大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

五輪予選バーレーン戦雑感 ~代表におけるスタイルの相性の考察(中東勢には相性は悪くない)

2011-11-23 10:49:34 | サッカー全般
バーレーンのGKのキックの技術というか、判断力というのはお話にならないレベルで、日本がケアしている味方にパスするっていうところからして、事故が起こらない限りにおいては大丈夫だろうな、と安心して見ていられた。途中でバーレーンがロングボールをDFラインから蹴っていたんだけども、後ろで跳ね返せるレベル。まあ、本来ならもう少し前プレを掛けて蹴らせないぐらいにしたかったんだけども、中東対策という点については下手に裏を取られるリスクを考えると前からいってラインを押し上げるとか、あるいはラインの押上げないまま前から行って中盤を間延びさせるとかいう形よりはマシだろう。つまり、コンパクトという文脈に立てば、ラインが引き気味であるならば、前プレに行かないというのは正解。

ただまあ、こういうやり方というのはA代表もそうなんだけども、前線に大きいターゲットが居た場合にはせり負けてしまう可能性がある。それでもってだから日本には屈強なセンターバックが居ないという声が聞こえてきそうだが、それは一面的な味方ではないかな、という気がしないでもない。そうしたパワープレーにおいては協力ではあるけども、そうしたタイプというのは得てしてラインコントロールやスピードとか、はたまたビルドアップとかに不安を抱えてしまうわけで。だから、今までのCBの人選は確かにパワープレーには弱いんだけども、メリットを無視したままデメリットが強調されているという感がしないでもない。

幸いなことに、五輪予選ではバーレーンとシリアが相手だから、日本の弱点というのはバレてしまったとしても、相手に高さやフィジカルの強さが足りてない分、今のやり方で押し通せばそんなに大崩はしないし、予選ではあまり心配していない。次のホームシリア戦で勝てば五輪の出場権は見えてくる。

A代表にしても最終予選でザックが意識しているのは中東勢だ。中東対策を主眼においているのは確かに正しいし、DFの人選やラインの設定は従来の方向性でいいとは思う。となると、相性的には08年にACLを制したガンバとは違って、オージーとガチな状況で当たるのが本当に厄介かな。サッカルーと同じ組に入るとなれば、前回日本でやる時にはあちらは引き分け狙いで助かったし、アウェーでは本戦出場が決まった後の消化試合であったのが良かった。さて、今回はどのような組み合わせになることやら。