大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

橄欖球世界杯 日本 31-35 斐濟

2007-09-13 03:37:17 | Weblog
サッカーの五輪予選の結果?まあ、1-0で勝ったという結果以外は何も残らんかったけどね。ラグビーのジャパンの方が負けたとはいえ、見るものを感動させてくれた試合を見せてくれました。チーム全体がこの試合に勝つために照準を合わせ、相手を研究してやるべきことを全て遂行した試合。選手たちも気合が入っていたし、だからこそ、気負いすぎてパスが乱れたりボールが手につかないこともあったけども、相手のディフェンスのプレッシャーに負けずに、積極的に仕掛けていってくれた。地上波で観戦している皆さんより先にJスポーツプラスでの生中継で見終えたが、この試合をナマ観戦するだけでも有料で加入した甲斐があったと言える。

この試合を通して60%ものボール支配率があり、なおかつ最後ノーサイド直前に自陣からプレーを切らさずに数分間に渡って攻めて敵陣ゴール前まで迫ったプレーは感動的ですらあった。だからこそ、感動したと共にこの試合を勝てなかった悔しさが残ってしまう。相手に許したトライにマイボールスクラムからのターンオーバーがあったわけであるが、確かに逆に言えばそうしたスキを見逃さずに驚異的な走力でトライを奪ってしまうフィジーの力は相当なものだ。ジャパンとの体格差があるのにFWの力勝負を挑まず、敢えてバックスの展開力で逆サイドのウイングまで飛ばして攻めてくるフィジーの攻撃は敵ながら見事だと思うし、これはジャパンが世界相手にやりたいラグビーではなかっただろうか?

とはいえ、ボールを支配していたのはジャパンであり、それで負けてしまうというのは、ある意味オーストラリアに完敗したことよりもヘコむ。これだけやって、試合を優勢に進めていたにに勝てないのか、という失望感が残る。ただ、ジャパンに同情すべき点は、スクラムハーフ2人が試合中に負傷退場してしまったことで、そこがJKのゲームプランの中で唯一の想定外ではあっただろう。スクラムハーフが試合の終盤に不在になったことによって、センターの大西が球出しをやったりもしたのだが、本職が健在であれば、最後の長いプレーも違った結果になっていたかもしれない。

敗れはしたもののジャパンは人々の胸を打つ試合をした。こういう試合を見ると、W杯にはやはり出続けなければまずこの大舞台で試合ができないのだから、アジア枠の存続は不可欠だと感じる。そして、難しいとは思うけどもいつの日かラグビーW杯を日本で見てみたいと願わずにはいられない。

第六届 橄欖球世界杯掲幕戰 阿根廷 17-12 法國

2007-09-09 13:34:04 | Weblog
ガンバの試合のない今週末は何を書こうかと迷ったが、先ほどJスポーツの再放送で見たラグビーW杯の開幕戦を選択。Jスポーツプラスに加入していなかったので、この再放送を待たざるを得なかった。アルゼンチンがここ数年割と相性の良かったフランスが相手とはいえ、地元開催に向けて準備してきたフランスを破っての代金星を挙げた試合の結果は知っていたが、改めて映像で見てみると面白い試合であった。

開始早々からキックでフランスのディフェンスの背後を突く戦術。フランスのFBエマンスが無難にドロップアウトを選択していればどうということはない場面でも、カウンターをインゴールから狙おうとしてピチョットに足元をすくわれたところから、この試合はどことなく違う雰囲気を漂わせた。その後エマンスがインゴールでもフェアキャッチを選択してしまうくらいだから(ドロップアウトの方が良かったのだけども)、どうもフランスには地元開催の硬さが見られる。スクレラのキックもあまり良くない。逆にアルゼンチンはPGで着実に得点を重ね、おまけにフランスの横パスをインターセプトしてトライに結び付けて前半だけで17点をもぎ取った。

後半に入るとフランスが怒涛の攻めを見せるものの、アルゼンチンのディフェンスの出だしが早く、またきれいにタックルを低く決めてくる為に、フランスは押し込みながらトライが取れない。途中でシャバルのようなぶちかまし系の選手を投入してポイントを作ろうとするものの、そのシャバルに対しても低いタックルが決まるし、抜かれてもアルゼンチンの選手らは自らの手を相手の足に掛けてバランスを崩させてしまう。本来こういうプレーをジャパンはやりたかったんだろうけども、豪州戦でそれがどのくらいできただろうか?豪州戦の結果を体格差があるのだから仕方がないで片付けているくらいなら(本来それを前提でやっているわけだから)、最初からW杯なんか出場を辞退してしまった方がいい。もしかすると、次回以降アジア枠がオセアニア(サモアやトンガなど)・北中米あたりと統合されてプレーオフなんてことにもなりかねない(実力を考えるとそれが妥当かもしれないが)。IRBはFIFAと違ってアジア市場をあまり重視していないようだし。

話を開幕戦に戻すと、勝敗を決めたのは、緊迫した試合展開によくありがちな、プレースキッカーの出来。フランスはスクレラがイージーな位置で外したのが大きく響いた。ミシャラクのキックは少し難しかったかもしれないけども、どちらかと言えばスクレラが決めて15-17ぐらいのスコアであれば、最後押し込んでドロップゴールで逆転というお膳立て(スクレラに代わって入ったミシャラクの方がロングキックが安定している為に十分可能)できたかもしれない。逆に言えばそれだけ12-17となった時点での5点差というのが効いていたのだろうけども。

ともあれ、フランスのいるグループはアイルランド・アルゼンチンと合わせて、3つ巴の混戦模様となってくるだろう。その中でカギを握るのが、アイルランドとアルゼンチンとの対戦ということになってくるが、開幕戦の結果を見る限り一概にアルゼンチンの1位通過というのも断定しにくい。アイルランドは今年のシックスネーションズで見た限りではフランスに次いでいいチームだと思う。こうなったらJスポーツプラスに加入して生中継を見ることにしよう。

J聯賽第24輪 浦和紅寶石 0-1 大宮松鼠

2007-09-06 00:33:37 | サッカー全般
先週末名古屋での試合のハーフタイムに、先に試合が行われていた埼スタの試合の結果を知った。浦和が負けたという。そこで、大宮がどんな形で浦和を破ったのか興味があったので、先ほどJスポーツでの再放送を見終えた。感想であるが、90分間ただただ、徒労に付き合わされたという感じだったと言えばよいか。浦和が負けたのが嬉しいとかいうよりも、その内容の乏しさに、ただ見るのが疲れたという気持ちの方が強い試合だった。

大宮が引いて守っていた為になかなか攻め込むスペースがなかったと言えばそれまでなんだけども、何しろリードされてからの浦和の攻撃に芸がなさすぎる。後半25分を過ぎた辺りからひたすらパワープレーのオンパレードって・・・しかも殆ど闘莉王目掛けて放り込んでいるのだが、彼が終始マークされ続ける状態であるため、いくら頭で合わせても決まらない。残り時間が10分を切ったところからそれをやるのはまだ判るけども、これを20分以上も見せられるんだもんなあ。闘莉王が上がってしまったら結局はこうなってしまうのか?大宮の決勝点にしても闘莉王の上がり目のところをレアンドロに突かれたようだったから、彼のオーバーラップが全て攻守において裏目に出てしまったと言えるのではないだろうか。

むしろ、後半30分過ぎ辺りに、大宮の敵陣深い位置でボールを奪って仕掛けた素早いカウンターの方が、浦和の持ち味が出たいい攻撃に見えた。引いた相手を崩す為に、前でボールを奪って仕掛けるという戦術があるし、恐らく浦和のゲームプランにもそれはあったとは思うけどもこの試合では前線からのプレスががあまりできてはおらず、むしろ前半は大宮にポゼッションを握られて最終ラインを下げてしまうような傾向にあった。引いてくる相手をいかに崩すか、という課題は(特にホームゲームにおいては)クリアされていないし、今日の大宮のような試合運びを他チームにやられると埼スタではまだまだ勝ちきれない状況が続くかもしれない。

それともう一つ言っておきたいのが、都築が警告を貰った時の彼の行動である。桜井と堀之内が競り合って、桜井がファウルを取られた時に、都築が桜井に対して詰め寄っていった場面がそれなのだが、彼はキレ過ぎないだろうか?そして負けている時にそれで時間をかけすぎていないだろうか?A3でモタに対して威嚇するかのように、モタに何か言ったのもそうだが、彼のやっている威嚇は火種を撒いているだけというような気がする。相手にナメられないようにするという計算でやっていることなんだろうけども、個人的にはあまり感心しないね。

J聯賽第24輪 大分三神 4-1 甲府風林 ~9.29は生涯最後の大分戦!

2007-09-02 22:17:04 | サッカー全般
先ほど日曜日の試合をCSのTBSチャンネルで見終えた。前回小瀬での対戦ではは自らのスタイルを貫いた甲府が勝ったのに対して、今回は甲府のパスサッカーを警戒してマークを終始ずらさなかった大分が逆に守り勝った試合。

だが、甲府に先制された時は、また大分の悪いところが出たな、とも思った。早いリスタートから右サイドを抉られてクロスを上げられて甲府のラドンチッチに決められた。この時深谷がマークには付いていたのだが、高さでラドンチッチが上回った為に頭で決められた場面だったが、はっきり言って序盤に不必要な失点をする癖が直っておらず、集中力を欠きすぎる。

ただ、大分にとっては望むような形で前半2点を入れて逆転することができた。セットプレーから高橋が頭で入れて同点。その後梅崎が敵陣深い位置でボールを奪い、ドリブルで切れ込んでシュートを決めて逆転。こうなると大分が守りを固めて高松のカウンターという戦術が効いて来る。この日の高松は今年自分が見た中では一番いい。彼が前線でキープし、相手からファウルを貰うことでリスタートからの攻撃を組み立てることができる。彼が自ら入れた3点目なんて1回フェイントを入れてからの技ありシュートで、高松がまるでマグノのように見えたではないか。4点目だってロングボールを収めようとして、甲府のDF池端に引き倒されて、PKプラス池端の2枚目警告=>退場を引き出したんだから、私が選ぶ本日のMOMは彼だ。

甲府は後半ラドンチッチの高さを生かすべく、彼をターゲットにしてどんどん放り込んで来たが、大分が1失点目を教訓として身体を上手く寄せていたためにラドンチッチのシュートには精度を欠いていた。須藤や山本を投入して前線に選手を増やして攻勢に出たのであるが、この日は茂原が出場停止によるブランクが長かったせいか本来の運動量がなく、途中で消えていた。ただ、10月にガンバは甲府と万博で対戦するが、彼らのパスサッカーはある意味大分よりは要注意である。

大分であるが、今日のような戦い方が出来れば結構イヤらしいチームではある。トリサポの間でシャムスカはもうアンタッチャブルな存在ではなくなって来ているとは聞いているが、基本的にこの人は残留させることに関しては手腕を発揮できる人であるし、この人の戦術がハマれば、人はそれを「マジック」と呼ぶ。同時に、それがハマらなかったらこの人は一体何考えとんの、と訝られるんだから監督とは因果な商売だと思う。難しい判断だと思うけど、この時期高い違約金(ちなみに彼の年棒は推定1億で、ウチのカントクより高い)を払って別の、手腕が未知数の誰かを連れて来るよりは、シャムスカに最後までやらせるのが現実的な判断かもしれない。ただまあ、采配が当たらないこともあるから(先日の千葉戦みたいに藤田をCBに起用したという博打もあった)、今季は勝ったり負けたりということを繰り返しているのであるが・・・

大分は今後どうなるのか?このチームは今年は連勝して波に乗るということが出来ていない。この日も見たところ右サイドを開始から甲府に狙われていたが、この穴が修正できていない。ウチとの直接対決においては安田や家長には深谷が受け持つ右サイドがズタボロに引き裂かれてしまうだろう。まあ、それでもこの日のように大分らしさを取り戻して万博に来てくれれば少しはいい勝負になるかもしれないのでせいぜい精進してくれ給え。もっとも高松はシジクレイ相手にはファウルはもらえないだろうし、セットプレーからの得点だって難しいだろうけどね。

まあ、最強のガンバをこの目でしっかり見たかったら、トリサポの皆さんは是非万博へいらっしゃい。大分の応援で万博へ来られるのはひょっとしたら生涯最後になってしまうだろうからこれを逃さない手はない。もっとも、皆さんの愛するクラブが目の前で虐殺される目撃者になるだけというのも可哀相だから、私はあまりお勧めはしないけどね。

J聯賽第24輪 大阪鋼巴4-1名古屋鯨八

2007-09-02 09:42:05 | ガンバ大阪
えー、試合を見る前に豊田まで足を延ばしてハンドボールの五輪予選を見に行ってきましたが、UAEのGKはパランパンでした(御挨拶)。おかげで瑞穂入りしたのがキックオフの30分ぐらい前でしたけどね。

さて、試合はというと、前週川崎に1-4で大敗したチームが一転して今週末は同じスコアで大勝。水曜日にガンバに1-5で大敗したチームが今度はホームとはいえガンバに大勝した川崎に4-1で圧勝。一体どうなっているのかと首を傾げてしまうのだが、前節での内容や結果を受け止めてキチっと修正したチームが今節勝ってしまうのだから、次の試合に日にちが空いてしまうサッカーという競技の面白さがそこにあるんじゃないだろうか。

この日の名古屋は前半ガンバがペースに乗り切れないうちに攻め込んでクロスを左右におりまぜてゴールに迫ったが、玉田のシュートが枠に飛ばずにディフェンスに当たって先制のチャンスを逃した。もしこれが決まっていれば、前節の川崎が強いられたのと同様に苦しい展開をガンバは背負っていたかもしれない。まあ、あれを決められないだけでなく(玉田は完全に消えていた)、後半も3バックに変更したガンバのサイドを再三抉ってチャンスを作っていたにも関わらず決め切れなかったのは今の名古屋の状態の悪さと言えるだろう。後半もペナルティーエリア付近でFKを得たにも関わらず早いリスタートを試みたのも、本田が出場停止でなければ有り得ないプレーである(前節本田が2枚目のイエローをもらった場面もBSのダイジェストで見たが、あれをシミュレーションと言うには厳しい感じがした)。

この試合でのガンバは決して本調子でも本来のスタイルを取り戻したわけではなく、連戦が続く夏場で選択した現実主義路線。攻撃は中盤でボールを奪ってシンプルに縦に出してバレーと播戸を走らせる形で得点を重ねていった。まあ、その中で播戸がコーナーでボールを受けてからドリブルで切れ込んで角度のない位置から楢崎の頭越しに放ったシュートは圧巻でしたな。

後半から352にしたのも、442を続けることでの運動量の負担を軽減する狙いがあったかもしれないが、やはり352にすると両サイドがどうしても攻められやすくなる。相手が名古屋だからこういう省エネが出来たのだろうが、再開後は本来のスタイルを取り戻さないとさすがに苦しいかもしれない。悪い時に結果を残せたのはそれなりに評価はするけども、ガンバが目指している理想は単に勝てばいいというものではないから、勝って兜の緒を締めよ、と言っておこう。

今回は理想を目指す長い道のりの中で、理想を達成する為に敢えて選択したリアリズムであったに過ぎない。代表で選手を取られて行く苦しさはあるけども、2週間の間にリフレッシュして、万博でまた強い姿を見せて欲しいとは思う。