃っているからそれを活かすような形が出来ていないのが織部と(興梠や大迫がかなり下がって守備をしていた)FWから逆算してチームを作るアキラとのチーム作りのコンセプトにおける差なのかもしれないけども・・・それでも点を取っていた丸木というのは今思い出しても凄い選手だったのだろう。

この試合を見ていると鹿島にしてもガンバにしてもボールを奪う位置というのは基本的にそんなに高くない。それはお互いにパス回しが上手いチーム同士の対戦であるというのもあるが。ただ、奪ってからの速攻という点においてガンバの方がスピードを落とさずゴール前に迫れるのに対して鹿島って妙にサイド経由する形でスピードを落としてしまう。これはグノという飛び道具を持っていることと、あとはカウンターに対する全員の意識付けがあるか否かというのもあるかもしれない。3連覇時代の鹿島なんか全員が鬼のように素早い攻守の切り替えで高いプレスでボールを奪っていたイメージがあるんだけども・・・

あと、西の退場となったプレーは全く余計だけども、自分が奪われた時点でヤバイと思ったのかもしれないが。それは戻りきれずに藤春のクロスをから決勝点を許した場面というのが案外伏線だったかもしれない。となると、左サイドがフタになっていた分スンヨン下げたのは加地さんの投入と並んで正解だったかもしれない。西の退場によって織部にしてみたら、田代を投入するというプランがそこで狂ったのかもしれないが。

ついでに審判について言えば、扇谷主審の笛というのはバックチャージに関する判定をとっても基準がよく解りにくく、その意味では双方から不満が出るような審判ぶりだったとは思う。そして、極めつけがバクスタ側の副審で、終了間際のスローインで、なぜか旗を「挙げていた」(降っていたんじゃないよ)わけですが・・・

実はまあ、鹿サボさんらのブログや板を時折徘徊してると、皆さんこぞって織部の硬直した選手起用を批判する書き込みを目にしたりしますが、ガンバサポならその気持ちは痛いほど解るんですねw

けど、使われていない選手というのは何らかの理由があって使われていない、と言う事も言えるのも確かなわけで、織部に余り使われていない選手というのは織部から見たら何かが足りないと言う事かもしれない。まあ、鹿島の事情は余り詳しくはないけども、選手起用の硬直化というのはガンバでも言われていることだが、使われない選手には何か理由がある、と考えて消化するしかない、というのがお互いもどかしいところかもしれないが。