大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

4枠死守の為に中国必死こいとりますw

2011-11-06 08:36:25 | ACL/A3
昨晩串カツ屋にてACL決勝をテレビ観戦したけども、試合内容は全体的に低調で、後半終了間際とPK戦は盛り上がったというようなものだった。アルサッドは基本的に能力の高い外国人の個の能力頼みであとは中東のチームらしくペナルティエリア付近にラインを敷いて終始跳ね返す守備のみで中盤が存在しない。まあ、そういうスタイルになるのも中東の暑い気候と、ロングボールによるカウンター主体の攻撃が関係しているのだろうけども。だからまあ、トルシエってかつてはそういうところへ行って、中盤をコンパクトにするやり方を植えつけようとしたんだから、本当にこの人チャレンジャーだと思いますけどもね。

アルサッドというのはプレーオフから勝ち上がって優勝か・・・こういう枠が認められているというのは西アジアにおけるハマム前会長の政治力が関係しているのだろうか?彼が資格停止になった中国人の会長代行である張吉龍氏というのはある意味アンチ中東という形で東アジアから担ぎ上げられたと見ているんだけども、それがアジアサッカーにおける中国のプレゼンスにどう関係してくるかですな・・・

前回のエントリからの続報です。中国メディアによると、中国外しという話が漏れ伝わって来たのは、今年の5月に、組み合わせ抽選会でもお馴染みの鈴木徳昭氏を代表としたAFCの調査団が中国を訪れてスタジアムや中超リーグを視察したんだけども、日韓がAFCが定める基準を全てクリアにした対し、中国は5項目で不合格だったことが判明し、それが次回の出場枠における中国外しという噂の根拠となっている。

で、それを受けて中国足協が今必死こいて4枠を死守しようと動いておりますw まずは足協は、もし中国の枠が削減されるのならば、中超クラブには来年のACLの出場を辞退させるぞ、と恫喝してはります。まあ、これに関しては辞退するならどーぞご勝手に、と両手を挙げて歓迎されるんじゃないですかねw 

ただ、ACLにおいて観客動員やテレビ視聴率が一番高いのが中国だという現実を考えると、この恫喝が何気に効いてくるのが腹立つところですけどもね。

そして、中国足協の会長も足協杯の決勝の観戦をすっぽかして、4枠死守の為にクアラルンプールまで出向いて関係部門だけでなく、同じ中国人のよしみで張会長代行に仲介に入って貰うことを依頼するらしい。なんかここまで来ると必死さが伝わって来てワロタw

個人的には、中国が今回のAFC基準に達していないという件なんかは、早い話中国外しの為の口実という気がしないでもないんですね。その基準をすべての国に当てはめるとなると東南アジアの国々はどうなんだという話になってくる。枠を減らすにしても3.5枠というのは中国クラブと東南アジアクラブとの実力差を考えると実質4枠はあまり変わらない。そして現実的に遼寧がプレーオフに廻るとなると試合方式をどうするかという問題があり、前回も書いたけども2月の瀋陽での試合は到底ムリな話。

それでもこういう話が出てくるというのは、結局AFC組織内の内部闘争という背景が考えられるのかもしれない。反中東ということで担ぎだしたに過ぎない張会長代行の存在故に中国がAFC内部で権力を持つことをよく思わない人たちは当然存在するでしょうね。アンタは反中東の神輿で担ぎだしただけで勘違いすんなよ、って。もっともACLにおいては今までも中国の4枠が妥当なのかという声はあっただろうし、筆者もどこかで手をつけるべきとも思っていた。

とはいえ、中国市場を無視できないから実質4枠とも言うべ3.5枠でとりあえず手を打とうということなんだろうけども。これを蟻の一穴として中国は警戒しているんですなあ。

で、これは今の時点で得られる情報の中で筆者の推測と断っておいた上で書かせて貰います。今のところそうした話を表には出せないから、表向きは全ての国の出場枠が変わる可能性がある、という言い方で日本の一部の報道やACLジャパンの公式アカウントは上手くごまかしているんじゃないかと見ているんですね。それは、ズバリ斬り込むべき本丸の存在を悟られ無いようにしている為じゃないかと。