大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第25輪 浦和紅寶石 4-2 廣島三箭 川崎前鋒 2-2 大分三神

2007-09-15 22:32:21 | サッカー全般
ACLウォッチングする身としては、中断明けの試合でACLに向けてどのような状態で仕上がっているかが気になるところ。ということで昼は浦和戦をCSのTBSチャンネル(関西の地上波では映らないため)で、夜はBSで川崎の試合を観戦した。

まずは浦和の方であるが、4点を奪うことができたものの、4得点は広島の守備が単にザルであったのに助けられた感が強い。1点目の田中達也のシュートだって、あれだけドフリーにして打てる場面なんて滅多に起こらないんじゃないだろうか。2点目のセットプレーにしても堀之内が折り返した時点で下田が飛び出していたから長谷部が余裕で流し込んだに過ぎない。まあ、長谷部ってこのゴール以外は本当に、ピッチにいたのか?という程度の印象なんだけどね。

リードを奪ってから浦和はリスクを減らして自陣で人数を掛けて守るのはこのチームの試合では毎度恒例のことだから驚かないが、これだけラインが下がってしまってホンマに大丈夫かいな、と目を疑ってしまう。まあ、前でプレスを掛けられないからラインを上げられないんだろうけども、こんなに下がってしまうと、ACLなんかでは前で仕掛けられてファウルを取られてイヤな位置でFKを与えてしまわないかとか、バイタルエリアを空けてしまってミドルでズドンと打たれないかとか、サイドを抉られてクロスを簡単に上げさせられないか(事実駒野にはそれを許していた)が気になっていたら案の定ウェズレイにミドルで1点返されてしまった。ただ、浦和にとってラッキーだったのが、今日のウェズレイは決して調子が良かったわけではなく、前後半でそれぞれ決定的なシュートを外していたことであった。

また、後半ロスタイムに佐藤が倒された得たPKも自分が見ても結構怪しい感じがしたのだが、主審西村お得意の帳尻あわせ、という感じがしなくもない。ウェズレイが後半基点になってポストプレーで倒されたのを流していたお返しだったかもしれない。そのPKを狙いすぎてポストに当ててしまったのだから、今日の試合なんか彼にしてみれば、なかったものとしたいんじゃないだろうか。

結局浦和が終わってみれば4-2で勝ったものの、暑さのせいか、動きが重く、選手たちに疲労が見られたため、この試合では省エネモード。水曜日のACLは大丈夫かと、気になるところだが、今度は夜の7時半から埼玉で行うため、条件は今日よりはかなりいい。まあ、あとはどの程度疲労が回復しているかであるが・・・

もう一試合の川崎vs大分戦。前半はお互い裏のスペースをケアしあっていたせいか、静かな立ち上がり。大分の守備はかなり良くなり、エジミウソンやホベルトが中村に張り付いていたため、中村からジュニーニョへのパスが封じられてジュニーニョの前半のシュートがゼロ。後半暫く大分がボールを支配して攻め込むも川崎がうまく凌ぎ、カウンターを仕掛けて来る。ジュニーニョもこういう展開ならボールを持って正対し、シュートを打てるため非常に怖い存在となる。

しかし、均衡を破ったのは大分の方で、中村が攻め込んでいた為に逆にフリーで攻め上がったエジミウソンが高松のクロスを受けて、相手をかわして落ち着いて決める。こうなると大分はドン引きで逃げ切り体制に入るのだが、ハーフウェイ付近のFKから素早いリスタートで前に出されて、藤田がこぼれ球をジュニーニョに粘られて取れず、最後大橋に決められた。これで大分の勝ちはないかと実はこの時点で思っていました。ここで梅崎を下げてしまったのが痛いな、と思っていたんだけども、その梅崎に代わって入った西山がミドルを決めて再び勝ち越したのだから、サッカーは本当に判らない。

ただ、勝ち越した時点で大分が逃げ切る体制に再び入って、サイドを捨ててでも中央でブロックを形成して守っていたのだけども、少しイヤな予感はしていた。それでも下川がこの試合結構当たっていて、フランシスマールのシュートも防いでいたから、下川降臨で守りきれるかと思っていた。だが、ロスタイムに大分が3枚目の交代カードを切り、鈴木慎吾から三木に代えたのは正直疑問だった。時間稼ぎの交代はいいとしても、それならロスタイムに入った直後に、ピンチでない場面で行うという手もあっただろう。鈴木が下がったことによって、彼のトイメンだった井川(森の交代で入っていた)に同点ゴールを決められたのは何とも皮肉な話。アウェーで川崎相手に引き分けなら悪くはないのだろうけども、勝てる試合を引き分けたということも事実。ここで失った勝ち点2が終盤の残留争いでどう響くだろう?失点の起点がいずれもセットプレーで集中を欠いていた場面であったのが気にかかる。まあ、29日の対戦では、ウチ相手にはもうラッキーは起こらないということを教えてあげよう。興味があるんならトリサポの諸君は大阪へいらっしゃい。

逆に川崎はこれからイランへ向けて出発するのであるが、丁度万博でガンバに終盤追いつかれて引き分けた後に韓国へ行って全南に勝った時と流れは似ている。セバハンというチームは全く未知数ではあるが、今日の試合の結果がいい方向に繋がる可能性はある。ただ、このチームは先制されると苦しいだろうな・・・