大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACLの出場枠再編について ~日本の4枠維持はJリーグの方向性の正しさを証明している

2011-11-26 00:47:13 | ACL/A3
弊ブログでは早くから中国のACL出場枠の見直しの可能性があるという中国メディアの報道を取り上げてきた。まあ、日本でも出場枠が現行のままなら、という条件付きで上位3チームが来季ACLの出場を決めたというような報道は正式決定の前からあった。ということは、枠数が流動的なのは各国のスポーツジャーナリズムの間で認識されていたということなんだが、中国では報道合戦が激しく、日本では殆どスルーのような状態だったのは今回の再編についての温度差を物語っていたと言えるかもしれない。つまり、中国にとっては枠の削減が死活問題であるから連日報道されていたが、逆に日本は4枠のままというのが既定路線だとしたらあまり関係のないことだと日本のメディアは見ていたかもしれないということだ。

まあ、どの国でも国外で起きているニュースを報道する場合、報道するしないの基準は、ある出来事において、自分たちの国に利害が関わってくる場合だと考えたら、今回の日中間のメディア報道の温度差も判るのではないだろうか?だから、自国の報道を通してしか出来事を把握できないなら少しそれは見方が偏るし視野が狭くなるよなあ・・・とは思う。その意味では語学力というのは要るかなと。勿論語学力というのは個人差があるわけだから、今のところ語学力がある人が様々な国外の見方というのを紹介していけばいいんじゃないかと思うわけで、自分も今回の件に限らず中国メディアの報道を結構フォローしてツイッターでは紹介していこうかとは思うんだけども。

ということでなんと今回中国だけでなく、韓国までもが3.5に減らされているのには驚きではあったし、ACLで結果を出している韓国がなぜ日本より少なくなるのかというツイートは結構ありました。ただ、中韓の枠削減の噂は中国メディアでは既報されていた。その背景はクラブライセンス精度に則ってきちんとしたリーグの運営がなされているかということで、その為に鈴木徳昭氏を競技委員長としてAFCが各国を視察して廻り、結構厳正な審査を行なっていたことも記しておこう。それはリーグの観客動員だとかハードの問題だとかところが問題になってくる。とりわけ中国なんかは、ミックスゾーンを設立していないスタジアムがあるとかいうようなツッコミも受けたりもした。

また、ACLで日本より結果を残している韓国がなぜ、という向きもあるかもしれないが、彼の国のリーグが2部制が設けられていないが故に、降格を気にすることなくACLに集中出来る為、公平な競争となっていないことも考慮する必要がある。そう言えば韓国って、2部制を設けなければ出場枠を減らすと前からAFCから通告されていたっけ?13年から導入というけども、以前にも昇格を拒否していたクラブがあったくらいだから、本当に出来だろうか?

このように見ていくと、今回の出場枠再編において日本が4枠を守れたのは、Jリーグの方向性が正しかったということを証明しているのではないだろうか?