大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

報道を少し裏読みすると・・・

2010-10-15 22:46:58 | サッカー全般
私自身、中国語を学んだ経験があり、毎年中国へ行っている為に、日本に居る間も中国という国を外からどう見ていくかをライフワークにしているんだけども、そこで常に意識していることは、かの国の事情というのを考えると、報道規制がある以上、報道内容を鵜呑みにするのではなく、そこから何が読み取れるのか、という行間を読むことを習慣にしている。例えば、「汚職追放」とか「海賊版撲滅」とかいうキャンペーンを毎年どこかで定期的に行うけども、それは裏返せば、かの国での実情がどうなのかが判るだろう。あるいは、中国メディアの台湾報道なんかを拾っていくと、台湾のことをあからさまに悪口言うことがあるのは、実は自分たちの脛にも傷があり(しかも中国の方が遥かに深い)、だからこそ相手側にも同じものがあるに違いないという心理の投影に他ならないとかいうことが推理出来たりするわけです。

だからまあ、こうした行間を読む癖というのをそのままJリーグの報道なんかにも持ち込んで考えたりするわけですね。基本的にはプロスポーツのビジネスにおいては、各クラブや選手間で生き馬の目を抜く競争があるわけです。その中でそうした競争の部分、舞台裏のドロドロした部分というのをむき出しにせずに上手に隠したり、我々一般人を欺く、と言うと言葉は悪いけれども、適当に繕って報道に載せたりするもんだろうと思っているわけ。ちなみにガンバTVにおいても、たむけんの選手インタビューの隣には必ずペナ子がいて、インタビューの内容に目を光らせているわけだろうし、編集の段階でも結構口を挟んでいるんじゃないだろうか?

で、ここで行間を読むということで一つ例を挙げると、報知がソースとなっている槙野獲得報道について。記事が出てから、いろいろとネットを漁ったり、自分でも考えたり、或いは人と話したりした中で考えた結論は、代理人の田邊伸明氏の自作自演というものw その根拠は以下の通り:

・「強化部」の誰かが編成会議でリストアップしたということを普通外部の人間に漏らしたりするかあ?もし漏らしたとしたら何かしらの意図があるということだろうけども。

・田辺氏はツイッターで「困惑」している様子を語っているが、今の時点で彼の立場上、口が裂けても「はい、その話は順調に進んでますよ」と言うはずがないw

・しかも翌日、その田辺氏のクライアントのミチに槙野の移籍について発言させている

まあ、そう考えると今頃田辺さんは笑いが止まらんやろうなあ・・・けれども、だからと言って自分はこの件で彼を批判するつもりはない。基本的には彼はクライアントにより良い契約条件を勝ち取らせる為に動いているわけであり、何よりも我々一般ピーポーはこの手のうわさ話を好む生き物であるのだから。こういう風に今回の報道の裏読みしている時点で自分だって田辺氏の手のひらに居るようなもんだからね。

報道の裏読みをするという点についてもう一つの例をあげると、明日対戦する大宮の水増し発表の件。確かにやったこと自体は良くないことなんだけども、何故良くないのか、ということを考えると判らなくなることがある。本来観客動員数は営業努力の指標と考えるのならば、実数をごまかすのと、明日の万博の試合みたいにファンクラブ招待という形で無料の招待客を呼んでしまってSB席完売と打ってしまうのとではどう違うのだろうか?

また、過去に遡って調査するというのならば、それは大宮だけでなくて本来全てのクラブに対しても調査しなければ、どこもやっていることじゃないか、という疑念を晴らすことは出来ないのではないか?結局、今回大宮だけをやり玉にあげたいのは、中国なんかでよくやっている「殺鳥給猴看(鶏を殺して猿に見せる、つまり一罰百戒)」という目的があるのだろうか?だとしたらあの国のお手盛りの懲罰の手法を、日本でも見せられるのかと思うとウンザリするんだけどもね。

まあ、そうした話は忘れて明日はサッカーを存分に楽しもう。舞台裏でのドロドロした部分というのを忘れさせてくれる、という不思議な力がサッカーにはあるのだから。