大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

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相手にリスペクトされ出したセレッソがぶち当たる壁-金鳥スタジアム初観戦を終えて

2010-10-24 05:38:51 | サッカー全般
昨日はセレッソが金鳥スタジアムに移ってから初めて、セレッソの試合を見に行ってきた。このスタジアムで観戦と言えば、05年にセレッソが鹿島とスコアレスドローで終わった(最後ファビーニョのシュートが外れていったっけ?)試合の後に関学と関大のアメフトの試合をここで見た時以来だったけども。確かに臨場感はあるけども、ピッチの状態は他競技との併用のせいかお世辞にもよくは言えない。まあ、となりのマンションのベランダからは只見出来る構造というのは何とも言えないんだけどもね。

試合全体の感想を言えば、同じ昇格組ではありながら、今の順位と実力差を考えた現実的なゲームプランで臨んだ仙台の狙い通りにスコアレスドローに持ち込んだと見るべきだろう。しかし、仙台も夏場に勝てなかったせいで、随分現実的になったと思うんだけども、これって彼らが一番忌嫌う山形みたいな戦い方だと思うんだが・・・

途中でTGが赤嶺を引っ込めて千葉ちゃんを投入して4-1-4-1の岡田ジャパンシステムに変更した時点で、今日は引き分け狙いという意図が見て取れた。途中からセレッソの一方的な展開だったと言えるんだけども、それでも決めきれなかったところから、このチームが持っている構造的弱点とも言うべき組織のなさが浮き彫りになったという感じも否めない。

つまり、開始からお互いの守り方を見ると、仙台は4-4のブロックを基本としながらも、セレッソのビルドアップの時点で、マルチネスへのコースを切り(だから彼は低い位置からボールソ持たざるを得ない)左サイドに追い込んでプレスをかけていくところから、この辺りを奪いどころにしているというのが見てとれるんだけども、セレッソの場合どこでプレスをかけてどこで奪うかが見えてこない。その分ボールの奪いどころはどうしても低くはなってしまう。

まあ、今までは低い位置で奪っても一気にマルチネスのフィードで前へ持って行けたから攻撃はどうにかなったのだろうけども。だから結局、守備と攻撃というのが一体になっていないといけないんだけども、仙台が引いて居るから、じゃあ、前プレをかけて行こうとか、誘いこんで中盤でショートカウンターを仕掛けようとかいう意図も感じられない。だから結局仙台としては普通に守っていれば、セットプレーの一発以外はあまりやられることはないだろうな、という試合展開だったわけ。ここまでセレッソは対戦相手からはどこか昇格組のイメージで当たってこられたからそこで上手く勝って来られたけども、ここへ来て対戦相手にリスペクトされてきたかな、という気がしてならない。これをどう乗り越えるかだけども、今の監督さんってやっぱり典型的なブラジル人監督だからなあ・・・

この間クルピがブラジルからのオファーを断ったという話を本人が明かしたけども、実はもし仮にそうなったとしてもセレッソにしてみれば案外渡りに船だったんじゃないか。そうした思惑みたいなものがあのクラブの内部にあったからそうした話が記者にリークされて本人に確かめてみた、というところなんだろうか?

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